1993年
《あらすじ》
グルミットの誕生日に内緒でプレゼントを用意したウォレスだったが、高価な買い物をしたおかげで家計は火の車。そこでウォレスは空き部屋を貸そうと考える。部屋を借りに1匹のペンギンがやってくるが……。
とにかく黒い。なんて悪いペンギンなんでしょう。こんなにダーティーなペンギンは他に見たことがありません。衝撃的です! 悪いやつだな~。でもやっぱ間抜けで可愛い。ふふ。
「ウォレスとグルミット」のシリーズのなかでも私がもっとも好きなのが、この「ペンギンに気をつけろ!」。あまりにも面白いのです。突っ込みどころが満載です。まず冒頭からして可笑しい。
起床したウォレスが、壁の隠し金庫から取り出したブタの貯金箱からは硬貨が3枚・・・これが全財産らしい;(大人なのに信じられない!←と自分を棚に上げて言ってみる)
で、なんでそんなにも金がないのかと言えば、その日誕生日を迎えた愛犬グルミットのためにプレゼントを買ったのだという。うん。そこまではまあ感動的。しかし、肝心のプレゼントを受け取ったグルミットは微妙な表情をしている。たしかにこんなプレゼントでは嬉しくないですよねー。
このシリーズの面白さのひとつには、こういうウォレスとグルミットとの意志の決定的な食い違いというかウォレスの一方的な思い込みというか、一応飼い主であるはずのウォレス(発明家)に比べて、どう見ても圧倒的にグルミット(犬)のほうが優秀であるだとか、そういう奇妙な不一致があると言えましょう。
そして、今回の物語の魅力の多くを占めるのはやはりペンギンのマッグロウ。一見つぶらな瞳の可愛いペンギンですが、実はよからぬことを企み、着々と計画を実行に移してゆくその様は堂々たるものです。サスペンスでハードボイルドな感じなのです。ペンギンなのに……。
このマッグロウというキャラクターによって、私はこれまで単に可愛いだけだと思い込んでいたペンギンという存在の新たな一面を思い知らされたと言っても過言ではありません。制作者の持つそのあたりのユーモアのセンスは毎度のことながら抜群なんですね。
ついでに、原題がまた爆笑もの。
" The Wrong Trousers "
……確かに!! オープニングを観るたびに吹き出します。ぶはー!
ああ、何度観ても笑えるわい。
《あらすじ》
グルミットの誕生日に内緒でプレゼントを用意したウォレスだったが、高価な買い物をしたおかげで家計は火の車。そこでウォレスは空き部屋を貸そうと考える。部屋を借りに1匹のペンギンがやってくるが……。
とにかく黒い。なんて悪いペンギンなんでしょう。こんなにダーティーなペンギンは他に見たことがありません。衝撃的です! 悪いやつだな~。でもやっぱ間抜けで可愛い。ふふ。
「ウォレスとグルミット」のシリーズのなかでも私がもっとも好きなのが、この「ペンギンに気をつけろ!」。あまりにも面白いのです。突っ込みどころが満載です。まず冒頭からして可笑しい。
起床したウォレスが、壁の隠し金庫から取り出したブタの貯金箱からは硬貨が3枚・・・これが全財産らしい;(大人なのに信じられない!←と自分を棚に上げて言ってみる)
で、なんでそんなにも金がないのかと言えば、その日誕生日を迎えた愛犬グルミットのためにプレゼントを買ったのだという。うん。そこまではまあ感動的。しかし、肝心のプレゼントを受け取ったグルミットは微妙な表情をしている。たしかにこんなプレゼントでは嬉しくないですよねー。
このシリーズの面白さのひとつには、こういうウォレスとグルミットとの意志の決定的な食い違いというかウォレスの一方的な思い込みというか、一応飼い主であるはずのウォレス(発明家)に比べて、どう見ても圧倒的にグルミット(犬)のほうが優秀であるだとか、そういう奇妙な不一致があると言えましょう。
そして、今回の物語の魅力の多くを占めるのはやはりペンギンのマッグロウ。一見つぶらな瞳の可愛いペンギンですが、実はよからぬことを企み、着々と計画を実行に移してゆくその様は堂々たるものです。サスペンスでハードボイルドな感じなのです。ペンギンなのに……。
このマッグロウというキャラクターによって、私はこれまで単に可愛いだけだと思い込んでいたペンギンという存在の新たな一面を思い知らされたと言っても過言ではありません。制作者の持つそのあたりのユーモアのセンスは毎度のことながら抜群なんですね。
ついでに、原題がまた爆笑もの。
" The Wrong Trousers "
……確かに!! オープニングを観るたびに吹き出します。ぶはー!
ああ、何度観ても笑えるわい。