ノー天気で行こう

天竜川でのフライフィッシング

2010年9月19・20日 開田高原再び

2010-09-21 21:53:00 | Weblog
 金峰山を目指すつもりが、国道52号を昼間走るのはうっとうしいなと思い直し、開田高原なら高速で楽チンだと思ったのが大きな間違いであった。東名は岡崎あたりから渋滞、東海環状は事故渋滞で止まったり動いたりの繰り返し、中央高速も少々渋滞気味。そもそも、3連休に出かけるのが間違い。又、今回伊那まで北上し、権兵衛トンネルを使った。これはかえって遠回りで、開田高原着が14時30分になってしまった。
 霧しなそばで新そばが入ったというので850円を払って、ざるそばを食べた。私にはそばというものはこんなものでしょうとしか言えない。花猿亭のオムライスと同じ値段であるのは高いと思う。
 さて、そろそろ釣りの話。冷川の渓相に引かれて森林軌道跡を覗くが水量が多めでしかも谷のスケールがでかそうだったので、3時から入渓するのは遠慮しました。もう1本北側にある冷川の支流に橋のところからはいる。遡行は容易で水量も手ごろであった。ポイントごとに反応がある。楽しい楽しい。入渓して15分で一尾のイワナを手にしていた。藪沢なので振り込みに大苦戦、せっかくのポイントを何度もつぶしてしまう。バックキャストで木に引っ掛けたり、流しすぎて落ち込みの岩に引っかかったり、反応のよい割には釣果に結びつかない。一番の問題はやはりアプローチだろう。近づき過ぎて足元から逃げていく奴はなかなかでかい。次に釣れたのは真っ黒でカジカかと思ったぐらいだ。大きさもカジカクラス。
谷が開けて向こうに堰堤が見えた。今日の釣りはあそこまでと決めた。堰堤の手前に私の得意の瀬があった。周りの木に注意して、流れに乗せる。いいぞ。ここだ。出た。合わせた。腹がまっ黄色のイワナだ。約18センチ。サイズ的にはたいしたことないが、狙ったとおりに出ると気持ちのいいものだ。
 大きなプールのある堰堤で5時を回った。3度ほど当たりがあったが合わせられなかった。残念。2時間で3尾、反応はたくさんで楽しかった。
 一転して翌日はどこにいってもだめ。それぞれの沢が小さいので人が釣った後ではほぼ沈黙。きのうは、幸運にもたまたま竿抜けの区間に入ったのだろう。その下流を探ってみたが反応はなし。堰堤を越えてその上流は木が覆いかぶさってさらに釣りにくい。小滝の釜で一尾見に来ただけだった。魚はいるが振込みができなくては話にならない。
 冷川をあきらめて、前回よかった柳又地区にはいる。ひたすら流すが一度も反応がない。魚っけがなくなちゃったよ。もう、みんなが散々釣った後みたい。
 次に末川の上流を目指す。途中、熊出没注意の看板がある。土砂崩れのため通行止めのゲートの前に車を置く。この辺は熊さえ気にしなければどこでも幕営ができる。
 どこまでも延々とチャラ瀬が続く末川は、反応が一度あっただけで、もう集中力が切れていたので合わせることができなかった。気持ちが折れてしまったのでおしまいにしました。
 花猿亭でオムライスを食べるつもりが、ぺペロンチーノとブレンドコーヒーになってしまった。食い損ねたオムライスはまたの機会があればです。
 帰りの道は行きよりも大渋滞。6時間強掛けてへとへとになって帰ってきました。高原でいやされたのがどっか行っちゃた。三連休に出かけるのは考え物です。
 
 
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2010年9月12日 栗尾川 涼しい自然渓流

2010-09-12 21:42:03 | Weblog
 今年の夏は本当に暑い。週末ごとに避暑に出かけないとおかしくなってしまう。スソパはお金が掛かるし、潤井川は日陰がないので暑くてかなわんわいと、いつの間にか川根街道に車を走らせていた。となれば行き先は栗尾川。10年ほど前にはよく通った沢だ。
 途中、千頭の中電の前の温度表示が41℃となっていて、まさか本当ではないだろうと思ったが、実に暑い日であったことは確かのようだ。

 最初の入渓点に付く手前で林道が崩壊していた。路肩が10メートル以上にわたって崩れ一気に大井川に落ちていた。通行止めのゲートの前に黒いテラノが一台とまっていた。この時点で11時、先行者と林道ですれ違うかもしれないと思いながら出発。最初の入渓点からだとゴルジュ帯があるので年寄りは安全第一と次の入渓点を目指した。よく踏まれた踏み跡をたどって谷に降り立つ。ウェーダーにヤマヒルがひとつ付いていたのであわてて反対の足でそぎ落とす。やはり、人が山に入らなくなって獣の行動範囲が広がると一緒にヤマヒルもひろがるのだろう。以前には一度もヤマヒルを見かけたことはなかったのに。
 水量は多めで増水しているほうで笹にごりの状態だったのでアウトリガーで沈めてつりあがる。何もあたらない。大きな吊橋に出会うまで粘ってみたがさすがに当たりがないのでドライに切り替える。もちろんフォーム材を使ったやつだ。なんと一投目から当たりがある。
当たりはあるがなかなか合わせがうまくいかない。やっとのことでアマゴを一つ掛ける。15センチほどだが、今夜のつまみにとキープする。3メートルほどの小滝の手前で引き返す。あの大きな吊橋のところにはワサビ田があり、人が行き来しているのでヤマヒルは少ないだろうと踏んだのだ。引き返すときに12センチほどのイワナを釣るが放流する。食べる分には岩魚のほうがうまいと私は思うが、いかんせん小さすぎる。こんなにドライで釣れるなら最初からドライでやっていればよかった。2尾ほどばらす。先行者がいたせいか型は小さい。今日はこの辺で勘弁しておいてやろう。
 沢の中にいる分にはとても涼しい。沢の冷気と覆いかぶさる樹木のおかげで腰までのウェーダーを履いていても快適であった。ただ時々、下流の方から熱風が吹いて来て、下界はさぞかし暑いのだるうとおもった。
 吊橋のところから林道に上がるまでにヤマヒルを2匹、棒でこそぎおとす。林道に上がりきってヒルチェックをすると一尾取り付いたばかりだったのをそぎおとす。今回は被害はなくてよかったが、もうこの峪には来ないかもしれない。
 p.s. フライのほうが渓流竿で釣るより木が邪魔にならないと思う。

 
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2010年9月4日・5日 開田高原は暑かった

2010-09-07 22:21:54 | Weblog
 朝5時半に開田高原、西野川に到着。途中展望のよいところからピーカンの青空を背景に御岳がドーンと見えた。まるで日本のキリマンジャロだなと思った。
 素晴らしい渓相の冷川に魅了され、柳又地区に入渓する。水量も多く、水温も低い。ウェーダー無しでは冷たくて5分ともたない。
 今回はフライの師匠、N尾氏が一緒だ。開田高原がいいという彼の話に私が乗ったのだ。下流部では当たりもかすりもしなかったが、人しか通れない鉄橋をこえたところで師匠がビシッとあわせを入れる。結構取り込みに手間取っている、アマゴ相手に何をやっているのだろうと思っていたがネットにすくってみると尺近いという。最初からやられてしまった。
 私もドライに変え、日当たりのよい早瀬を流すと当たりがあった。一尾目はばれてしまったが、2尾目をなんとかゲットできた。手のひらサイズの小物である。
 師匠が小物のイワナをひとつ追加した後、また当たりが遠のいてしまった。
 それにしても暑い。高原の渓流は天然クーラーで汗もかかないはずだったのに、ウェーダーを履いているだけで暑い。後で聞いたら32℃あったそうだ。9月に30℃を超えるなんてことは初めてのことだという。避暑に来たはずがとんでもない日にあたってしまった。
 花猿亭というレストランの、オーナーシェフの木曾猿さんが言うには、日中はまず釣れない。イブニングに羽蟻でライズが取れれば・・・ということだった。
 私は基本的に真夏の日中に釣るのが好きだが、こう暑くては涼しい日陰で昼寝にあてるしかない。5時を過ぎてから今度は末川に出撃。よさそうなポイントには必ずと言っていいほどフライマンの車が停めてあった。空いているところを探して小学校の上の橋の下にはいる。やっぱり、薄暗くなると私は釣りに集中できない。やる気もなにもなくなるのだ。
 ライズは始まっているが、私はボウズ。師匠は8寸クラスのイワナを何匹かあげたという。今日はつくづく師匠に花を持たせてやる日だった。
 開田高原キャンプ場に泊まり、翌日はカントリークラブのところから末川を釣る。連日多くのフライマンから叩かれているのだろう、当たりもかすりもしない。私は結局ゼロ。師匠は小型のイワナをひとつ取ったという。師匠はますます開田高原が気に入ったようだ。
 帰る前にまた花猿亭により昼食をとる。景色のよい高原であったが、こんなに暑いのでは私の印象はマイナスである。
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