啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ウサギギク」と「ミヤマダイコンソウ」

2012-08-21 22:16:30 | 高山植物

今日は今年5回目の尾瀬.カミさんと鳩待峠から尾瀬ヶ原を歩く。意外だが、尾瀬ヶ原の観光コースを一緒に歩くのは久し振りで「子供が小学生だった頃以来かもしれない」とか???そう言えば、尾瀬ヶ原への人の多さ嫌ってアヤメ平や至仏山に予定を変えたことが何回かあった。ーーーーーまだ、南アルプスの花がいっぱい残っている。

「ウサギギク」はキク科ウサギギク属の多年草。高山植物。本州中部以北から北海道の亜高山~高山帯の草原やガレ場、岩の隙間などに多い。強い風が吹く場所でも見る。対生するヘラ形の葉をウサギの耳に見立てて名が付いている。荒川三山の尾根沿いからお花畑まで、岩の隙間や登山道脇などに咲いている。

茎は20-30センチで、先端に花径5センチ弱の明るい黄色の花を一個つける。鮮やかで良く目立つ。花期は7-8月。

「ミヤマダイコンソウ」はバラ科ダイコンソウ属の多年草。高山植物。千枚岳~赤石岳の尾根道の岩の隙間やガレ場、風の強い尾根道など所々咲いている。高さは10-30センチ。花期は7-8月。花は黄色で花径は1・5-2センチで5弁花。

シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、ダイコンソウなど似た花が多いが、花の大きさや葉の形、自生している場所などで区別できる。花の様子が一番似ているミヤマキンバイとの区別が難しいが、葉が大きいのがミヤマダイコンで、葉が三裂しているのがミヤマキンバイと思っている。

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「タカネマツムシソウ」

2012-08-21 10:02:10 | 高山植物

※21日付けに添付し忘れていました。
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「イワオウギ」と「タカネマツムシソウ」

2012-08-21 09:00:38 | 登山

前橋市の今日(21日)の予想最高気温が36度C。百葉箱の外では40度Cを越えるのではないか。内陸性で1日の温度差の大きい乾燥した地域だけに、群馬県の平野部に住む人は、日本一高い気温になる可能性を誰もが感じており、慣れてはいるのだが・・・それでも暑い。

「イワオウギ」はマメ科イワオウギ属の多年草。高山植物。中部以北から北海道までの亜高山、高山帯の砂礫地に自生している。南アルプスの千枚岳から荒川三山ー赤石岳への尾根沿いの岩場や草が付いたガレ場に咲いていた。花期は6-8月。

草丈は20センチまで。葉や花の形が平地に咲くクサフジに姿が良く似ているが、花の色が淡い黄色というか透き通ったベージュで丈も低い。茎の先に房状に10-30個の小さな花をつける。見栄えのする花ではないが、記憶に残る花だ。

「タカネマツムシソウ」はマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。高山植物。マツムシソウの高山型変種で、ミヤママツムシソウの別名もある。草丈は30-50センチ。長い柄の付いた根出葉と茎には対生する葉があり、ニンジン葉状に深い切れ込みが入っている。

茎の先端に付く頭花は径5センチほどあり、原種のマツムシソウより大きい。色は青紫色が多いが白咲きなど変化もある。縁側の小花は大きく、先が五裂し外側に伸びる。中側の小花は小さく筒状になり、先が5裂する。
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