午前中は地区の環境美化運動があり、道路脇の草刈りや樹木の伐採を済ませてからの出撃。11時を回っていたのでコンビニでおにぎりを2つ購入して、車で食べながら新東名に乗る。
左岸駐車場は12時過ぎに到着。餌釣りの人の車が5台ほどある。私はまずは昼寝をして、13時過ぎから支度をして、右岸に入る。
白いロングモップをつけて、いつもの浮き釣りである。対岸の飛ばし浮きのおじさんは釣れているようで、活かしビクのオレンジ色のフロートが見える。
一投目から気持ちよくラインがスルスルと延びる。狙いは真ん中の流れだ。
小一時間して、ふと気付くと浮きがない。合わせると乗った。ラインをたぐるとたしかに抵抗がある。重いが、あっという間に脇を通り過ぎて下流に移動する。速い。強い。
これはすごいと思いつつ、今度は魚が上流に走る。すごいスピードだ。潜ったままなので姿は見えないが、これは本命のニジマスに違いないと確信する。泳ぐスピードが半端ない。
まずい、ティペットが先々週のものだと気付いたときからファイトがぎこちなくなった。そして魚が岩の間を走り出した時にフッと軽くなっってしまった。
やっぱり切れた。ラインブレークだ。リーダーとティペットとの結び目で切れていた。
HRくんがラインブレークでバラした時に、「バカモノ」と言ってしまったが、それがそっくり自分に返ってきた。
一番やってはいけないミスをしてしまった。古いティペットをそのまま使うなんて、天竜を舐めているとしか言いようがない。
これでは勝負にならない。掛けてしばらくは首を振っていたので、多分ニジマスだと思うが、その強さ、スピード。まさに求めていた奴だ。
延竿ではなかなか取れないだろう。きっと餌釣りのラインがたくさん口についているだろう。
ひょっとしたらメーターオーバーの鯉の可能性もあるが、あの走りのスピードはニジマスだと思う。
古いティペットを使っていたら切れる可能性があると思わせるくらい強いやつだった、本当にすごい奴だった。
そして切られてしまった。熱くなってしまいますね。こんなすごいやつとは八千穂レイクでもめったにお目にかかれない。取れないのじゃないかと不安になるなんて、本当に魚のするがままに翻弄されました。
こんな好敵手に出会えたのに、なんてこった!!
狙っていた中央の流れで、狙い通りに掛けたのに・・・。後悔しかありません。勝負のできるシステムが必要だ。
しばらく未練がましく同じ流れを流すが、当たりは出なかった。
一度、中央の大岩に移動したあと、鉄板ポイントに入ったとき、流し終えた時に浮きが沈んだ気がした。合わせたが、なんの手応えもなくフライが返ってきた。
だが、直後に60はあろうかという大きなニジマスが、鮮やかな虹色のレッドバンドを見せてジャンプした。今度は合わせ損なったのだと思う。
私のフライを追っていたが食い損ねたのだろう。今度はティペットが新品だったが、残念だ。
二度のチャンスをものにできませんでした。駐車場に着いた時に5時の時報が鳴りました。
あのすごいやつと再び対戦したいものだ。
PS. グーブログが終了になるので、移動先を検討しています。うまく移動できるといいのですが・・・。