私と同じ島田市から天竜に通っている釣り仲間にSZKさんがいる。とにかく熱意の人である。朝一番に中島に来て、一番最後に帰る。場所は右岸第一プールの中央の大岩にいる。このところ大岩の調子が良くないので最近はちょっと上に移動した。朝から晩まで一日同じところで竿を振っている。勤務の関係で週に3回休みが取れるという。その3回が天竜である。
昨年、ルアーからフライに転向して、エリアの最終の放流では69センチを2本取ったという。最初は私に同じ静岡ナンバーということで話しかけてきた。私と知り合いになったと思ったらsammyさんとも知り合いになっていた。どういうフライがいいか、どういうシステムがいいか、年齢の割には知識欲は旺盛でいろんな人に聞いた一番よいシステムを着実に実行に移している。今度はsammyさんに教えられて柄の長いタモ網を持参していた。次は80センチだという。
ついに70オーバーを先日取ったという。たった1年で達成するなんて、なんともすごい熱意の人である。天竜で大物を釣りたければどうすればよいか。それは右岸第一プール中央の大岩に乗って朝から晩まで竿を振り続けることだ。釣果があろうがなかろうが、ひたすら振り続ける、そして待ち続けることだ。言うは簡単だが実際に行うには辛いことの方が多いだろう。岩をも砕くほどの熱意というのはこういう人のことだろう。
私もねらいは70オーバーなのだが、6シーズン目に突入したにもかかわらずまだ縁がない。熱意がたりないのだろう。かといって、SZKさんのまねは私にはとてもできそうもない。きのうは大岩に乗ったのだが10時半で脱落して移動してしまった。