大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

余生を蘇生させるインプラント

2009年04月09日 | 日々のインプラント臨床の話
悲しい事実です。
ある老婦人の話で、その患者さんはインプラントを望みながら、旦那さんが首を縦に振らず、結局その方が入院の羽目になってしまいました。

元々足が悪い方ですから、そのまま寝たきりになってしまう可能性がかなり高いと思います。
そうなるとその方は総義歯でしたので、骨とか歯茎が痩せ細り、とてもじゃないですが噛めない悲惨な状況に陥るでしょう。

勿論総義歯での治療での対応も可能ですが、寝ている方の治療は物凄く難しくなり、まともな治療が受けられるのかどうか、とても不安です。

そうならない為に、私はその方にインプラントを下顎の前歯に少しだけ入れて、それを支えとする治療を提示していました。
患者さんご自身は望んでいたのですが、ご主人が納得しませんでした。
幾つまで生きる気なんだ、と聞いていると悲しくなるような科白を言われてしまって、けんもほろろだったそうです。

その患者さん自身が後々の事まで考えて、今治療する価値を理解し、望んでいたのに出来なかったのです。
鬼娘同様、鬼夫です。

実に悲しい。
もう元気にステッキをついて通って来られる事はないのでしょう。

余生こそ充実させる、蘇生させる、それが可能なのがインプラントです。

体が無理が効かなくなってしまったら、もう何も出来ません。
衰えて行くのに任せるしかないのです。

この鬼夫の方、世話してくれる女房を失ってしまっている訳ですから、この鬼夫自身の余生も今後は暗くなる事でしょう。
実に残念です。

余生を蘇生させる、それが出来るのが食べる機能を回復させられるインプラントのお役目なのです。
もっともっと正しい周知をして行かねば、と心を新たにする私です。

最後に一言、他人の痛みに鈍な方は、その報いを必ず受けるのです。
お気を付け下さい。