ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:とうとう州境越え

2023年08月09日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州のグレートオー
シャンロード走破後の4日目


ポートフェアリーを出て西へ
ここからは厳密にはシップレ
ックコーストではありません


70km走って着いた大きな港



深水港なのがわかる規模で、
停泊している船の数も種類も
ジーロング港以西では最大か



ポートランド



メルボルンからアデレードの
間で唯一の深水港だそうで、
天然の良港というわけです。



木材の積出港なんですね。

NZの港でもよく見る光景


あの黄金色の山はなんだろう



木くずのような色に見える



鉱物資源じゃないよねぇ

でも大陸オーストラリアだか
ら何が採れるかわからない


ポートランド港のHPによる
と、港は植樹から生産した再
生可能広葉樹チップの世界最
大の輸出港だそうでウッドチ
ップでした。園芸用かと思っ
たら生ごみの消臭・分解にも
使われるそうでエコ産品か


天気のいいこの時期なら絵に
なる風景ですが、冬の寒さと
厳しさは想像もつきません。



港に面した一等地には教会が
(※オールセインツ教会)

宗派ごとにいくつも教会があ
り宣教師の影響が強かった植
民地初期の面影が残ります。


ポートランドを出て西の町ネ
ルソンまではディスカバリー
ベイ海岸公園
と名付けられて
いますが、州の観光誘致目的
のためのようで、ディスカバ
リーベイ自体は南オーストラ
リア州まで延びているよう。

(※この辺がややこしい💦)


約70kmで到着したネルソン



唯一見かけた観光関連のもの



しかし、がっつり閉まってる



ビジターセンターがあっても
寂しそうな場所で町の中心で
はなさそう。明るい時間でし
たが仕事終わりの長靴の男女
がバーの前にズラッと外向き
に並んでビールをラッパ飲み
朝が早い漁業関係者なのか。

(※この辺の建物のどこか)


突然入ってきたアジア人のク
ルマにみな怪訝そうな視線。
怪しい者ではないのですが
外部の人が少なそうな場所。



岩に座っていたペリカンまで
遠ざかっていきました。あま
り人慣れしていないのかな



街中のペリカンとは大違い



ネルソンから3、4kmで突然
牧草地の中の道路脇にコレが

南オーストラリアへようこそ


振り返れば、道の反対側には

ビクトリアへようこそ


でも、ただの道路標識で背後
もネルソンそのままに殺風景



なんかこう温かみを感じる
南オーストラリアアデレー
ドLOVEですから贔屓目です。

ここからは南オーストラリア


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:植民地の光と影グリフィス島

2023年08月08日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。ハイライトだ
った全長243kmのグレートオ
ーシャンロードを走破しても
まだまだ旅の楽しみが続く。


これが大陸のいいところなの
だろうか、とも思う。4日目
午後はポートフェアリーの南
端に位置するグリフィス島へ



1周約3km。ゆっくり歩いた
ら1時間のコースだそうで、
グルっと周ってみることに

目指すのは先端にある灯台


どこかの段階で徹底的な治水
をしたらしく、バス海峡の荒
波への対策が講じられている
よう。島は生物保護区指定。



ピッカーリング岬とはまた違
う水の色。透明感が美しい



灯台まで時計回りなら1km超
半時計周りなら2km弱です。



まずは整備された時計回りへ



環境の変化を最小限にしつつ
生態系保全を図っているのか



かつての桟橋跡のよう。今は
干潟になっていてほぼ陸地に



モイン川の河口。海に突き出
ているのは導流堤(海に注ぐ河
川の水流を安定させるための
堤防)のよう。ゴールドコー
スト
で見たのと似ています

👆ここはシーウェイに相当か


手前が湾の海水。奥がモイン川



導流堤の鮮やかなコケに南端
の町の春の訪れを感じます。



この先はポートフェアリー湾

そしてバス海峡


こんなに愛らしい灯台とは

ポートフェアリー灯台


コロナ禍中にペンキを塗り替
えたのか、青空に映えます。



灯台を過ぎて、さらに先へ。



防波堤の内側にミヤコドリ



かつての石切り場

整備も地産地消だったのか


この島に名を冠するポートフ
ェアリーの名士キャプテン・
グリフィス。タスマニア島か
らポートフェアリーと西のポ
ートランドに初めて白人入植
者を連れてきた人物だそう。



1836年にはこの島に捕鯨基地
を建設し、造船や交易等幅広
い事業を手掛けたそうです。


しかし、経済価値が高い地で
あればあるほど先住民との軋
轢も大きく、州南西部では18
30~60年代までユーメララの
戦いと呼ばれる抗争が続き、
おとぎの町にもアボリジナル
迫害を繰り返した暗い歴史が


植民地の光と影が凝縮された
ような島ですが、今は何もな
い静かな地。後半は自然豊か



島でも次々に風景が変わり、



最後は草原のような所を行き
コンクリートについた鳥の足
跡(偶然?)をたどっていくと




👇






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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:おとぎの町ポートフェアリー

2023年08月07日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。全長243kmの
グレートオーシャンロードを
走破した後、旅の4日目はシ
ップレックコーストを西へ


30分ほどで到着したのは難破
海岸
、シップレックコースト
の最終地点ポートフェアリー



19世紀のまま時が止まったよ
うな小さな町。人口約3,000人



白亜の建物はオーク&アンカー
町のアイコン的ホテルのよう

1857年頃に建てられ、ロイヤ
ルオークやコマーシャルとい
う名で営業していた歴史的建
造物指定のブティックホテル


ステキだけど1泊5万円前後
でも週末は6室全室満室にな
るというのだから、スゴい。


19世紀の方が今より人口が多
く、町が栄えていたのを彷彿
とさせる、古の建物の大きさ

十字路に建つパブ兼ホテル、
スター・オブ・ザ・ウェスト


特徴的なドアの上の明かり窓



1856年に完成したシンプル
で華麗なジョージアン様式。
こちらも歴史的建造物指定で
すが1泊1万円以下です(笑)


アールヌーボーの窓がステキ

これは後付けなんだろうか


植民地らしく本国の流行のい
いとこ取り。でも時代がズレ
ていたり資金不足だったり

それもまたコロニアル様式か


これも同じ頃の建物らしく、
レンガではなく石造りです。



やって来たカフェの『本日の
スペシャル』は見事に空欄

でもモザイクが素晴らしい


コーヒーブレイクなのでコー
ヒーがあれば十分なのです。



でも夫曰くは運転には甘い物
が欠かせないんだそうです。



ポートフェアリー・フォーク
フェス
なるものがあるそう。

3月の開催を11月から宣伝し
ているところをみると町のメ
インイベントなんでしょう。


おとぎ話のようなフェアリー
(妖精)という名がどこから来
たのかと興味を持つと、1828
年にやってきたアザラシ漁船
フェアリー号の船長の命名と
いう説があり、1835年には地
名として定着していたそう。


しかし、1843年にシドニー
から来た弁護士ジェームス・
アトキンソンが測量後に一帯
の土地を買い上げ、排水や区
画整理を行い河港まで建設し
た後、故郷の北アイルランド
にちなみベルファストと命名

(※カフェ店内にあった測量当
時の古い地図には2つの地名)


地元のポートフェアリー郵便
局は1854年にベルファスト郵
便局に改名し(させられ?)18
87年に再び元に戻ったそう。


シドニーのイケイケ弁護士が
札束を携えて大規模不動産
開発に乗り出したのも、地元
民には不服だったはずで、地
名の変遷に地元愛への意地が
垣間見えた気がしました


地元民で混み合う活気ある、
ミルというカフェでした。



日中でも静かなもので地方の
町らしく老人が目立ちます。



古色蒼然な菓子屋



カフェはどこも閉店が早い



かつては銀行だったのではな
いかと思われる大きな建物。
今はカクテルバーでした🍸

地方での酒の重要性を実感す
るような規模の店構えです。


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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:メリ海洋保護区

2023年08月06日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州。全長243kmの
グレートオーシャンロードを
走破し、あとはひたすら西へ


4日目はグレートオーシャン
ロードの終点シップレックコ
ーストのワーナンブール観光


というか海岸沿いをあてもな
く歩いていただけですが(笑)


サウスワーナンブール湿地



ここは全国的に見ても重要な
湿地で、50種類以上の鳥類が
ここを棲み処としており、絶
滅危惧種で、インコでは珍し
く渡りをするアカハラワカバ
インコも生息しているそう


渡る先は約240km離れた、タ
スマニア島なんだそうです。


ピッカーリング岬という所に



メリ川の河口。橋はメリ橋。



見たこともない水の色です。



この先はメリ海洋保護区のた
め、厳重に管理された上での
自然で、不思議な、美しい色

カモメがたくさん集まってい
て色が違う場所は餌場なのか


子どもが集めていたのはネプ
チューンズネックレスかな

NZやオーストラリアに生息
するネックレスのように粒々
が連なる海藻が見られる岩場


どこも歩きやすい遊歩道で、
フラりと立ち寄るのもいい



沖合には小さな島が2つあり



緑多い沖のミドル島はオース
トラリアにしかいない世界最
小のリトルペンギンの生息地

背の高さ30cm、体重1kgとい
う小ささはまさに鳥サイズ


2005年には数羽にまで激減
してしまったそうですが、そ
の後のキツネ狩りで個体数が
回復し、両島とも渡れないよ
うにすることで保護を強化中

(※キツネ駆除はこのためか)


手前のメリ島の端にそれらし
き小さな鳥が林立している

な~んてラッキー


と思ったら、あの白黒の鳥は



ウのマミジロウで大笑いの巻

リトルペンギンかとつい期
待してしまいましたが、そん
なに簡単には会えないのかな


最後の氷河期のピークだった
2万年前頃、目の前の海面は
今より100ⅿも下にあったそ
うで、ぬかるみの中、タスマ
ニア島まで歩けたそうです。



周辺の岩場は風に運ばれた砂
が堆積して固まった風成岩と
いうもので、風雨に脆く年間
4cmの勢いで浸食されている
そう。これに比べれば十二使
の石灰岩は遥かに硬いとか



普段は地球の営みなど考える
ことすらないのに、オースト
ラリアに来るとつい考える



そんな光景に溢れています。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:ワーナンブールのレディーベイ

2023年08月05日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州南端の海岸線全
長243kmを行くグレートオー
シャンロードの旅が終了して
も、まだまだ旅が続きます。


4日目はシップレックコース
の要所ワーナンブール観光



とはいえ、有名な観光地とい
う訳ではなく、海岸線を散策

おばあちゃんのサーフ海岸🏄
ということは初心者ビーチか


ワーナンブールにはおばあち
ゃんの墓海岸という場所もあ
り(行きませんでしたが)、そ
こには1848年にこの地で初め
て葬られた白人女性アグネス
・ラトルトンの墓があるそう。


アグネスはイセエビ漁師ジェ
ームスの妻で、2人は近くで
テント生活をしていたそう⛺


ここはレディーベイという、
きれいな弧を描く穏やかな湾



夏場12~5月は毎朝5時間も
海岸の清掃をしているよう。



11月は清掃期間ではなく漂流
物が打ち上げられています。



浚渫中らしく砂の放出中。



フォアショア(前浜)プロムナ
ードという名の6kmの遊歩道
ランニングしたらよさそう

いい道でしたが何もないので


反対側の防波堤に来ました。

ここはワーナンブール埠頭


防波堤の片側は引き込み線跡
が残る埠頭で今も漁船が停泊



ここで浚渫船が作業中。長い
長いパイプを伸ばして湾の反
対側の砂浜付近で砂を放出中
(※写真上が放出していた場所)

湾内で砂がぐるぐる回るのか


浚渫しないと海底に砂が溜ま
り、船の安全な航行が脅かさ
れるのでメンテナンスは必須


イセエビ漁の船なのかな



太公望も数人。お供のカモメ



釣った後に魚がさばける場所

屋根付きでかなり本格的施設

オーストラリアはどこもこの
設備が充実しているような。

ハービーベイは桟橋の上にも


メリ川の向こうに見えるのは
レディーベイ・リゾート



土手にはピンクの花が満開で
春爛漫。まるで絨毯のよう。



望遠で撮っても何の花か不明

多肉の1種なのかな?


キツネ駆除剤が散布してある
場所。NZにはキツネがいな
いので『外国』を感じます。



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グレートオーシャンロード+アデレード3回目行:難破海岸を行く

2023年08月04日 | オーストラリア:シップレックコースト

2022年11月のオーストラリア
ビクトリア州南端の海岸線全
長243kmを行く、グレートオ
ーシャンロードの旅が終了。



初日はメルボルン入り&宿泊



旅は2日目に始まり正味2日間



メルボルンから起点のトーキ
ーまで100km。実際はクイー
ンズクリフ
など寄り道してい
たので、起点まで150km以上
は走ったと思われ3日間で計
400kmを走破したよう。運
転し続けてくれた夫に感謝



「今ならこれぐらいの運転は
全然平気だけど、いつまでも
できるとは限らないからね」

夫はどこまでも現実的です。


これもまた私の思うところ
今できることは今のうちに
今行ける場所は今のうちに

を後押ししているようです。


再訪できたら儲けもの


終点とされるワーナンブール
アランスフォードの後も旅
は続き、4日目はシップレッ
クコーストを行きました


シップレックコースト(難破海
岸)とは最南端オトウェイ岬か
らビクトリア州最西端近くポ
ートフェアリーまでの130km



V字型のグレートオーシャン
ロードの左側とほぼ重なり、
重ならないワーナンブールか
らポートフェアリーまでは、
30km弱で目と鼻の先です。


シップレックコーストとはオ
ーストラリア史上最悪の海難
事故多発海域で、判っている
だけでも過去に638隻が難破
し、発見されたのは240隻と
わずか3隻に1隻だったそう。

(※1878年に沈没したロック
アード号
もそのうちの1隻)


ワーナンブールのフラッグス
タッフヒル
にある海洋博物館



観光客や地元民への複合施設

かつての灯台守の家は宿泊施
設になっていて泊まれます。


過去の港町が再現してあり、
史跡博物館も兼ねています。



学校の遠足には最適の場所



『船の墓場』だった史実を学
んでこその安全のありがたさ



可愛い灯台と名前の由来であ
るフラッグスタッフ(旗竿)。

竿の旗は船の安全な航行のた
めに信号を送っていたそう。


この超レトロなポストは現役
回収は毎日1時なんだそうな。

本当に届くのが誰かに手紙で
も書いてみたくなりました


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