先週放流があったということで、放流から1週間。ちょうどいい具合に放流魚がまんべんなく散らばってくれたらいいのですが、そうは問屋がおろしません。放流魚が濃いところに当たればそれこそ入れ食いで、ウハウハなのですが、ハズレの人はスレッカラシを相手にすることになるので、何も釣れません。この辺は運としか言いようがありません。
決して腕の問題ではないと思います。まずは土曜日、ゆっくりと支度をして釣り始めは7時前。第一投から当たる。合わせはバッチリ。その後、五投目までは何らかの当たりが出るが乗らない。当たりはたくさん出るのだが、乗らない当たりが多すぎる。乗ってもバレる。9時までに何とか3尾取り込む。その後、リトリーブを試したり、フローティングの引っ張りを試したりするが当たりなく。何度もウキ釣りに戻す。タナは2ヒロ、フライはモップだ。
6番桟橋は朝のうちたくさん当たりが出て、午前中で6尾まで数えた。釣果はすべてウキ釣りでフライはモップである。
午後はさすがに当たりが遠くなった。ウキ釣りで何とか2尾追加したところで、4時を回ってライズが多くなった。
9番桟橋のフライマンが連発している。釣り方はフローティングラインだがドライではない。ウェットの引っ張りで表層で掛けている。どちらかといえば早引きだ。スローリトリーブではない。ライズを狙って投げて、いい型を上げている。私もそれをまねて、表層のリトリーブを試す。フライは14番ぐらいのクロノミド(ユスリカピューパ)だ。
釣れましたね。一尾だけど。もう一回当たりが出たけど乗らなかった。オーバーヘッドで投げると土手の草にフライを取られ万事休すです。表層のスローリトリーブで釣れました。何か新しい世界が開けそうな気がします。この一尾は大きな自信を与えてくれました。これからは表層のリトリーブですね。
この日は9尾まで数えました。
明けて日曜日、まずは5番桟橋。ウキでとにかく1尾を取りたかった。取れました。7時ごろ。その後、あちこちを転々とする。10時を過ぎて、2番桟橋が空いた。8番ロッドで遠投すると、当たりが出る。コンパクトな合わせを心がけて、なんとなんと、6尾を追加しました。合わせが面白いように決まるとはこのことです。すっぽ抜けやバラシも3回ほどあったので、どちらかといえば入れ食いモードに近い感じでした。放流魚が固まっていたのでしょう。
土曜日9尾、日曜日半日で7尾は大変良くできましたのはなまるですね。大きさは50以下がほとんどで、50ジャストが最大です。でも放流の効果が如実にわかる2日間でした。
放流魚には濃いところと薄いところがある。これが分かるまでが大変です。濃いところに行きましょう。