いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

ベートーヴェンピアノソナタ第5番第2楽章の出だし (ベートーヴェンのソナチネ第5番)

2011年02月05日 | ピアノ・音楽
 昨日から更新回数が多いですね。。。(汗)このテーマは今のうちに書いておこうと思ったのですよ。

 ベートーヴェンのソナチネ第5番第1楽章、もしくはモーツァルトピアノ協奏曲第27番第2楽章に近い出だしの曲シリーズ第3弾は、今練習中のベートーヴェンピアノソナタ第5番第2楽章の出だしであります。左の楽譜はハ長調に移調し、装飾音も含め演奏する通りに書きました。右は原曲の楽譜です。確かに4分の2拍子でリズムも異なっています。しかもこの曲は音に厚みがありなんと5声になっています。しかし、赤い丸で囲んだところは他の2曲と全く一緒で、あきらかにⅠ→V7→Ⅰの動きになっています!まるで示し合わせたような類似性です。ちなみにベートーヴェンピアノソナタ第5番第2楽章は、1796~1797年(PTNAピアノ曲事典より)に作られました。ソナチネ第5番より先です。そしてモーツァルトのピアノ協奏曲第27番より5年後です。ベートーヴェンはこの曲を作る以前に、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番を聴いていたのでしょうか?それともまったく独自にこのような出だしを思いついたのでしょうか?いや、このⅠ→V7→Ⅰ、そしてV7のところには音数が増えたり装飾があったりするような音の動きはモーツァルト以前からあったのでしょうか?開始部としては?テーマとしては?曲の一部としては?この音の動きを最初に考えた人は誰だろう、という疑問まで湧いてきそうです。
 出だしに限って言えば、ちょっと極端かもしれませんが、バッハのインヴェンション第1番の出だしや、ハイドンのソナタHob.XVI:36(これは短調ですが、音の動きがなんだか似ています。)からもそういう雰囲気が感じられます。ちょっと行きすぎかなあ?出だし以外だったら限りなくありそうです。面白いです。

 しか~し、練習のほうは。。。甲羅から頭が出ていない亀のごときであります(汗)ソナタ第5番の第2楽章、最後の5声のところが美しいのですがなかなかなのであります(^^;発表会が終わって一週間。長かったような気がします。これからですね。がんばります。

横須賀

2011年02月05日 | 気になる場所、風景
 横須賀に電車で行ってきました。はじめて横須賀の街を歩きましたが、東京や横浜ほど混雑していないものの、雑然としていて庶民的で親しみやすい雰囲気でした。米軍の人たちにも多く遭遇しました。
 主要な目的は横須賀バーガー。一度は食べておかなければ、と思ったのです。行った店はTSUNAMIという横須賀バーガーの走りともいえそうなお店で、入口には大きな鉄人28号がポーズをとって歓迎してくれています。中は厚い木でできた机が置いてあるアメリカンな雰囲気。頼んだのは二人ともチーズバーガーの4分の1の大きさのもの(2分の1のはとても大きいような気がしたので)。いや~美味しかったですよ。頼んでからお肉を焼くからでしょうか、ハンバーグがとても香ばしく感じられました。ケチャップは自分でかけるようになっているのもいいです。ケチャップをつけずに塩味だけで食べてみたのですが、これがまたいけました。ハンバーガーにここまではまるとは思ってもいませんでした。
 店内はMTVがかかっていました。店内でかかっていた、FUNKY MONKEY BABYS の「あとひとつ」がよかったです。よく耳には入っていたものの、誰の曲か今まで全くと言っていいほど意識していなかったのですがいい曲だと思いました。ちなみにyoutubeの動画と店内でかかっていた映像とは全く一緒でした。最近なぜか神奈川地区では「巨人の星」(あの古い番組です。こんなに強烈な内容だとは思いませんでした)の再放送をしていて、野球が身近なものに思えてきていたので、映像も親しみがわきました。

あとひとつ FUNKY MONKEY BABYS
 

画力

2011年02月05日 | お絵かき
 二人で一つの作品を描く兄弟ユニット画家、フジヨシ・ブラザーズが百貨店の催し物会場で絵を描きました。ライブ・パフォーマンスというのですね。筆で、チューブで、ローラーで、ラップで、粉で描いていました。
 横浜上大岡にある京急百貨店の7階で、8日まで「一枚の絵」という絵画雑誌にちなんだ絵画展を行っています。「一枚の絵」は父が好きな雑誌でした。

モーツァルトピアノ協奏曲第27番第2楽章K.595の出だし (ベートーヴェンのソナチネ第5番)

2011年02月05日 | ピアノ・音楽
 ピアノ協奏曲にはくわしくないのですが、モーツァルトの20番以降のピアノ協奏曲は好きでよく聴いていました。そしてこの27番は最後に作られたピアノ協奏曲。それ以前のピアノ協奏曲よりも音が少ないため、初めて聴いたときはあまり印象が強いものではありませんでしたが、繰り返し聴いているうちに、好きになりました。達観したというか、ぞっとするぐらい透き通った感じで、長調なのになんだか寂しいのです。そして第2楽章。この曲をあらためて聴いたときはひっくりかえりそうになりました。一音一音の密度がとても濃くて無駄がまったくないのです。こんなすごい曲は滅多にない、と思いました。妖精が天上からひらひらひら。
 しかしこの27番第2楽章を聴いてびっくりしたのは、それだけではありません。昔に習った別の曲を連想したのです!それがあの、ベートーヴェンのソナチネ第5番第1楽章の出だし。ピアノソロの出だしがほとんどそっくりです。もちろんそのあとは違うのですが、こんなに似た曲があっていいものだろうか、と思いました。(しかしこの27番2楽章はこのテーマが反復されていて、ベートーヴェンのソナチネ5番よりも登場回数が多いです)作曲者も違うのに。ちなみに図の楽譜はモーツァルトピアノ協奏曲第27番の第2楽章です。左半分はピアノハ長調に移調したもの、そして右はモーツァルトの曲の無料楽譜サイトからダウンロードしたスコアです。リズムは微妙に違いますが、Ⅰ→V7→Ⅰの動きは明らかです。
 私が出会った順はベートーヴェンのソナチネ第5番→モーツァルトのピアノ協奏曲第27番ですが、ベートーヴェンのソナチネ第5番の楽譜が出版されたのは1830年(PTNAのピアノ曲事典)、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番が作られたのは1791年(PTNAのピアノ曲事典)なので、モーツァルトのほうが先です。まったくの憶測にしかすぎないのですが、ベートーヴェンのソナチネ第5番がベートーヴェンの作品かどうか疑われている原因のひとつには、このテーマの類似性も含まれているのではないか、という気もしています。

モーツァルト ピアノ協奏曲第27番第2楽章 演奏 大谷真美子



 そしてこのような出だしで始まっている曲は他にもあります。とても似ているのがあと一つ、ちょっと似ていそうというのも含めたら、たくさんになるかもしれない、という気がしています。