週3日勤務はあと一月だが、8月の盆休みを先行して消化しているだけで、その分、盆休みが短くなるとは会社にしてやられた気分だ。それでも4日まとめての休みは貴重だ。猛暑の下界を逃れて、涼しいというより時には寒いくらいの八千穂レイクにいるだけでも快適だ。釣果のほうは相変わらずの低空飛行で4・6・4・1である。釣堀なんだから魚はたくさんいるはずで釣れないのは単に腕がない、ということになる。18日にはそれが実証されることとなる。釣り方を知らない私がおバカさんでした。
7月15日土曜日 9番桟橋、マーカー釣りではなかなか釣れないのでドライに変えてみる。エッグの8番を浮かべて、ライズが出た後一呼吸置いて合わせると魚が付いていました。餌と信じて咥えているので咥えている時間が長い。一呼吸置いて合わせると食っていれば乗るということがわかる。当然、食っていなければ乗らない。ドライは非常にシンプルで向こう合わせに近いので竿を立てるだけでいいくらいだ。
7番桟橋に移動して、ドライで1尾追加。マーカーでも出るはずだと2ひろ強で沖に投げ込む。マーカーが勢い良く消しこまれ出ました良型。片目なのにしっかりガムを咥えていました。午後は排水口に移動して、粘るが何も当たらず、また7番に戻りフォームビートルで1尾。ドライの合わせがわかってきました。今日はドライで3尾、マーカーで1尾のドライの日でした。
7月16日日曜日 朝甲府のF君がやってきた。浮き釣り仲間で良いライバルだ。彼は淡々と釣果を伸ばして午前中で5匹を超えていた。私も今日は浮き釣りの日で、得意のエッグでF君を追いかける。最終的に彼が8尾、私が6尾で終了。今日は泊まる人が多い。まるでキャンプ場のようだ。F君もお泊りだ。
7月17日月曜日 朝一で当たり、リールファイトに持ち込んであとはリールでやり取りと思ったら直ぐにラインブレーク、ドラッグ調整がうまくいってなくて、一気に走られたときにプッツンである。その後にかけた1尾もプッツン。もう私もプッツンである。午前中はボウズかと思ったが、12時の放送があって直ぐのロスタイムに何とか出ましたうれしい1尾。1番に移動して良かった。頼りになる必殺のフライです。
午後はその続きで3尾を追加。ここでも良型を掛けてファイト中に針の結び目で切れた。近くに寄ってきた他の魚にぶつかって切れた感じだ。スレでかけた1尾の引きは強烈で40台と大きくはないが腹ビレに掛けたせいか走りまくってスレ掛かりであることがわかる。
2番桟橋に入った人が連荘で釣っていた。当然周りの視線が集まる。投入すると必ずといっていいほど魚が掛かる。まるで魔法か神業だ。ポンドにいるすべての魚を釣ってしまいそうな勢いであったが短時間で切り上げて帰ってしまった。そういえば9番に入ったマーカー釣りの人も連続で魚を掛けていた。他の人はまるで連れないのにバンバンと釣る。楽しいでしょうね。やっぱり釣堀なんだから魚はいる。釣堀には釣堀の釣り方がある。それがわかっている人は爆釣なのだ。問題はフライそれ自体ではないことが翌日明らかになる。
7月18日火曜日 朝1番桟橋に入るも1度当たりが出ただけでぜんぜんダメ。7番桟橋に移動して、11時を回ってダメでもともとではじめた縦浮きで何とかボウズを逃れることができました。ずいぶん前にブックさんからもらった彼オリジナルの縦浮きのおかげです。非常に当たりが敏感でいいです。ブックさんありがとう。その後2尾を掛けるがどういうわけか
桟橋まで寄せたところでポロリと外れてしまった。3尾かけて1尾で終了。
午後、昨日の人が2番桟橋にいた。話を聞くことができました。とにかく1尾を掛けて、できるだけゆっくりと時間を掛けて取り込むのだそうだ。すると周りの魚が興奮してスイッチが入ればしめたもの。爆釣のはじまりだそうだ。フライはなんでもいいが、ドライよりは沈めたほうがいいようだ。
決して魔法や神業ではなく、魚にスイッチを入れることが肝要だ。そして魚を一箇所に集めてスイッチを入れ続けること。あちこち投げたり遠くに投げたりはだめだ。桟橋周りに魚を集めて、その魚を釣る。釣堀には釣堀の釣り方があるのです。そういえば、17日に1番桟橋で連続して当たりが出たのもスイッチがはいった証拠といっていい。私がそれを意識してなかっただけ。皆さん腕をみがきましょう。釣堀だから釣れるはずなのです。