今シーズンは、そうそうにガッサラで釣が出来なくなり、中島オンリーで修行に励んだ。
そのために私がしたのはまず瀬の釣りを封印すること。瀬の釣が大好きな私が瀬の釣りを止め、止水域(中島には本当の止水域はないが・・・)でのルースニングを極めることにしたのだ。当然、アウトリガーの釣も封印した。今では流れの早いところや流れの複雑なところを嫌って、流れが緩やかでいかにもニジマスが付きそうな所を選んで流すようになった。
それにはなんといっても絶好のお手本、サミーさんの影響が大きい。サミーさんが釣る場所を真似、フライを真似、マーカーも真似て、タナも真似た。本人がほとんど公開しているのでだれでもまねできるのだが、その効果は絶大であったと思う。
とにかく良型に出会う機会が増えた。取り込んだ数よりばらした数のほうが多いのは別の問題であるが、天竜川で少しは遊べるようになった。当りもなしの坊主というものがなくなった。
放流直後だけでなく、誰の竿もほとんど曲がらないような厳しい日に当たりが出るようになった。むしろ、そんな日のほうが面白いと感じられるようになった。今では放流直後は、人が多すぎて入る場所が無くてかえって釣れないと感じている。放流直後は敬遠したいとさえ思っている。
来シーズンの課題は、なんと言ってもラインブレーク。岡さんにも「もったいない」と言われたけど、確かにもったいないバラシが多すぎる。サミーさんは魚を掛けるのも上手いが取り込むのはさらにうまい。0.8号で強引とさえ思えるのだが、リールファイトはせず、ラインを手繰ってあっという間にネットに入れてしまう。この真似はとうてい出来そうも無い。
天竜での当りは一日に一度あるかどうかという日が多い。その当りを確実にものにしていきたいと思う。まずは、慌てない練習からしなくてはいけない。何事もこれに尽きる。
緊張はしてもパニックを起こさない良い方法はあるかな?
来シースンの目標は「天竜を遊ぶ」である。お仲間も増えて実に楽しみである。