啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「世界遺産 富岡製糸場」

2020-07-20 14:18:27 | その他
 赤レンガ造りの立派な建物富岡製糸場が、世界遺産に登録されたのは2014年、今から6年前。当時は、ツアーのバスやマイカーで、押すな押すなの大混雑。その様子は、メディアでおおく取り上げられていた。訪ねた日は、平日の午後で、きれいに整備された町並みは、人も少なく閑散としていた。
 当家から車で1時間ほどの距離、登録以前にも数回見学しているが、さすが世界遺産となってからの場内はかなり整備され、音声ガイドは勿論、QRコードをとりこめば、それぞれの説明を聴くことも可能。
 繭から生糸をとる繰糸所は全長140m、建物内部は柱1本もない「トラス工法」、(以前は内部を見学出来なかった。学校の体育館のよう)、女工館、東繭置き場では、製糸所の歴史そしてビデオが流れ、ギャラリーやショップもあり大変身。国宝「西置繭所」は10月から開館になるという。
 富岡製糸場は、明治5年、官営模範製糸場として創業。当時は、殖産興業政策に力を注いでいた政府。この政策に貢献したのが、外国人。製糸場では、フランス人のブリュナ。ブリュナ館は外観のみの見学だが、何と延床面積、320坪。地下室も備えられている立派な煉瓦造りだ。有能な人材を破格な給料で雇い、しかし、彼らのリードにより近代産業は育っていったのだから、貢献度も大きいということか。
 赤レンガの大変素晴らしい頑丈な建物、今からおよそ150年前に建てられた富岡製糸場。当時の最新式製糸器械。百聞は一見にしかず・・どうぞ一度ご来場を。

 
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