
尾瀬ヶ原の竜宮から見晴らしに向かう途中、岩魚が泳ぐ川を覗いていると、福島県の南相馬市から来たという女3人、男1人のグループと出会った。会話が弾み震災の話になったが「もう、大変ですねとか頑張ってくださいとか言われたくない」と・・。新聞やテレビが報道しない、原発からの避難地域の悲惨な現状を生々しく語っていた。
70歳近い男性の話
1、避難地域は荒れ放題。空き家には泥棒が入り、野生化した犬や豚 がすんでいる。
2、泥棒はボランティアの格好をしたり、復旧工事の作業員の姿 をして入り込んでくる
3、泥棒が撮るものは最初はお金だったが、今は家具など何でも持ち 出している
4、地元側でも、お金持ちは素早く遠くに逃げた(避難?)まま。戻ってくるのは“帰らざるを 得ない人”
5、仮設住宅に住み、補償金など得ながらも自宅を他人に貸し出すなどうまくやっている 人もいる。
6、お医者さんや教員など情報を得やすい人は原発事故への対応が早く出来た。 私達は何も知らされず、何も持たず訳の判らない状態で避難した
矛先を向けやすい“国や自治体への責任追及”と“空々しい同情”がテレビのキャスターの語り草や新聞の論調に多すぎると思いませんか???
「タカネビランジ」はナデシコ科マンテマ属の多年草>高山植物。南アルプスの高山帯で主に花崗岩帯に多い植物。草丈は5-15センチほど。7-8月に5片で先がハート型にくびれた白い可愛らしい花をつける。花色はピンク系まである。花径は2-3センチほど。ナデシコ科といわれると納得できる花の形をしている。南アルプス特産種。関東北部の山の岩場にビランジと呼ばれる種があり、その高山型変種だという。
「イワベンケイ」はベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。高山植物。高山の稜線沿いの岩場など厳しい環境でも育つ。多肉質の葉を持ち、6-8月に黄緑色の花を付ける。根が太く長い。乾燥するとバラ系の芳香があり、ハーブとして使われる。気分向上、鬱状態の改善などハーブ効果があると書かれていた。
