
昨晩、北海道から出かけてきた学生時代の後輩のグループに入れてもらい、久し振りに旧交を温めた。皆さん立派になっており、こちらが気後れするほど。“昔は、頼りない奴”と思っていたが、立派に出世し、家庭を持ち・・私なんか追い越されてしまっている。楽しく酒を交わしたが、ちょっと切なくなりかけた・・・。まっ・・・それはそれで・・。
「ハキダメギク」はキク科コゴメギク科の1年草。彼の牧野富太郎博士が世田谷区の掃き溜めで発見したのでこの名が付いたと言う。ちょっと可哀相な名だが、道端や庭先などはもちろん畑の中など何処にでも咲いているの雑草で“掃き溜めに捨てたくなる草”という意味だと思っていた。立派な博士がつけた由緒ある名と知って安心した。
草丈は15-60センチほど。花期は6-11月。花は5-6ミリほどで小さい。良く見ると先が3裂した白い舌状花と中心の黄色い管状花でできた典型的なキク科の花。野の花がほとんど無くなった今の時期でも、風の当たらない暖かい場所だとひっそりと咲いている。ただし、可愛い花ではない。わずかな畑を耕しているが、頭にくるほど生命力が強く、耕しても直ぐに芽を出してくる天敵に近い雑草だ。