総義歯に苦手意識を持たれてる歯科医師の先生は、意外な程多くおられます。
その原因の一つに、形を体得されてない、と言うことがある、と思います。
下顎の総義歯が難しい、と言われることが殆ど、と言っても良い、と私は思ってます。
顎の骨が吸収して、顎堤が平らになってしまうと、どんな形にすれば良いのか?と悩んでしまうのです。
本当は、下顎の総義歯は、顎堤の吸収の度合いに関わらず、特定の形を呈するのですが、そこの見極めをなかなか修得できないようです。
私は、幸いお師匠さまに恵まれて、しっかりと仕込んでいただき、有り難いことに免許皆伝を賜りましたので、総義歯の形を造るのには自信があります。
写真で上げてますが、下顎の総義歯がとても良く適合しているのが写ってますよね。
これ意外に難しいことで、公的にここまでピッタリな状態の写真を公開してる先生は、それほどいません。
総義歯が分かる先生は、この写真を見れば私の腕前が本物である、と分かると思います。
総義歯の形を修得していて、内面の適合と噛み合わせがしっかりと合ってること、を証明している写真だからです。
有り難いことに、私は28歳の終わり頃に免許皆伝を賜りました。
それから、臨床経験を積んで今に至ります。
お師匠さまには、いくら感謝しても足りません。
お師匠さまに恩返しはできないので、恩送りとして、悩まれてる先生のために、私なりの解答を公開させていただきます。
総義歯は形。
お師匠さまから授けられた言葉です。
皆さまにお役に立てば幸いです。