ノー天気で行こう

天竜川でのフライフィッシング

2013年8月25日 悶絶 八千穂レイク

2013-08-26 19:00:40 | Weblog
 朝一は様子見で桟橋でマーカーをつけてルースニング。アタリはあります。ただし、どういう訳かのらない。雨が段々強くなり、霧も深くなって、10メートル先は見にくくなってきた。マーカーを見失うことが多くなったので、リトリーブにチェンジ。7番のロッドに9番のヘッド、その先にはインターミディエイトのティップさらにウェイト入りのマラブーである。ちょっと、ヘッドが重すぎるのかとても投げにくい。予行演習をしてくるべきだった。

 とにかくにわか仕込みのリトリーブなので、どの層をどのくらいのスピードで引けばよいのかがわからない。アタリもないのでどれが正解なのかもわからないまま、高速リトリーブである。近くになるとフライが見えるので、表面から30センチぐらいのところを引いているのが分かった。ライズもときどきあるが、私のフライには反応が午前中一度あったかなーぐらいである。

 霧が深くて、私のまわりの人が釣れているのかどうかすらわからない。ほとんど水音はしていなかったと思う。

 レストハウスで予約しておいた生姜焼き定食(750円)を食べ、ウェーディングソーンに向かうが、残念ながら流れ込みには入れなかった。ロッドとシステムを変更すべきだったのに、そのままのシステムでオーバーヘッドをやったのでライントラブル続出で釣りどころではない。
 誰も釣れていない釣り場で一人だけバンバン釣る、そんな神業のような人が流れ込みにはいっていた。こっちはアタリすらないのに、どこからか魚を引き出してくる。それも型ぞろいである。リトリーブのようでいてリトリーブではない。当たりを竿から垂らしたラインのカーブの変化で取っているようだ。フライはそのカーブからまっすぐに10メートル以上先だ。これが例のマーカーなしのルースニングというやつなのだろうか。あまりにバンバンと釣るのでこっちは唖然としてしまって、どうやって釣るのか聞いてみてもどうせ真似できないと思わざるを得ない。腕の差、格の差、あまりに差がありすぎた。しかも、一尾掛けるごとにまわりの魚までもが興奮している。あれは魚に捕食スイッチを入れているのだと、帰りの車の中で気が付いた。現場で気づいていれば、スイッチの入れ方だけでも聞いておくことができたのに・・・。

 桟橋に移動してリトリーブ中、待望のアタリがきた。重量感のある首振りに耐えていたその時あっさりとラインブレーク。なぜかまわりを見渡すと土手のお兄さんにしっかりと見られていました。
ティペットのチェックをしていなかった。フライのアイの所できれていた。グランドマックスfxの1.5号がこんなに簡単に切れたのでは何も釣れない。今年はラインブレークに泣かされています。

 5時半までやって、結局ボウズ。写真も当然ありません。6年通うが八千穂でボウズは初めてです。今年の八千穂は厳しすぎる。神業でしか釣れないよ。しかし、その神業の人がいるなんて。

 

 

 




 
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルースニング考 スレた鱒は釣れる気がしない

2013-08-04 23:23:57 | Weblog
 私はルースニングが大好きだ。浮きがピコピコと動くのを見ると体が反応してしまう。マーカーがスゥーと沈んだならば、やったねと竿をあおる。何といっても距離を投げなくてもすぐちかくで釣れるのが良い。
 ところが今年はルースニングでの成績が悪い。天竜では50オーバーは1尾だけだし、八千穂でも平谷湖でもルースニングでは釣れなかった。もとい、「釣れる気がしなかった。」タナがあっていないとか、フライがあっていないとかそういう問題では無いと思った。

 ルースニングで釣れる魚は、放流直後のうぶな魚なのだろうか。そんな気がしてならない。忍野でもルースニングは意外と難しい。すぐにサイトフィッシングに切り替えてしまうせいかもしれないが、ほとんど反応は得られない気がする。サイトで釣っていると魚がフライをくわえているのはほんの一瞬だけだ。その時、合わせを入れなければたいていフライを吐き出してしまう。ルースニングにしろ、サイトフィッシングにしろ、合わせを入れなければ釣れない。向こう合わせで釣れるなんてほとんどない。以前にも書いたが、この合わせを入れなければ釣れないというのが浮き釣りの楽しさなのだ。

 先日、平谷湖ではリトリーブを試してみた。フローティングラインで、ソフトハックルを表層引きである。引くスピードは速めである。ほとんど向こう合わせで、バラシはわりと少なかった。なるほど、釣りは釣れればいいんだ、と思った次第である。平谷湖ならば距離は投げなくても、近場のリトリーブで十分釣りになる。気楽に釣るにはリトリーブはうってつけであると思う。何といっても、合わせなくてもいい。

 ルースニングでマーカーを見つめているとき、かなり神経を使っている。合わせを入れなければ釣れないので、集中力が必要だ。マーカーに反応が出れば、集中が続くが、止水で反応がないといやになってしまう。スレた鱒は、ルースニングでは釣れない。そんな気がしてならない。

 そんなスレた鱒がリトリーブではあっさりと釣れてしまうのは一体どういう訳だろう。目の前の動くものに反応してしまうからだろうか。

 今年はリトリーブを練習してみよう。次の八千穂はリトリーブしばりだ。例によって距離は投げないけどね。

 

 
 

 

 
 
 
 

 

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする