
今年も、残すところ1週間しかない。昨日、年賀状を完成させた。何だか判らないうちに1年が過ぎてしまうのは歳のせいだろう。早すぎる。時間があり、やろうと思えば何でもできそうなのだが、結局は何もできていない。“マッ・・・いいか!”ノンビリと行こう。今日は久し振り?に野草を紹介できる。
「ノゲシ」が咲いているのを見つけた。キク科ノゲシ属の1年草または越年草。ヨーロッパ原産の帰化植物だというが、遠い昔から世界中に繁茂している。畑や道端の肥沃地を好み、冬をロゼットですごし、春に急に伸びるのが一般的。草丈は大きいものでは1メートルを越える。花期は“春ー秋”と何時でも咲いている。タンポポに似た径2センチ弱の黄色の花を付ける。舌状花だけで構成される。
良く似た草に「オニノゲシ」がある。葉の基部が茎を巻く、その巻き方で区別できると覚えていたのだが、何だか怪しくなってしまい、写真のアップロードからやり直してしまった。葉が「矢じり形に茎を巻くのがノゲシ」で「半月形に巻くのがオニノゲシ」などと図鑑に書いてあるが、わかったような気がするものの個体差があるから区別は簡単には行かない。“全体的に荒々しいのがノゲシ”などと漠然としてしまう。
ノゲシとオニノゲシの見分け方を調べてみました。
1、葉の緑色が濃く、表面に光沢があるのがオニのゲシ
2、花枝が多いのがノゲシ
3、トゲが大きく触ると痛いのがオニノゲシ
4、上記の葉の茎の巻き方
ノゲシは霜が降りる今の時期になっても花を付けている姿を見ることがある。窪地で風の当たらない場所、水の流れていない下水路の端などにへばりつくように咲いている。実は写真の個体は、当家の給湯機のヒートポンプユニットと土台の間にしぶとく生きていた。気温は下がりにくいし、風も当たらない場所だが、陽は当たらないし水分も少ない。こんな場所で良く頑張った・・・と誉めてあげたくなった。