オヤジの愛用の和包丁3本
奥から柳刃、薄刃、小出刃
昨日は昼頃から雨が降り、特にやる事が無かったので包丁の手入れをした
この和包丁は、亡くなったオヤジの親父の形見
親父が亡くなった時に、
兄弟で唯一親父と同じ左利きのオヤジに義姉から形見として譲り受けた
理由あって出刃包丁は今では無くなってしまった
いつも、この和包丁を使うと料理をしていた親父を思い出す
包丁には文字が刻印されており『堺秀岳 海山』とある
『堺秀岳』は、大阪の堺の包丁メーカーの物だったらしい
『海山』は、オヤジが小学生の頃に親父が営んでいた飲食の店名
当時から親父が使用していた和包丁は40年以上前の物だ
今でもオヤジが魚をさばく時はこの包丁で調理する
そんな親父の和包丁を、何時しか暇さえあれば手入れするようになった
40年も経過しているので、所々錆が出てしまっている
その錆を耐水ペーパーで丁寧に錆を綺麗に落として砥石で研ぐ
何故か刃物を研いでいると、嫌な事が忘れられる
研いだ後に切れ味を試すと気持ちがスーっと晴れる
いつしかストレス解消のひとつになっていたのかも?
物を大事に使うこと
それの手入れを怠らないこと
それらの事を継続すること
これからも、そんな気持ちをもってどんな道具にも接していきたい