
沼田市の北西部。玉原湿原の北。鹿俣山(1637㍍)を歩いた。
10日ほど前の赤城の湿原=覚満淵が殆ど芽生えていなかったので、
玉原湿原もまだ早いかも知れないと重いながら訪ねた。意外だったが
赤城より春ははるかに進んでおり、水芭蕉は菜っ葉状態。ワタスゲが
間もなく咲きそう。ブナ平から、鹿俣山を目指した。
ブナ平での植物に期待したが、スミレ以外は殆どなく、全くの当て外れ。
途中、玉原スキー場のゲレンデをじぐざくに横切るところに期待したが
ここにも、熊のフンと思われる大きな塊があった程度で成果なし。
スキー場の最上部。谷川岳方面の展望がよくなる辺りから様相がやや変化。
エンレイソウやツクバネソウ等増えてきた。
気候から、シラネアオイなど咲いていてもおかしくないと期待したが無理。
ふと目に止まったのが、白く可愛い花。今まで、尾瀬で一度しか見たことの無い
「サンカヨウ」だった。この可愛さに、モヤモヤが吹き飛んだ。
我が家の庭にも、白神山地に旅行した際に求めた、地植えのサンカヨウ
がかろうじて生き延びている。3年ほどになるが花を持ったことは
一度も無い。昨年、尾瀬で写真を撮ったが、もう元気を失っていた。
それにしても可愛い花だった。