誰でも生きていれば高齢者になります。
そして、平均で女性は13年、男性は9年介護人生を送って亡くなられています。
介護になると、段々食形態は落ちていってしまいます。
簡単に言えば、健常人が普通に食べられている食事が取れなくなり、ペースト状にされたりして行く、と言うことなんです。
ご存知かも知れませんが、誤嚥性肺炎は高齢者の死亡原因の大きなモノです。
これらは全て咀嚼機能、嚥下機能の低下によるモノなんです。
それらをいつまでも失わないようにすることが残念な介護人生を送ることになるか、幸せな余生を送れるのか?の分け目になるのです。
咀嚼機能、嚥下機能。
それらは、歯の機能と舌の機能と言い換えられます。
オーラルフレイル、サルコペニアと言う概念を知って下さい。
この本を読んでいただくことは、とても良いと思います。
これらの問題に対して、私はやはりしっかりと噛める口腔機能を健康なうちにできるだけ高めておく、それを維持できるようにする、が良いと考えています。
困ってから何とかする、と言う対応では、間に合わなくなって大変な老後人生を迎えることになってしまうんです。
歯科治療は、ちゃんと治せばコストパフォーマンスにはとても優れている医療です。
特に、インプラント治療を適切に行なって置くことは、口腔機能の向上、維持に有効だ、と明言します。
私はかつて介護業に関わっていました。
そして、本当に失礼なのですが、あれは食事ではない食餌だ、と嘆いていました。
そんな人生を締め括りの時に送って欲しくないのです。
それには間に合うこと、健康な時にできるだけ機能を高めて置くこと、だと思います。
なかなか死なないのよ…と嘆く人生なんて送らないで欲しい。
それを理解して、行動して下さい。