大阪市立美術館は、天王寺にあります。というわけで、ものすごく天気の良かった5月4日、ゴールデンウィークのちょうど真ん中に、天王寺まで行ってきました。
地下鉄御堂筋線で天王寺駅まで乗っていったのですが(ゴールデンウィーク中はずっと「1日乗車券」が安くなっていてお得だった!)、駅の改札を出ると、なんだか異常に混雑しています。なんだ、なんだ? なんかあるのか? 家族連れが多いので、やっぱりみんな「天王寺動物園」へ行くのかもしれません。でもそれなら「動物園前駅」で降りるよな?
天王寺駅の出口から出ると、ちょうど歩道を工事中であったために、ただでさえ狭い通路がいっそう狭くなっていました。そこへきてこの混雑ですから、進むのがちょっと大変。でも、天王寺公園はすぐ近くだからたいしたことはなかったのですが。
12:00 天王寺公園
動物園と美術館は同じ公園の敷地内に併設されています。公園の入り口は門になっていて、その手前でチケットを買って入場します。
公園内はすでに人だらけ。芋洗いというやつでしょうか。小さな子連れのご家族が、あちらにもこちらにも溢れていました。天気もいいし、動物園へ来るにはもってこいの日だったのでしょう。
美術館を目指す私とK氏は、公園の奥に向かって小道をてくてくと歩きます。巨木の並木をくぐっている途中で「バキバキ」と枝が折れる音がして、驚いて見上げたら、大きな白っぽい鳥が枝をくちばしにくわえて悠然とたたずんでいました。「あ!」と思う間もなく、その鳥はバッサバッサと翼をひろげて、枝をくわえたまま動物園方向に飛んでいってしまいました。あれで巣を作ろうってのかね?
せっかく公園へ来たので、美術館に入る前に園内を散策。

レストランを発見。非常に趣がありますね。入り口はすごく奥まったところにあって、少し薄暗い感じ。しかもなんか窓には鉄格子がはまっているように見えました……。なんていうか、こう、秘密の小部屋に誰か囚われてそう、みたいな……! ロマンだわー。

メニューはこんな感じです。

アジフライが出て来るみたいですよ?
おどろおどろしくて実に天王寺公園らしい情緒に溢れているこのレストランですが、あとで分かったことには、この建物は美術館で、レストランはその内部にあり、しかも店内は昼時ということもあり満員でした。よかった、普通に営業してたんだ…(^o^;)(あまり失礼なことばかり言うと怒られるな…;)
美術館の裏手には、お庭があります。池とか四阿とかがあります。
鳥もいた。鯉もいた。



庭から見える美術館の裏側。

つつじ。
美術館で「歌川国芳展」をみた後は、さらにもう少し公園内の散策を続行しました。園内には「茶臼山」がありました。茶臼山は古墳だとかそうではないだとか、大坂冬の陣、大坂夏の陣の舞台となったらしいですね。歴史を感じますねー。

池を渡る橋の上から通天閣が見えた。
手前には川鵜っぽい黒い鳥の姿も見える。

ホース?の上には、無限に続く亀が日向ぼっこ中。
ちょっとベンチで休憩したあと、茶臼山を登ってみましたが、すぐに登ってしまえる高さでした。あー、それにしても暑い。
帰りは動物園の脇を通過して、「動物園前駅」から御堂筋線に乗りました。フェンスの向こうに見える動物園は、公園の人垣よりもいっそう賑わっていました。この連休には意外と近場へ出かけようという人が多かったのかもしれないですね。
梅田で途中下車したので、ついでにこの日リニューアルした「大阪駅」周辺へも行ってみましたが、ごらんの通りの人、人、人! 下の画像の中央奥がJRの改札に続いている通路なのですが、その通路が人でぎっしり詰まっているさまは、思わず笑ってしまうほどでした。

誘導員の方々もへとへとになっておいででした。駅ビルに「伊勢丹」が入っていて、みんなそこを目指してずらずらと並んでいるさまは圧巻でしたね。わー、すごい!
我々はまあ、いつもの通り、阪神デパートの地下で「551」の豚まんを買って帰ったわけですが…。なんにせよ、繁盛しているならよろしいんじゃないかと! もう少し落ち着いた頃に、私も新しくなった大阪北口を探検してみようと思います。
というわけで、忙しかった黄金週間のお出かけ1日目。人が多かったせいか、K氏はどこかで風邪をもらってきていました。お気の毒になぁ……。だが私は忙しいので、頼むからうつさないでくれよ!!
(翌日につづく)