啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「サンシュユ」

2014-03-07 18:53:44 | 庭の花木
♪ 「春は名のみの風の寒さや・・・・・」と早春賦にうたわれているように、今日のこの風の冷たさはいったい何とした事か。日差しはたっぷりあるが、まだまだ寒い日が続いている。
サンシュユは落葉小高木。植物学者、牧野富太郎は「春黄金花」(ハルコガネバナ)と名付けた。葉がつく前に黄色の小さな花をたくさん集めて咲く。この花が咲くと、「春が来た!」と思う。まさに春の輝きである。花も見ごたえがあるが、晩秋には紅色の楕円形の実がじつに可愛らしく美しい。今でこそ、家庭や公園などに植えられている、一般的な花木として好まれているが、木が渡来したのは朝鮮半島経由で、1722年、江戸中期らしい。薬用としても効果があるらしく、腎臓、肝臓機能の亢進・・・いろいろと有効らしい。
実は、ずーっと長い間、この木を「サンシュ」と記憶していた。夫から「サンシュユ」と正しく教えられたのは何と昨年の春のこと。音だけ聞いていると最後の「ユ」は聞き取れず、間違えて覚えていたのである。
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