啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「キンミズヒキ」

2013-08-03 15:33:10 | 庭の花木
「キンミズヒキ」  バラ科

昨夜は、日本の三大花火の一つ、長岡の花火の様子がニュースでつたえられた。夏の夜の納涼に打ち上げられる色とりどりの豪華な花火は、まさに夏の最も美しい風物詩。今夜は、高崎の花火大会。烏川、和田橋上流河川敷にて約1時間で1万5千発も打ち上げられる。当家でも、この夜は涼を求めて出かけたものだ。今年は・・・。音くらいは聞こえてくるだろうか?
キンミズヒキがバラ科だなんて、思ってもみなかった。というのも、ミズヒキはタデ科だからだ。高さ30cm~80㎝。中型の多年草。和名は「金水引」で花序の形がミズヒキに似て、黄色の花をつける。キンミズヒキの表面には、刺があり、移動する動物にくっついて子孫を残すので、ヒッツキグサと呼ぶ地方もある。日本全土の山野、道ばたに生えるので、比較的多く目にする植物。夏は花もちょっと一休み。キンミズヒキもミズヒキもこの季節の茶花として、一役かってくれる。
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「タチバーベナ」

2013-08-02 18:16:35 | 庭の花木
「タチバーベナ」  カマツヅラ科

気分転換にと友に誘われた行先は秩父の山。里に比べるとだいぶ涼しく、濃い緑が美しい。ドライブすること約50㎞、知人宅に到着。美味しい空気と料理、おまけに楽しいおしゃべり。気持ちがなごむ。

「タチバーベナ」の和名は「ヤナギノハナガサ」 (柳花笠)。その語源は「柳」は葉の形状からで「花笠」は開花時の花姿から。多年草。高さは1m以上。茎は触れるとざらつき、ちょっと痛いくらい。葉の縁には鋸歯がみられる。花は紫の小花をたくさんつける。日本へは1950年以前に渡来し、全国に広がる。背が高いので遠くからでも目立つ。風になびく姿が美しい。
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「ツリガネニンジン」

2013-08-01 18:32:29 | 庭の花木
「ツリガネニンジン」  キキョウ科

日本全土の日当たりのよい山野に生える多年草。高さ40㎝〜100㎝。葉の形は楕円形で、触ってみると、少し厚みがあり、つやはない。長さは4㎝〜8㎝で、縁に鋸歯がある。花は数段に分かれ、葉と同じように茎に輪生。花期は8月から10月。淡い紫色で下を向いた鐘形の花を咲かせ、とても可憐。地方によっては、花の形からフウリンソウ(風鈴草)、チョウチンバナ(提灯花)と呼ぶらしい。根は朝鮮人参に例えた。これを乾燥したものは、漢方で沙参(しゃじん)といい、咳止め、たんきり、のどの痛みを止めるのに効き目があるそうだ。秋の到来を感じさせる植物の一つといわれるが、連日の蒸し暑さで、秋はほど遠い。
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