年末恒例の『今年の漢字』に『金』が選ばれ、清水寺で森管主が揮毫した。全国漢字能力が公募。約26万通の内『金』が約9000通で一番多かったそうだ。ロンドン五輪の金メダル、山中教授のノーベル賞受賞を『金字塔』を打ち立てたとか、消費増税、生活保護費の増大など金(かね)を巡る問題を理由に挙げた人が多かった。地獄の沙汰も金次第というが、寺の坊主もカネを積めば『戒名』も院号付きで立派になって長くなる。この世も金だ、この漢字は永久に使える。民主党のマニフェストの柱は子供手当て、農家個別補償、生活保護条件の緩和などの『カネ』のバラ撒きと現在『有料』のものを『無料』にする高速道路、高校授業料などの『カネ』を取らぬ、まるで『打出の小槌』がある夢のような空想を公約にした。財源は無駄を無くせばいくらでも出てくるような話しで、増税は必要なかった筈だった。16日が投票日だ。結果では総理の座を自民党安倍総裁に明け渡すのも時間の問題になった、野田ドジョウの一字は『決』だそうだ。「首相になって国論を二分するような、いろんなテーマに立ち向かってきた。動かすのは決断だ」と胸を張った。さてどうだろうドジョウ君に相応しい漢字は『決』ではなく『欠』金欠病、智慧の欠乏、欠陥閣僚、そして『穴』はアナがあったら入れたい欠陥大臣のオンパレードだった。『訣』は『秘訣』などもあるがやはり『訣別』がピッタリだ。政権との訣別、総理との訣別だ。『金』と言えば北朝鮮の独裁者、金日成、金正日、金正恩の3代を思い付く、12日長距離弾道ミサイルを発射したが故障したような三文芝居を打って、油断させて打ち上げた。これ一発の費用は北鮮国民が3年間食べられるトウモロコシの購入代金相当だという。国民は餓死寸前だが金一家は贅沢三昧、巨額な『金』を使って核開発とミサイルに血道をあげている。アンパンマン藤村内閣官房長官は念願通り打ち上げが早く済んで喜色満面だろう。安心して地元に帰り選挙運動に専念出来る。但し当選を保障出来る訳ではない。写真は1953.4年(58年前)木下恵介監督、主演高峰秀子の映画『二十四の瞳』のロケした小豆島の苗羽小学校田浦分校の教室内。現在保存され見学できる。1年生で『金』を習う。