大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

患者さんの為、身体に優しい腫れない痛くない低侵襲手術を、更に追求します!

2018年06月08日 | 日々のインプラント臨床の話





誰も手術されるのが好きな人はいない、と思います。

実はする側である私も、手術するのは好きになれません。

業界の中には、手術大好き!と公言する方もおられますが、私は人や身体切り刻んで、切ったり貼ったりするのは、生理的に嫌ですし、怖いです。

決して、大好きと公言される方を責めるつもりもありませんし、人の好き嫌いはその人の好みなので、それでも良いと思います。

ただ、正直に言って、私は怖い、何があるのか分からない、と恐ろしいのです。

だから、もの凄く慎重になりますし、大丈夫か?これで良いのか?と術中自問自答しながら進めます。

安心できるために、大きく見える拡大鏡使いますし、自由さが欲しいので、私には拡大鏡手術しかできません。


この患者さんは、親知らずの症状が出始めて、それはそれは周りに脅かされ、腫れるよ痛いよ、と言われていました。

まあ、それは一般的に事実なので、仕方ない面もあるかと、思います。


でも、余りに脅かされると、当の患者さんは手術受ける勇気がドンドン萎んで、何とか逃げようと考えるようになると案じられます。

それで、患者さんは本当に幸せになるんでしょうか?

いつか、本当にもう大変な炎症になってしまったら?

その責任は、周りの方は取れるのですか?


決して取れませんよね。


だから、必要以上に面白おかしく脅かすのは、本当に止めて欲しいです。


何故なら、私ならこうして腫らさず痛がらせず抜けますから。


周りの方は、そう言う歯医者に出会ったことがないかも知れませんが、ここにちゃんとそう言う歯医者居ますので。


私は、患者さんの真剣な悩みを聴かされ、本当に腹が立ちました。

無責任に囃す周りの方に、です。

だから、私に任せて下さい、全力尽くして、周りの方の鼻を明かしましょう、と励ましました。

そして、患者さんは勇気振り絞って頑張りました。

とてもエライ、と思います。


手術の翌日。

写真のように腫れてませんし、痛みも殆ど大丈夫、と微笑んでくれました。


良かった良かった。


さて、その後周りの方の反応ですが、何とスルーと言うか、拍子抜けと言うか、運が良かったのね、とかだったそうです。

私はやったね!とガッツポーズ、でした。


確かに、今なお業界の一般常識は、下顎親知らず抜歯は腫れて当たり前、痛いのも1〜2週間すれば大丈夫、と言うものでしょう。


しかし、それで良いのでしょうか?


私はそうは思いません。

辛いのは患者さんなんです。

手術した者が、その痛み腫れを引き受ける、と言うなら、誰が手術するでしょうか?

多分誰もしないでしょう。

仕方ない、そういうもの、と言うのでは、所詮他人事なんだ、と私は感じます。


私はそう言う外科医にはなりたくない。

自分の身、として感じて差し上げ、嫌なことを減らすために極限まで頑張る外科医でありたい。


だから、私はこの道をひたむきに追求し続けて行きます。

6月7日(木)のつぶやき

2018年06月08日 | Weblog