「セイタカアワダチソウ」 (背高泡立草) キク科
朝から、小春日和の穏やかな陽気。しかし、“秋の日は つるべ落とし”というように、一気に、あっという間に、日が暮れてしまう。夕方、5時頃には、辺りはすっかり暗くなり、何とはなしに、わびしく、心細くもある。少し早めにカーテンを閉め、部屋に明かりをつければ、長い夜の始まりだ。
セイタカの名前がついているように、2メートルくらい草丈がある、セイタカアワダチソウ。北アメリカ原産で、日本には明治末ごろ入ったらしい。日の当たらない場所、河の土手、乾燥しているところ、空き地、どこでも、ところかまわず生えている。しかも、大群生。根もしっかり張っている。植えた覚えもないのに、庭の隅でこの植物を目にした時は、その花には目もくれず、すぐさま根っこから引き抜くことにしている。放っておくと、どんどん増えていくからだ。どちらかといえば、人からは、嫌われものの植物。図鑑によれば、この植物、どんなに繁殖しても、数年もすると、自然に減少するという。というのは、密生して、他の植物を寄せ付けない化学物質を出し、自分自身もやがて中毒を起こすのだという。繁殖に猛威をふるい、嫌われ者の植物だが、それを考えると、少し哀れにも思う。黄金色の小さな花をよく見れば、なかなか可愛らしさもある。
朝から、小春日和の穏やかな陽気。しかし、“秋の日は つるべ落とし”というように、一気に、あっという間に、日が暮れてしまう。夕方、5時頃には、辺りはすっかり暗くなり、何とはなしに、わびしく、心細くもある。少し早めにカーテンを閉め、部屋に明かりをつければ、長い夜の始まりだ。
セイタカの名前がついているように、2メートルくらい草丈がある、セイタカアワダチソウ。北アメリカ原産で、日本には明治末ごろ入ったらしい。日の当たらない場所、河の土手、乾燥しているところ、空き地、どこでも、ところかまわず生えている。しかも、大群生。根もしっかり張っている。植えた覚えもないのに、庭の隅でこの植物を目にした時は、その花には目もくれず、すぐさま根っこから引き抜くことにしている。放っておくと、どんどん増えていくからだ。どちらかといえば、人からは、嫌われものの植物。図鑑によれば、この植物、どんなに繁殖しても、数年もすると、自然に減少するという。というのは、密生して、他の植物を寄せ付けない化学物質を出し、自分自身もやがて中毒を起こすのだという。繁殖に猛威をふるい、嫌われ者の植物だが、それを考えると、少し哀れにも思う。黄金色の小さな花をよく見れば、なかなか可愛らしさもある。