すばるに恋して∞に堕ちて

新たに。また1から始めてみようかと。

パセリ、大好きっ!!

2009-02-09 21:50:10 | 関ジャニ∞
今日、体調が少し悪くて、
お昼ごはんも食べずに、お布団に入って、うとうとしてたんですけど。

そのときの夢に。

なぜか、屋良っち登場。

昭和初期かと思われるようなお店で、
一緒に買い物、してました。

買ったのが、バナナ
それに、
砂糖。

??????????

熱はないんですけど、

意味不明な私の脳みそ。

夢って、記憶の整理だって、どこかで聞いたことあるんですけど、
私は、なにを記憶して、どこへ整理しようとしたんでしょうか。

そんなこんなで(どんなだ?)
買ってはあるものの、愛$誌が読めてません。

かろうじて、∞くんが表紙の「ぽてと」さんだけ。

表紙の彼ら。
すばちゃんのお顔がすっきりで、うれしい。
亮ちゃんが、なんだか、ぼっちゃまみたい。
丸ちゃんに、努力のあとが見える気がするのは、私だけ?
たっちょんのアイドルスマイルに、次女、悶死。
黒髪のヤスに、長女、デレデレ。
ヒナ横は、年相応のオトコッぽさが垣間見え。

(表紙めくったとたんに、大野の目が、目が、目が)飛ばそう、さっさと。
苦手なんだよ、ごめんよ、悪気はないんだよ。
好みじゃないだけなのっ!!

ねえ、すばちゃん。
その手、手、手。
なんで丸ちゃんの手、握ってるの?
それも、けっこう、ガシッと。
あきらかに丸ちゃんの手の方が大きすぎて、
握れきれてないじゃん。
なんか、すがりついてる女の子みたいな、カンジが・・・
あれ?

表紙はお髭ないのに、中の写真は、あるんだね。

オカンの布団にもぐりこむ、ちっちゃいすばちゃんかァ。
可愛いだろうなあ。
我が家の息子も、そんな時があったなあ。
遠い昔のような気がするけど。

あたし、パセリ、大好き。
絶対に、残さないわ。
それにパセリってね、体の毒を出してくれるんですって。
香りも味も、万人向けじゃなくて、とっつきにくいけど、
ちゃんと理解されたら、、とてもいい子なんだよ?
やっぱり、すばちゃんみたい、ね。

すばちゃん。
あなたが、今、どれだけ充実した毎日を送っているか。
とても、よくわかる。
きっと、わくわく、どきどき。
ライブを前に、楽しくて、しかたないよね。

共に演奏する仲間がいて、
歌いたい歌を、歌える場所を与えられて、
やりたいことが、たくさん見えてきて。
きっと、あれもしたい、こんなんはどうや?って、
いろんな可能性が、否定されずに実現する道が見え始めてる。

ここまで、
頑張ってきて、よかったね。
諦めないで、歌い続けてきてくれて、ありがとう。

今回の武道館と大阪は、
大きな先輩の力添えによるものだけど、
でも、これが、ひとつのステップ。
次に繋げていくための、大事なライブ。
そこから広がるあなたの世界に、期待してます。

あなたから、あなたの仲間たちから、メッセージが届くのを、
全国のファミリーが、首を長くして待ってる。

忘れないで。
会場に行けない人の方が、
はるかに多いんだってこと。
行けなくても、応援する気持ちに変わりはないんだってこと。

あなたがめざすもの、
やりたいこと、
どんなことだって、
応援したい、力になりたいと思う。

ここに、私、いるからね。







春よ、来い。

2009-02-08 20:33:10 | 少年倶楽部
ウヒャヒャヒャヒャ

壊れている私。

日曜の夕方になって、「少年倶楽部」見ました。

オープニングから、マイクを持って、歌ってるヨディ。
ああっ、
可愛いじゃないのっ

目下のところ、少年倶楽部を見る目当ては、ヨディです。

「いやいや、それはないわ~」

と、のたまう長女。

「カッコいいのかもしれないけど、どこかが惜しい」

は?
惜しくないもん。

あの仔犬のようなクリックリのお目め。
ドラムを叩きながらの、カメラ目線。

うふふふふ・・・

なにより、今日のカメラさんのアングルが、最高で。

やや左下から彼を映してくれたおかげで、
あごのラインが、なんとも、ジャストで、

「やっぱし、母は、おかしい」

長女の機嫌がよろしくありません。

理由は分かってるけど、
どうする手立てもありません。

う~ん。

ヤス。
お願いだから、その舞台、
名古屋でも上演してちょうだいな。

次女独自のルートで、彼女だけが行くことになったので、
長女の落ち込みようといったら、ないんだよね。

仕方ないことと、
本人も諦めてはいるみたいだけど、
それでも、ね。





話は変わりますが。

やっと、やっと、弟の喫茶店の風除室のディスプレーを替えました。

  


並んでいるお雛様は、45年前の、私のお雛様。
本来は、小さなガラスケースに入っていた、木目込み人形です。

ガラスケースはとっくの昔に割れてしまい、
お道具だって、足らなくて、
髪はよれてるし、お顔も少しくすんでしまったけれど、

一昨年亡くなった私の母方の祖母が、
初孫の私のためにと、彼女なりに奮発して買ってくれたもの。

当時は、段飾りが主流で、
御殿のついたものや、
見栄えのするものを買いたかったらしいのですが、

狭いアパート暮らしの父母に、
それは、場所的な問題で負担だったらしく、
このお人形になった、と、
祖母から聞かされた思い出があります。
11歳、年の離れた妹の雛人形を買うとき、
立派な七段飾りの雛人形が、
羨ましくてしかたなかったのを、覚えてます。

でも、
お嫁にいくまで毎年、妹の大きな七段飾りの横に、
父の作った、小さなひな壇に毛氈敷いて、
このお人形たちを、飾ってました。


  

    


雛人形の横の棚に並べたのは、
トールペイントの作品たち。

専門の本やキットを手本にして、
下手ながらも、絵筆を持つのが楽しかった頃に、
描きためたものです。

最近はジャニ事に時間を取られて、
絵筆を持つ時間のやりくりが出来てませんが。

今だに、本は買ってるし、
板もキットも、それなりに、溜まってるから、

どうにかやりくりして、
また、描きたいんだけど、なあ。

最後に。



本日の我が家の猫。

北風強い外の寒さなど知る由もなく、
窓越しの、暖かなひだまりの中で、

惰眠をむさぼってました。

幸せそう、でしょ?



明日咲く花

2009-02-08 09:39:23 | 日記
日曜の朝。

仮面ライダーが終わった後は、
いつもなら、TVを見てるってこと、しないんですけれど。

今朝は、「題名ない音楽会」に、さだまさしが出るというので、
ちょっと、楽しみにしながら、観てました。

最近は、ずっと∞とすばると、ジャニの音楽の中にいたので、

さださんの音楽に触れる機会が、
以前に比べたら、格段に減っていました。

今年初めの、NHKの「お正月もさだまさし」以来、かな。

オープニングのメドレー、それに、「秋桜」。
なにより、セプテンバーというグループに提供した楽曲、

「明日咲く花」。

これを聴いていたら、
ポロポロ、ポロポロ・・・  

歌っていたのは、さださんではなく、
(さださんは、ヴァイオリンでコラボです)
セプテンバーのボーカリストだったのですが、

その詞が、
歌いだしの1行目から、
もう、
ものの見事に、

私を包み込んでくれました。




すばるに出会うまで。

そう、ほんの4年前までは。

さださんの音楽が、私の支えでした。
中学生の頃から、もう、30年もの間、ずっと。

いえ、
今も、
私の根底にあるのは、

もしかしたら、彼の音楽なのかもしれません。

彼の紡ぎだす詩と、奏でる音とが、好きです。
(ああ、もちろん、おしゃべりも、ね)

すばるに出会って、
すばるが教えてくれた、すばるの音楽。

さださんとは、違うところから愛を歌う彼に、
だからこそ、
魅かれていったのかもしれません。

さださんの詩が、私を包み込むものとするなら、
すばるの詩は、わが身がともに願うもの、欲するもの。

中へ向かうもの、外へ向かうもの。
対極にいる、彼ら。

一概にはいいきれませんが、

そのどちらもが、きっと、私には、必要だったのでしょうし、
きっと、これからも必要とするのでしょう。


『自分の足で、歩幅で、歩むんだよ』


彼らが交わることはなくても、
まったく別の音楽性であろうとも、

二人から教えられたものは、
私が感じ取ったものは、
実は、共通していたのだ、と。

改めて感じた、日曜の朝のひとときでした。














さださんに関しては、

実はとても年季が入っているのに、

コンサートにも行かない、ファンクラブにも入ってない、
CDすら、買うのはご無沙汰している私です。

なのに、折々にユーキャンから出される全集ものだけは、
買ってます。
(あ、この間来てた『ラジオトーク全集』は、予算の都合で、買えなかったな)

手に入れて、安心して、
まだ、未開封のものもあったりしますが。
(∞だったら、そんなこと、絶対にないんだけど)

遠回りをして、
寄り道をして、
時々、安心したくて思い出す場所。

いつでも、ここにいるよ、と、
手を広げていてくれる場所。

それが、私のとっての「さだまさし」なのかもしれません。


STORY.16 First Love 後編

2009-02-07 09:00:17 | 小説
昨日の報道ステーションの、∞君たちの映像。

細かくうなづいているすばる君に、キュンキュンしてました。
いやん、可愛い

そんなすばる君を相手の、妄想小説。
16話めの、後編になります。

続きから、どうぞ。




だから、
たまに会えたら、嬉しくて嬉しくて、

彼に抱きしめられるたびに、
幸せってもの、感じてた。

いくらケンカしても、
『ちィ兄』は私だけのもんで、
私は、『ちィ兄』だけのもんだと、思い込んでた。

彼が地元にいるときは、
一秒だって離れてるのはイヤだった。

親に嘘ついて外出して、
遊びまわって、
塾どころか、学校サボるんだって、なんとも思わなかった。


新しい仕事始めて、
慣れない場所で、精一杯頑張ってた彼にとって、
そんな私の存在が重荷になってるなんてこと、
頭の中に、
これっぽっちも、考えたこと、なかった。

私には、『ちィ兄』しか、見えてなかった。
彼の置かれた環境を思いやる余裕なんて、なかった。

彼の選んだ仕事は、けっこう弱肉強食の世界で、
他人に強制されることだって、多い。

『なんでや、どうしてや』

子供のときから、
自分の納得できないものに対して、
くってかかることの多かった『ちィ兄』にとって、
そんな状況が、辛くなかったはずはなかったのに。

今だったら、
そう、思えるのに。

あの頃の私は、
私のことだけを見てくれない彼にイライラして、

わざとケンカふっかけてみたり、
無理難題な我儘、言ったり、
メソメソ泣いてみせたり。

もっそい、うっとうしい女に、成り下がってた。


自分では、気付いてへんかったけど。


気付かせてくれたんは、
ほかの誰でもない、ママ、やった。



たまたま、家に遊びに来てたママと顔あわせたときに、言われた。


『あのコのこと、好いてくれるんは、親として嬉しいけど、
 でも、私な、あのコのこと大切なんと同じくらい、
 あんたのことも、大事やねん』

『せやから、生活荒れてるあんた見てたら哀しいし、
 その原因が自分の子やったら、なお、ツライわあ』

『恋愛ってな、自分磨きの連続やで』

『昨日よりも今日、今日よりも明日の自分が、
 どんだけカッコイイ女でいられるか、が勝負みたいなとこ、あるやん』

『オトコだけに頼ってたら、
 この先、自分の道歩くんは、シンドイばっかしやで』

『鏡、見てみ。
 笑顔の素敵なコのほうが、人生、得すると思うけど、な』


お説教は聞きたくなかった。

だけど。

ママは、笑ってた。

子供の時から変わらない、私の大好きな笑顔で。

だから、気付いた。

ママが微笑う、その笑顔の奥に隠されている気持ちに。

『ちィ兄』の前で、
笑顔すら見せてない、私自身に。

私を見るときの、
『ちィ兄』の、困ったような笑顔に。

私と『ちィ兄』の、これから、にも。





もう・・・アカン、のかな。

もう、嫌われてしまったんかな。

好きなんは、私だけ、なんかな。

ほんまに、好きやのに。

・・・でも、好きってだけじゃ、どうにもならんのかな。



迷って、迷って、
考えて、考えて、

出た結論が、ひとつ。



もとの、幼馴染に戻ること。



『ちィ兄』をキライになるんは、難しい。

好きって事実は、変えられない。
忘れることも、できそうにない。

けど、このまま、
恋人でいることは、できないんやったら?

好きでいても許される立場は、なに?


考えて、考えて、
考えるたびに涙が溢れて、どうしようもなかったけど、

でも、

いつか、その涙も、涸れた。



『ここらで、ちゃんと、終わらせよ。
 もう、ふたりでは、会われへん』



彼の、最後の言葉を聞いたとき、
記憶の扉に、鍵が、かかった。



あの日、

私は、彼の前で、ちゃんと微笑えたかな。

今でも、私は彼のファン第1号だって、自分では思ってるけど、
もう、
彼は私のことなんて、
覚えていないんだろうな。





      そろそろ、お時間でございます。


式場の世話係が、控え室に知らせてくれた。


さあ、
ここから。


私の、新しい日々の、始まり。



バイバイ、『ちィ兄』。







FIN.

STORY.16 First Love 前編

2009-02-06 22:30:47 | 小説
昨日のレンジャーに、本当は、一人一人返信するつもりでいたんです。

でも、
某「うたばん」さんを見ていたら、
あまりにも、あまりにも、KAT-TUNの出番が遅くて少なくて、
いつぞやの、∞と同じ扱いに、ちょっと、呆然としていたら、

すっかり忘れてしまいました。

と同時に。

今週中にUPしたいと思っているお話も、
気付けば、今日は、金曜日のこんな時間。
もう残り少ないじゃないの

ちゃんと打ち込めるの? 私。

ということで、前書きなしに、いきます。

遅くなりました。

STORY.15と対になってるお話の、前編です。

STORY.15では、彼目線のお話だったのに対して、
同じ初恋を、
こちらは、彼女目線から、書いてみました。

続きから、どうぞ。


昨日までの雨が嘘のように晴れ上がった空。


結婚式場の控え室の窓から見えるのは、
きれいな青空と、わずかに覗く木々の緑。

純白の花嫁衣裳に身を包んだ私は、
笑顔で応じていた来客の中に、
懐かしい顔を見つけた。


「ママ・・・」


ママ、と私が呼んだその女性は、実の母親ではなく、
小さい頃から隣に住んでいたヒトだった。

母親同士が仲が良く、
『おばちゃん』と呼ぶには、あまりに若かったのだ。

それに。

子供の頃のまま、約束が果たされていたら・・・

その女性は、本当に私の母になるはずだった。



『まあ、ホントかわいい。お人形さんみたいやねえ』
『おめでとう、ほんまに、おめでとう』
『あの、小さかったコが、もう、お嫁にいくんやから、月日の経つのは、早いもんやねえ』
『お相手は、ええとこの人やってねえ。幸せにしてもらいや』
『なあ、写真、撮ってもええ?』



矢継ぎ早に喋りながら、
さっさと携帯を取り出すと、
私が微笑んだのと同時くらいに、シャッターを押した。

相変わらず、にぎやかだ。

この女性の、笑った顔が、私は大好きだった。


子供の頃、
この女性は、
自分の子供のしでかすコトに謝ってまわりながら、
それでも、
いっつも、子供の前では笑ってた。

口調は怒ってたけど、
本気じゃなかった。

『男の子やから、ちょっとくらいのやんちゃは、しゃあない』
『ケガくらいですんだら、もうけもんや』
『けど、他人様に迷惑かけるんだけは、アカンよ』
『おかあちゃんが謝ってすむコトくらいで止めといてや』


膨れっ面をしながらも、
渋々、うなづいていた男の子。


どんなにやんちゃな悪たれでも、
オカンにだけは、弱かったんだよね。



私は、
記憶の奥に封印した、その男の子の顔が、
その女性の顔に重なって浮かび上がってくることに、
少し、複雑な思いだった。




幼かった、
小さな、小さな、初恋。


でも、それまでの私の人生の大半に存在していた男の子。


あれから、いろんな恋を経験して、
たった一人のヒトと巡り合って、決心して、
今日を迎えたけれど。

今も、時々、
彼の名前や活躍を聞くたび、
ズキン・・・と、胸が痛むのは、
まだ決して、忘れきってはいないからだ、ということに、
私は、あらためて、気付いてしまった。



物心ついた頃から、
私は、彼の後ばかり追っていた。

ちゃんとした発音が出来なくて、
『ちィにい』 『ちィにい』 と呼んでいたのは、私くらいだ。

彼は、とっても活発だったから、
親たちですら、気を抜くと、すぐに姿を見失ってしまうほどだった。

近所の同じ年くらいの子を集めて、
公園で遊ぶときも、
秘密基地みたいなつくりの、狭いトコでコソコソ遊ぶときも、

どんな遊びをするにしても、

私の手を引いて、
『こっちやぞ、付いて来いや』って、言ってくれてた。

『オレの嫁はんになるんやで』って、
彼に真顔で言われたのは、幼稚園くらいの時やった。

『浮気したら、許さへんよ』って、
釘をさした私も、けっこう、早熟やったわ。

意味、判ってたんかな。



二人とも、ちょっとずつ成長していって、
それまで、
何をするにも、どこへ行くにも一緒やったのに、

彼が、中学にあがった頃、
ちょっとだけ気まずい雰囲気になったことがあった。

彼に、年上の彼女が出来たからや。

向こうは中学で、
こっちは小学校やから、
それまでみたいに、一緒には帰られへん。
当然やけど、
学校行くんも、別々。

あの時は、ほんま、寂しかったわ。

彼の興味が他の女の子に移った経験は、
それまでにだって、あったけど、
家は隣やのに、
なんでか、なかなか顔も合わさんようになって、
話もしなくなったんは、初めてやった。

でも。

私が中学にあがったら、彼女のほうは卒業で、
自然消滅したらしいから、

彼は、また、私の『ちィ兄』に戻った。


付き合うっていう感覚になったんは、
それから、やな。


毎日、毎日、彼のそばで楽しかったな。


勉強は、まったく出来へんかったけど、
部活は、まあまあ、それなりやったし、
休みになったら、みんなで、あちこち遊んで回った。

近所でフリマがあるっていったら、
必ず、二人してのぞいた。

彼は洋服ばっかり見てて、
私はアクセサリーとか、香水とか、興味があって。

中学生のこづかいやから、
そんな高価なもんは、買われへんかったけど、
それでも、なかには掘り出しモンもあったりして、
ふたりして、けっこう、喜んだりしてた。


状況が変わったのは、
やっぱり、彼が卒業したあとくらいから、かな。


彼が選んだ仕事は、
地元だけでは済まんことも、多くって、
何日も、地元に帰って来ないこともあった。


最初のうちは、
そんなでもなかってん。


相変わらず、二人で遊びにも行ったし、

彼の新しい仕事仲間も増えて、

一緒にバカばっかしやってた気がするのに、



そのうち、
私だけ、付いて行かれへんくなった。



私は、地元の高校に入って、
新しい環境ってヤツに馴染むのに、
ちょっと、時間がかかった。

いっつも、『ちィ兄』がいてくれたから、気付かなかったけど、
私って、けっこう、人見知りする方だった。

最初のうちは友達だって出来なかったのに、
彼から電話があるたび、
カラ元気を振り回してた。

遠いトコで頑張ってる彼に、
心配かけんのだけは、イヤだったから。


だけど、それも、長くは続かんかった。


寂しくて、寂しくて、
電話口で泣いてしまうことも、多くなった。

彼に会いたくて会いたくて、
どれだけ我儘を言っただろう。

わりと短気な『ちィ兄』も、私にだけは、気長なほうやったと、思う。

それまで、
私に本気で怒ることって、なかったけど、
あの頃から、よう、ケンカした。


ひとつには、私の我儘。

ひとつには、私の嫉妬。

ひとつには、私の独占欲。


彼が他のオンナノコの話をするたびに、
電話の向こうとこっちとで、ケンカばっかりしてた。





後編へ続く。