ノー天気で行こう

天竜川でのフライフィッシング

2014年8月21日 くろやで夏休み

2014-08-23 00:56:01 | Weblog


毎年恒例の夏休みである。八千穂レイクは40以下の小型しか釣れないということで今年はくろやに決定していた。


高速を使っていけば3時間でいけるのだが、貧乏な私は下道で行くことにした。257号線で浜松から恵那に抜け、木曾川を渡って笠置山を巻くように恵那から美濃白川に、そして飛騨川沿いの41号を北上し、飛騨金山から256号線を郡上八幡に行けばあとは郡上白鳥まで一投足である。

時間は倍掛かるが道はすばらしい。特に岐阜県の田舎道は信号というものがまるでない。笑っちゃうくらい快適なロングドライブができる。巡航速度70キロでマイペースでツーリングである。しかも、交通量が極めて少ないので、他の車の後ろを走ることもない。これは楽しい。

おそらく岐阜県人は信号が大嫌いなのだろう。257号線も信号は少ないが、恵那から白川に抜ける道、41号線、256号線そして郡上大和から白鳥に抜ける道は入り口と出口に信号があるだけで、途中止まることはない。これは特筆すべきことだと思う。途中信号があっても押しボタン式なので止まる必要はない。

恵那から中野方峠を越えて白川町に抜ける道も快適である。峠の手前は1車線のくねくねの山道であるが、それもほんの200メートルぐらいで現在2車線化の工事が進行中である。また岐阜県の道路は車が走りやすいように作ってある。ドライブにはおすすめである。



さて、くろやです。前夜に到着して、駐車場で夜を明かす。



朝5時から釣り始めて、7時になったところで釣り券を買いにリトルパインまで行く。朝のうちは40センチ台ばかりだった。



どうも池の水深が浅い。パイプ式のマーカーは付けているが、魚は丸見えなので基本サイトフィッシングである。最初の50台。



裾野で爆釣だったソフトハックルはダメである。これは誤算だ。結局一番魚を釣ったのはエリアワームだ。見やすくてよい。



なかなか魔王は釣れない。せいぜい60前後のこのクラスだ。魚を走らせないように、魚の走る方向にラインを引き、テンションは緩めにすると静かな取り込みができる。柄の長いたもがあれば最後のところも問題はない。合わせを強くしないことが大切だ。



くろやのニジマスは美しい。


魔王クラスも何匹か掛けたがラインブレークや針が外れたりしてファイトすらできなかった。



私のサイトフィッシングは口を使ってくれる魚次第なので、サイズは運まかせである。sammyさんのように魚を狙って釣ることはできない。釣れるのはほとんど40台だ。たまに釣れる50台だけを写真に収めた。


本日の最大魚、60あるかな。合わせが強かったせいか、掛けたとたんにジェットランで岩に巻かれそうになったので、池をほとんど1周させられた。

 ただし、静かな取り込みを心がけたおかげで池を走り回ることはほとんどなかった。

結局、魔王は釣れませんでした。イブニングは嫌いなので、5時で終了して帰りました。










コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

考察 フライは竿で釣るのかリールで釣るのか 

2014-08-17 23:29:52 | Weblog
 60センチを越えるニジマスの話です。実は今年の都留漁協の解禁の日に延べ竿で60センチを越えるニジマスを何匹も取り込むのを対岸で見せられました。
放流してから時間が経っているニジマスで、フライでは走られてラインブレークされる光景がありました。

 
 私としてはニジマスちゅうものは走るからこそ面白いのだという考えです。リールの逆転音こそがフライフィッシングの醍醐味だと考えていた次第です。60クラスのニジマスが走ったらそりゃあなた面白いでしょう。翻弄されまくってリールファイトの末にランディング、つまり「リールで釣る」訳ですな。私の場合は走られて獲れなかった場合のほうが多いような気もします。

 

 水量も多く押しの強い自然渓流で70センチ近いような大きなニジマスを延べ竿で女性でも釣り上げるのを見ていると、ニジマスを走らせないようにして釣ることのほうが「漁」としては正解だと思わざるを得ません。面白いかどうかは別の問題のようです。餌釣りの人たちは本当に漁だと思います。

 竿の矯めを使ってニジマスを走らせないようにして釣る方法があるのだと最近になって気付きました。きっかけはイボン・シュイナードのテンカラの動画です。テンカラで大きな魚が掛かったとき彼は竿を放り投げるそうです。すると魚は元の場所に帰ってくるそうだ。だから竿を使って釣るコツはテンションを掛けつづけない、つまり走られそうになったらテンションを緩めるのだそうだ。そうすると魚は開放されたと勘違いしてあばれなくなるようだ。あとは竿のバットを使って、魚をいなしながら柄の長いタモで取り込むことになる。やっぱり釣りは「竿で釣る」のが正解かな?(竿を放り投げてラインを手で手繰って取り込みをしていたら、いちさんに怒られたことがありました。)

 しかし、バーブレスのフックを使っているものとしては、テンションを緩めることだけはしたくない。そんなことはできない。天龍でも最近は滅多に遭遇することのない60オーバーをテンションを緩めてバラしてしまった経験からするとそんなことはできない。未だに悔いが残っている。

 一方、3番のロッドでリールファイトもせずに60オーバーを何十匹も釣っているsammyさんのような人もいる。やはり竿のバットの使い方にコツがあるのだろう。くろやで見た彼の大物とのファイトはすさまじいものであった。竿の振幅が半端ではなかった。大物の首振りを竿が吸収している様が見て取れた。ただこの時は残念ながらラインブレークしてしまったのだが・・・。

 くろやを対象とした場合、リールファイトをしさえすれば獲れると言うのは間違いだと気付かされる。あそこで魚を走らせるのは考え物だ。人間が走るはめになる。竿を使ってもっとスマートに釣る方法があるようだ。今年はくろやで研究してみよう。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2014年8月4日 裾野フィッシングパーク ウェット風で爆釣

2014-08-05 23:08:05 | Weblog
 日曜に行こうとしたが混んでることを予想して取りやめにした。やっぱり平日がいい。到着は12時過ぎ、下道では2時間半かかる。静岡市がネックだ。

 5時間券を買い、クリアポンドの流れ込みの左に陣取る。まずは10番のフックにに巻いたフラッシャーブーのキラキラ系から、流れに載せておくとラインの先端が引き込まれる。当たりが出ないことはないが入れ食いとはいかない。

 やっぱりソフトハックル系である。フックは10番であるが、黄色のダビング材でボディを作り、雉の羽をパラリと巻いただけのソフトハックルにガンガン当たってくる。流れに載せて放って置くだけで魚の方から食いついてくる。ワハハ、入れ食いである。当たりは基本視覚で取る。ラインの先端を見ていればわかる。
手元にトンと当たりが来てからでは遅い、たいていは乗らない。

 今日は引っ張りでは当たりがない。引っ張る必要がないからだ。放っとけば向こうから食いついてくる。マラブーではやはり当たりが遠い。てんからの毛鉤のようなフライがまさに入れ食いである。サイズは30後半から40台がほとんどだが、今日は時々50台が混じる。重量感のある首ふりにはリールファイトを強いられる。

 mscを模したワイヤーで作ったニンフは優秀だ。これこそ入れ食いだ、ワハハである。オレンジパートリッジもよかった。フックは何なら6番ぐらいのほうがはずしやすくてよい。飲み込まれてラインを切るのはあまりよい気分ではない。

 魚の掛かっていない時間の方が少ない5時間は3時間を過ぎたあたりでうんざりしてきた。右手が痛い。最初はワハハであったが、後半はわざとあたりのでないフライでのんびりと時々当たるほうが気持ちに余裕ができてよろしい。

 ウェット風で流れに載せるだけ。メンディングはしない。ターンの途中で当たってくる。放っとけば食いついてくるのでこれは楽だ。

 何匹釣ったか分からないが5時間の爆釣は長すぎた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする