啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ニホンズイセンが咲きました」

2015-11-25 09:31:48 | 庭の花木
 「ニホンズイセン」 (日本水仙) ヒガンバナ科  
 小栗康平監督 映画 「FOUJITA」を観た。以前、直接お目にかかり、お話を伺う機会があった。群馬県出身の監督と承知していたが、当時、恥ずかしいことながら、作品は一度も観たことがなく、慌てた事を思い出す。「泥の河」「伽倻子のために」「死の棘」「眠る男」「埋れ木」等、公開されていた映画は全部観た。わかりやすい映像と違い、どの作品も極めて抽象的で、私にとってはあまりに難解。今回の「FOUJITA」もしかり。画家、藤田嗣治の半生を描いたもので、鋭い切り口に、凡人の私は、やはり消化不良。見えないことを心で見る洞察力、作品の、意図するところを、読み取る力が不足しているのか と監督の作品を観るたびに、自己嫌悪。しかし、昔どこにでもあった古里が、美しい映像となり、懐かしさをおぼえた。
 もう、ニホンズイセンが咲いています。草丈、約30cm。花は、通常12月~2月頃の真冬に咲く。外側は白く、花径3cm、内側の副花冠は、黄色で約1cm。ちょうど、盃のような形をしている。原産地は地中海沿岸で、平安時代に中国から渡来し、野生化したという。日本では、本州以南の、比較的暖かい海岸近くで、野生化し群生している。福井県、越前海岸の群生は有名で、県の花にも指定されている。やや香りがあり、耐寒性の多年草。寒さにもめげず、花を咲かせるいじらしい植物だ。
コメント (2)
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