啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「夏の嫌われ者」

2020-07-14 15:10:51 | 庭の花木
「フウセンカズラ」 ムクロジ科
 ピシャ! 仕留めた時は、自分で自身をたたいても、「やったぁ!」という満足感に、それほどの痛さは感じないけれど、逃げられた時の痛さは、その何十倍。蚊の話だ。連日の雨で、しかも気温が高い。草が元気、元気。雨が上がったその合間をみて、庭に飛び出す。頭からすっぽり帽子をかぶり、首にタオル、手袋にズボンそして蚊取り線香。完全防備のいでたち。暑くても、そこは、忍の一字。なのに、なのに蚊が・・。顔のまわりをブ~ンと。あ~、嫌だいやだ。もっと、若い人の方が美味しいよ、とい言ってみても、敵はかなりしつこい。あの独特の羽音をきいただけでも、ゾクッとする。靴下の上からでも、刺してきた!!
 フウセンカズラの白い花は、とても小さく、約7ミリ。その花から想像も出来ない程、緑色の紙風船に似た実が出来る。つる草なので、つるがどんどんのびるが、支柱をたてて、からませてあげると、暑い夏の時季には涼感をえられる。この風船が、緑から茶色に変わる頃、中をあけると、そこには小さな種。これがまた楽しい。お猿さんの顔みたいに、かわいいんですよ。


フウセンカズラの花。6~7mmの白い花。
コメント (2)
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