毎年恒例の夏休みである。八千穂レイクは40以下の小型しか釣れないということで今年はくろやに決定していた。
高速を使っていけば3時間でいけるのだが、貧乏な私は下道で行くことにした。257号線で浜松から恵那に抜け、木曾川を渡って笠置山を巻くように恵那から美濃白川に、そして飛騨川沿いの41号を北上し、飛騨金山から256号線を郡上八幡に行けばあとは郡上白鳥まで一投足である。
時間は倍掛かるが道はすばらしい。特に岐阜県の田舎道は信号というものがまるでない。笑っちゃうくらい快適なロングドライブができる。巡航速度70キロでマイペースでツーリングである。しかも、交通量が極めて少ないので、他の車の後ろを走ることもない。これは楽しい。
おそらく岐阜県人は信号が大嫌いなのだろう。257号線も信号は少ないが、恵那から白川に抜ける道、41号線、256号線そして郡上大和から白鳥に抜ける道は入り口と出口に信号があるだけで、途中止まることはない。これは特筆すべきことだと思う。途中信号があっても押しボタン式なので止まる必要はない。
恵那から中野方峠を越えて白川町に抜ける道も快適である。峠の手前は1車線のくねくねの山道であるが、それもほんの200メートルぐらいで現在2車線化の工事が進行中である。また岐阜県の道路は車が走りやすいように作ってある。ドライブにはおすすめである。
さて、くろやです。前夜に到着して、駐車場で夜を明かす。
朝5時から釣り始めて、7時になったところで釣り券を買いにリトルパインまで行く。朝のうちは40センチ台ばかりだった。
どうも池の水深が浅い。パイプ式のマーカーは付けているが、魚は丸見えなので基本サイトフィッシングである。最初の50台。
裾野で爆釣だったソフトハックルはダメである。これは誤算だ。結局一番魚を釣ったのはエリアワームだ。見やすくてよい。
なかなか魔王は釣れない。せいぜい60前後のこのクラスだ。魚を走らせないように、魚の走る方向にラインを引き、テンションは緩めにすると静かな取り込みができる。柄の長いたもがあれば最後のところも問題はない。合わせを強くしないことが大切だ。
くろやのニジマスは美しい。
魔王クラスも何匹か掛けたがラインブレークや針が外れたりしてファイトすらできなかった。
私のサイトフィッシングは口を使ってくれる魚次第なので、サイズは運まかせである。sammyさんのように魚を狙って釣ることはできない。釣れるのはほとんど40台だ。たまに釣れる50台だけを写真に収めた。
本日の最大魚、60あるかな。合わせが強かったせいか、掛けたとたんにジェットランで岩に巻かれそうになったので、池をほとんど1周させられた。
ただし、静かな取り込みを心がけたおかげで池を走り回ることはほとんどなかった。
結局、魔王は釣れませんでした。イブニングは嫌いなので、5時で終了して帰りました。