すれ違い咬合にインプラント用いると良いとよく言われるが、高齢者になってカリエスで天然歯がやられると、今度はインプラントのすれ違い咬合になり、対合を傷付けたりしてしまうので、どこかでインプラント同士の咬合関係にして置くのが良い、と私は思っています。
天然歯はカリエスにやられますので。
特に介護現場で問題になりつつあるのは、この手の治療なのでは、と考えています。
失礼ながら、介護現場では歯冠が噛み合ってくれてれば、それがインプラント支台なのか天然歯支台なのか、は判別できないだろう、と思われます。
インプラントは、カリエスには絶対なりません。
恐いのは、補綴やアバットメント、インプラント体が力で壊されることと、いわゆる歯周炎のような状態で骨歯茎が炎症起こすインプラント周囲炎です。
口腔内に関心が高く、清潔にメインテナンスし続ける方は介護期間が短い、自立自律できてる期間が長い、と分かっています。
ここの所の本当の情報を大きく広報して、健康寿命をその方の寿命にできるだけ近付けられるのが歯科なのだ、と知らしめるべきと思います。
そして、その意味で、インプラント治療は本当に意味のあることだ、と主張します。
介護にお金使うなら、歯科治療をしっかりと受けてできるだけ元気でいられるのって、とても意味意義のあることでは?と思います。
何とかなるさ、で何ともならないで、介護で多大なお金の負担が家族に及び、惨めな状態になって亡くなる人生を選ぶのか?元気なうちに歯科治療に使って長く健康で幸せな人生を生き抜くのか?なんです。
同じお金使うなら、自立自律で元気で過ごせることに使いませんか?と私は思います。
戒名、棺桶、お葬式とかにお金使っても、亡くなられた人の幸せな人生の為になってるの?とも申し上げます。
長生きのリスクをどうマネジメントするのか?
よくよくお考えいただきたいです。