移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ
今回の
トンガリロ11回目旅行
記を始めるや飛び込んで来た
シャトートンガリロ廃業か
という驚きのニュース。1月
31日にはとうとう
廃業決定
1929年に完成したNZを代表
するホテルのひとつ。ただシ
ャトーと呼ばれて親しまれて
きた城は100年近い歴史に幕
を下ろすことになりました。
(※2月5日以降開かずのドアに)
シャトーは1929年のバブル
の絶頂期に完成し、その後の
世界恐慌で政府の管理下に置
かれ、宿泊施設から一時的に
療養施設になったりしつつ、
1990年にマレーシア系資本
のホテル管理会社ベイビュー
が政府から30年間のリース
契約を得て、高級ホテル経営
に乗り出し、再び民間の手に
(※完成当時の雰囲気の内装)
NZ旗を挟んで左がマレーシア
旗。右がベイビューが主に事
業展開するシンガポールの旗
リース契約が切れたのはまさ
にコロナのただ中の2020年。
厳しい経営環境の中、ホテル
と政府は交渉を続けていたそ
うですが、事態は急に暗転
(※外国人観光客がいない中、
期間限定でときどき出ていた
99ドル(1泊8500円) セール)
2022年暮れにファカパパな
どルアぺフ山ろくの2ヵ所の
スキー場の経営母体が4,500
万ドルの負債を抱え自主精算
(※
ファカパパスキー場)
経営悪化の理由はコロナと昨
シーズンの深刻な雪不足とか
夏よりも冬のスキーシーズン
の方が混み合う場所なので、
裏手のスキー場の廃業はシャ
トーにとっても痛手でした。
(※ホテルの後ろにそびえる
ルアぺフ山。スキー場から最
寄りのホテルでもあります)
コロナ前の2018年は雪に恵
まれ学校の冬休みの間に
2週
間で10万人が訪れるという
記録
を打ち立てていたのに
(※夏は閑散としている場所)
30年間の契約更新を目指し
ていたホテルにとってさらに
致命的となったのが、建物の
耐震性でした。1世紀近い間
の地盤の移動などで営業を続
けるには抜本的な対策が必要
であることが調査結果で判明
し、ホテルが契約更新を断念
(※白黒になった現在のHP)
新たに大枚を払う用意のある
企業が現れない限り、ホテル
としてのシャトーの役割はこ
こで終わる可能性が高そう。
今後は再び政府の管理下に
ナウルホエウィンドーの大窓
富士山のようなナウルホエ山
火山地帯ゆえの魅力と対価
私たちの宿泊は
2012年以来
長男が巣立った直後の1回目
2回目はコロナ禍
2020年11月
非常に明るく広い部屋でホテ
ルを見直す契機になった滞在
90部屋を64部屋にまで減ら
し高級化を進めていたそう。
3回目は1ヵ月後
2020年12月
4回目の今回2022年1月
そしてこれが最後の滞在に
写真を撮っていた部屋番号
駐車場もかなりいっぱいで、
混み合うように見えたのに。
残念ながらこれで最後に。
『思い出をありがとう』
ホテルの廃業の案内
蘇る日が来ることを祈りつつ
ありがとう、シャトー🏰
2022年1月のトンガリロ2日目
ルアぺフ山ろくの
ファカパパ
スキー場から
ホテルに戻り、
トレッキングシューズに履き
替えて周辺の短いコースへ。
いくつもコースがあり、さす
が世界遺産。手つかずの自然
を邪魔しない素朴な遊歩道。
トンガリロクロッシングに人
が流れるせいか誰もいない(笑)
「雨の後?水が濁り始めた」
と思ったら茶色いのは岩で、
水ではありませんでした
ここはゴールデンラピッズと
いう早瀬。岩の色はなんと錆
錆びる岩
トンガリロ一帯はルアぺフ山
など火山活動が盛んなエリア
火山灰や火砕流には鉄分が含
まれており、それが酸素の少
ない沼地から川に流れ込む中
で酸素と接触し錆が生じ、粘
着力の強い粘土質と混ざって
岩や川底に付着することで、
黄金色の川となるそうです
黄金色でも『鉄はたんまりあ
るけど、黄金はない』そう
(👆案内板にそうありました)
さらに行くと、ルアぺフが
誰もいないのがもったいない
ほどよく整備された道です。
この辺も世界遺産基準なのか
地表に出て空気に晒されると
一段と錆が鮮やかになるよう
至るところで錆びた岩の河底
これでも濁流ではなく清流
この辺の岩は水から露出して
いる上、周辺の植物が酸素を
出すため錆びついています。
ここはシリカラピッズといい
アルミを含んだシリカが固ま
って川底が乳白色のガラスの
ようにツルツルになった場所
鉄の次はアルミだった
ここもまた水は清流です。
さんざん歩いて気づいたのが
標示時間が片道のみなこと
以前歩いたのは周遊コースだ
ったのでついうっかりしてい
ました。ホテルに戻るのに1
時間15分。この先は今回断念
というか、ホテルでのディナ
ーの予約に間に合わな~い💦
早歩きで戻りシャワーを浴び
ちょっと遅れつつ夕食開始
思ったほど混んでおらず、遅
れた私たちへのホテルの対応
も素晴らしくいいディナーに
この時は知りようがなくとも
残念ながらこれがシャトーで
の最後の晩餐になりました。
快晴だった2022年1月の夏休
み旅行のトンガリロ2日目。
ステーションカフェから戻り
国道47号線を右に折れると、
遠くに見えてくる青い屋根。
世界遺産の大自然の中の数少
ない建造物。100年近い時を
経ているせいか突拍子もない
お城の出現が周囲に馴染む
宿泊する
シャトートンガリロ
ホテルを通過してやって来た
ルアぺフ山ろくのファカパパ
スキー場として有名な場所🎿
夏でも運行しているゴンドラ
スカイワカ
(※ワカはマオリ語でカヌー)
ここには無料の充電スタンド
もあり、クルマを充電しつつ
さっそく乗ってみました
歩いて登れる道もあります。
そんなに難しそうではなく
登ってみたくなりました
ごつごつの山肌に点在するス
キーロッジと岩で尖がるルア
ぺフ山(標高2,797 m)の山頂
雪がないと不思議な光景
展望台兼レストランに到着
中も
外も
素晴らしい眺望です。
標高差は390ⅿ、1.8kmで
徒歩なら往復で2時間ぐらい
雪で真っ白になったら、さぞ
や幻想的な眺めでしょうが、
盛夏の残雪はこれぐらい。そ
れでも雪解け水が流れ続け、
北島の水力発電を支えます。
周囲が散策できるので歩いて
みましたが「火口湖に近づく
な」という警告も。ルアぺフ
は活火山で1940年以降頂上付
近で145回も噴火(多くが水蒸
気爆発)が起きているそう🌋
自然の美しさと恐ろしさを合
わせ持つ場所。でも人は惹き
つけられ必要としています。
天気のいい日でよかった
ナウルホエと奥のトンガリロ
降りて来たらスキーリフトが
ぽつんと置いてありました。
移住前の2001年にはスカイワ
カはなくこれに乗りました。
オークランド大学のスノース
ポーツクラブの合宿所🏂🎿
他にも自治体などいろいろな
団体の施設があってビックリ
ルアぺフがいつまでもこのま
まであることを祈るばかり🙏
2022年1月の夏休み旅行のト
ンガリロ2日目も快晴でした。
国立公園駅の駅舎内にある、
ステーションカフェで朝食を
コーヒーとトースティー
ここは今やめったにお目にか
かれない、伝統的なレシピに
忠実なスイーツが最高です。
(※昔風レモネードスコーン)
それを
中国人移民シェフたち
が守っているのが感動です。
1908年に開業した古い駅舎に
よく似合い旅愁をそそります。
駅の横には無料EV充電施設が
しかし自分でケーブルを持ち
込む必要があり今回は不可。
素晴らしい天気で
トンガリロ
クロッシング日和の日です。
ナウルホエもくっきりと
しかし、まだまだコロナ禍で
観光客の送迎バスは駐車中
パブも営業しているかどうか
外国人観光客がいない中で、
みんなでサポートローカル💪
(👆例え遊んでいるだけでも)
やって来たのはロトアイラ湖
マオリ部族所有の私有地の湖
小さなキャンプ場があるだけ
水の清らかさはピカ一です。
シーズンには事前の許可があ
ればマス釣りができるそう。
湖の向こうは植林
なんとも美しい輝くブルー
静かな山中のサファイア💎
途中トンガリロ山とナウルホ
エ山がはっきり見える場所に
7回も歩いた20kmが無性に懐
かしくなり、いつか戻りたい
そのためにも変形性股関節症
を克服しなきゃ(諦めてない)
2022年1月の夏休み旅行は1
年ぶりのトンガリロとタウポ
夏の日が長いのをいいことに
ホテルの外で充電兼夕食へ
電池の残量はここまで低下💦
世界遺産にも登録されている
トンガリロ国立公園の中心の
ガソリンスタンドに、充電ス
タンドが併設されていたので
充電しながらこちらは夕食へ
かつて毎年1月に20kmの山歩
き
トンガリロクロッシングを
7年連続でしていた頃の定宿
ザ・パーク。勝手知ったる宿
登山の前日はここで乾杯し、
翌日の好天を祈りました🙏
正面の富士山
のような山が
ナウルホエ(標高2,291m)
左のなだらかに見える山が、
トンガリロ(標高1,978m)
2018年を最後にやめてしまっ
たので、4年ぶりの1月の再訪
クロッシングをしに来たので
はないのがなんとも不思議
私たちの過ごし方が変わった
だけでそれ以外はすべて同じ
メニューもほとんど同じです。
登頂した日はピザでお祝い🍕
今は登らなくてもピザです(笑)
ただもう懐かしさでいっぱい
いつかまたクロッシングをや
るためにここに来る日が来る
だろうか?私の変形性股関節
症が悪化したこともあり自然
にやめたのですが、どうかな
良木をふんだんに使った屋根
謹賀新年2022年(笑)
ということで、このブログで
も2022年を迎えました。丸1
年遅れまで迫ってきました。
2021年の旅行記9本分を5ヵ
月で書いたので、2022年分
も半年ぐらいで書き終える
先の事はともあれ、溜まって
いる分を書き進めましょう。
==============
2022年初旅行は1月の夏休み
行き先がここではおなじみの
トンガリロとタウポだったの
は覚えていたのですが、この
2ヵ所に2021年に1度も行っ
ていなかったのは驚きです。
タウポは
3回も行ったロトル
アとクルマで1時間ほどしか
違わない片道3時間超の距離
しかし、コロナ対策がいつど
うなるかわからない状況で、
最短の直行直帰を繰り返して
いたのがよくわかります
行き先は違えど、クルマで南
下するときは必ずココです。
神カフェ、スコッツ
アーリーと
フリアン
甘さ控えず、がんばる夫
テスラが納車されてやっと1
ヵ月の頃だったので、まだま
だアレコレお試し中でした。
常に気になる充電スタンド
テアワムツのスタンドへ直行
この時点でほぼ半分の51%
しかし、充電早々止まってし
まうというハプニングでたっ
た5%増えた56%でストップ
こういうことが起きるのか
まだ259km走れるとはいえ、
この先は山道に入ることだし
「これはマズい💦」
と次に来たのはオトロハンガ
なんとなくイヤな予感
充電機に蜘蛛の巣が張ってる
案の定、故障中で使用不可
3度目の正直は、テクイティ
大手スーパーの駐車場にある
見るからに新しい設備に期待
残量215km。満充電まで55分
スーパーなので買い物もでき
満充電は必要ないので、適当
に切り上げて、トンガリロへ
2020年12月以来1年ぶりの
シャトートンガリロ
角部屋キター
バスルームも明るい
近年めっきり多くなった枕を
選べるメニューは枕を使わな
い私には無縁だったのですが
ここ1年ほど使うようになり、
次回は選んでみようかな
2020年12月トンガリロ2日目
前日の晴天がウソのような、
(※ルアぺフ山)
雨と濃霧。典型的な山の天気
この先がルアぺフで、いつも
目前に雪山の頂が見えるのに
お城はすっぽり雨の中です
ホテル前の元ゴルフ場らしい
芝地に揺れるピンフラッグ⛳
ブッシュウォークどころでは
なく、近所のカフェも閉店中
クルマ以外どこにも行けず、
何もできそうになかったので
またまた
ステーションカフェ
夜とはガラッと変わり充実の
スイーツ。これも中国人2人
が全部を手作りしています。
クラシックメニューで知られ
た前のオーナーのレシピを忠
実に受け継いでいるのが感じ
られ、スイーツだけ見たらア
ジア人の若い移民が焼いたと
はとても信じられないかも
どれもグランマ👵の手作り風
なかなかお目にかかれれない
昔風レモネードスコーン🍋
その名もオールドファッショ
ン・チーズケーキというチー
ズケーキとは似ても似つかぬ
スイーツなのかも不明なもの
マフィン形のタルトのよう。
NZやオーストラリアでトース
ティーと呼ばれる焼きサンド
外側にもバターを塗り、こん
がり焼くのがお約束です🥪
おみやげにもしたオールドフ
ァッション・チーズケーキの
正式名は
メイズオブオナー
(👆だそうで、調べました
)
16世紀のイングランド王ヘン
リー8世が侍女(メイズオブオ
ナー)たちが食べていたお菓子
の美味しさに名付けたとか。
油分が少ないサクサクという
よりパサパサの古風で素朴な
テクスチャーに、バターやチ
ーズでコクを出したほんのり
甘いフィリングの組み合わせ
次男のイギリス人ガールフレ
ンドも知らない食べ物で(笑)
今はタルト風にアレンジされ
たものが一般的なようです。
(※日本語レシピは
コチラでも)
窓の外はホームで車窓から外
を見ている気分になります。
コーヒーを飲みつつまったり
今日は1日ホテルに缶詰めか
予感的中で戻ってもこの濃霧
運転も危ないし何も見えない
部屋で夫は仕事に突入
10月
末で仕事から
リタイアした私
こんなこともあろうかと密に
持参していたまさかの折り紙
チャリティーショップでディ
スプレイに使ったり、お客さ
んに配ったりするためのクリ
スマスツリー作りに励むとか
ここまで何しに来たんだか(笑)
館内も一段とクリスマス仕様
夜は雨の中、再びクルマでGO
やって来た、
トンガリロクロ
ッシングをしていた時の
定宿
ザ・パーク。懐かしい入り口
ガラスドアにトンガリロ山
ここのバー&レストラン
スパイラル
(※名前の由来は
コチラで)
何も変わっておらず懐かしく
暖炉の近くの席でハッピー
(👆ここは競争率が高いので)
雨で何も起きなくても乾杯
怒涛の11月にご苦労さん
(👆ホントにドタバタでした)
お互いここでの定番メニュー
夫はもちろんコレ
です。
食事だけでも戻ってきたい宿
またいつか
2020年12月トンガリロ初日
このブログではたったの5日
前の記事ですが、あれから1
ヵ月を経て満を持しての再訪
ステーションカフェ
駅のホームとつながっていて
駅長室などと同じ建物です。
さすがに1ヵ月ぶりなので、
店の人も覚えていてくれて
談笑しつつディナー開始
「日曜日はサンデーロースト
やってるから今度おいでよ」
と、前回誘われて日曜日に行
ったものの、12月上旬の閑散
期のためローストはなくアラ
カルトメニューのみでした。
夫は好物のキノコとポテト🍟
私も大好物のサラダ
で
メインは私がマトウダイ
夫はチキンのベーコン巻き
デザートはレモンケーキ
フラットホワイト
こんな山奥の世界遺産の国立
公園内で、中国人シェフが腕
を振るう非常にキウイらしい
美味しいコースに感激です。
2人ともNZで調理師学校に行
ったNZ仕込みで、トンガリロ
で働き始めたときは何もなさ
と寒さがキツかったけれど、
じきに慣れてスキーも覚えて
今は楽しんでいるそうです。
ホテルでも食事はできますが
値段と食事の中身との落差が
甚だしく雰囲気代が大きく
たまにはいいけど毎回は遠慮
客が引けた静かな店で移民同
士でポツリポツリと語り合う
のもなかなか良かったです。
いつかはサンデーロースト🥩
ブログではたった2日前に終
わった
トンガリロ旅行記
あの旅行の後、我が家は急な
リノベーション工事に入り、
窓やドア🚪を付け替えたり、
簡易ガレージを建てたりで、
毎日のように業者が出入り。
さらにコロナ禍を逃れてイギ
リスから退避してきた次男と
ガールフレンドが8ヵ月の同
居の後に自立して引っ越し
ドタバタでてんやわんやの11
月を終え12月もトンガリロへ
1泊99ドルの激安セールも背
中を押してくれ
まさかの
2ヵ月連続旅行に
とにかくホッと一息入れたか
った2020年最後の国内旅行
まずはお馴染みハミルトンの
神カフェ、スコッツでランチ
アーリーにコーヒー。そして
スイーツで自分を甘やかし、
旅行気分にスイッチオン
このときの絵はかなりポップ
マッチョなワニが妙にリアル
その後は、野を超え山を越え
見えてきた雪山
は
ルアペフ山(標高2,797m)
これが頂上のはず。雲がほぼ
なく珍しくよく見えました。
ナウルホエ山(標高2,291m)と
トンガリロ山(標高1,978m)
1ヵ月で再訪するとは
すっかりクリスマス
の装い
クリスマスを前に日本で言え
ば年末のような時期なので、
さすがに宿泊客は少なめで、
(※ナウルホエウィンドー)
前回より静かに感じました。
だから激安のタイムセール
が出たのかもしれません。
部屋は前回と同じタイプでし
たが同じ部屋ではなく残念💦
これまた別のいい眺めです
怒涛の11月の無事終了に祝杯
2020年11月トンガリロ2回目
タラナキ滝から戻ったとたん
大雨になり、午後は別のブッ
シュウォークに行くのを断念
クルマで国立公園駅へ
トンガリロ駅ではなく、あえ
て国立公園駅としたところに
19世紀から国立公園だったと
いう自負があるのでしょうか
冬の寒さがしのばれる薪の量
この時は大雨だったので
前回
撮った写真。いつか、いつか
と言いつつ、とうとう来た
オーナーが変わったのは知っ
ていましたが、意外にも中華
系になって従業員も中国人。
でもスイーツはレシピを引き
継ぎかなりトラディショナル
教わったとおり、忠実に再現
している感じがしました
お手頃価格のコースメニュー
がアジア人経営らしいかな。
その辺は商売上手かも(笑)
旧国鉄のエンブレム
駅にちなんだ展示がいくつか
店の人とも話し、印象もよく
「日曜日はサンデーロースト
やってるから今度おいでよ」
とも誘われて、再訪決定
しかし、この時は夕食付きの
滞在だったし、雨も強くなる
一方でホテルに戻りました。
春爛漫の11月とはいえ標高も
高く雨ともなれば暖炉は必須
みんな三々五々火の周りに集
まって談笑しながら軽く1杯
うち1人の女性は近くのロッ
ジから来ていて「雨で帰れな
い~
」と嘆いていました。
山の天気は変わりやすい~💦
かつてロトルアにあった世界
8不思議のひとつと言われた
ホワイトテラスとピンクテラ
スの、ホワイトテラスの絵
こんな天気の日にはホテルの
食事がありがたいものです。
マッスルにチーズは違うな~
と思いつつお腹に収まり(笑)
メインはチキンの胸肉で
キウイはナゼか腿よりも胸
追加のサラダ
中央の男性はハリポタ関係者
のようなマントでお出まし。
夜にかけても雨は降り続き、
窓には雨漏りのためのタオル
築約100年となればこれでOK
2020年11月トンガリロ2日目
「コレってホントに朝ごはん?」
「ホントに朝から食べるもの?」
と大笑いしてしまったホテル
の朝食ビュッフェ。「平日で
子どももいないのに?」とい
う心配をよそに大の大人がガ
ンガン召し上がってました
さすがアジア系ホテルだけあ
って、ビュッフェの充実度が
NZの地方にあっては異次元
ホテルのビュッフェなんて、
20代の頃から元が取れた試し
がないであろう喰い負け組。
今やサラダさえあれば~🥬
夫はブラウン攻め
食後はブッシュウォークへ
雪山はルアペフ山
手前はスキーロッジ(休業中)
タラナキ滝トラックという、
ほぼホテルを起点に6km、2
時間という簡単なコースへ。
周遊コースですが、どこかで
「時計回りがいい」と読んだ
のでその通りに歩き始めると
治水か水質検査の施設かな?
工事をしていて何ができる?
世界遺産なので環境保全は重
要課題の一つなのでしょう。
ホテルが遠のき自然のただ中
ずっとせせらぎの音が聞こえ
大変な水量です。
小さな滝が見えてきました。
でもコレじゃないよね
表示がないのでよくわからず
すれ違ったカップルに聞くと
「あっち、あっち👉」
と後ろを指さして教えてくれ
「アレだ」
高低差20mとさほど大きな滝
ではありませんが、圧倒的な
水量、轟音、そして水しぶき
水の重みが感じられるよう。
そして辺り一面の濃いミスト
肌がしっとりしそうなほど(笑)
そこにひょこっとやって来た
ズアオアトリ
コロナで観光客がいなくなり
困っていたのか、人恋しいの
か
ビックリするほど近い
ちょっと離れた所に白黒写真
のように地味なメスもいて、
人が来なくても2羽でがんばれ
ここにもヘリで運ぶ
空飛ぶ簡
易トイレがありました。
周囲に合わせたブッシュ模様
こんなに水があっても緑がほ
とんどないのに標高を感じ、
トンガリロクロッシングのコ
ースの開始部分にそっくりで
標高が同じぐらいなのかな。
クロッシングをしなくても、
ちょっとそんな気分になれ
すぐにホテルが見えてくる
というお手軽コースでした。
2020年11月のトンガリロは、
シャトートンガリロ泊でした。
通称シャトーは1929年に開業
した当時の贅沢の粋を集めた
ホテルで、トンガリロは1887
年から国立公園だったので、
その中に『城を建てよう』と
いう発想自体がまさにバブル
できたとたん世界大恐慌突入
というのも、この手のバブリ
ーな計画にはよくある結末💦
それでもNZ唯一のシャトーは
生き延び、もうすぐ創業100
年を迎えます。1993年に一帯
は世界遺産にもなりました。
眺めも間取りも素晴らしい部
屋だったのですが、部屋番号
が思い出せずに残念。わかれ
ばそれ以降の滞在で部屋を指
定できたかもしれないのに。
クラシックホテルは部屋の間
取りや大きさが微妙に違う場
合が多く、ここは広くて最高
窓からの眺めも気に入り、
角部屋だったので2面が窓に
シャトー泊はこれが2回目で
前回2012年以来8年ぶり。
あの時は元ゴルフ場だったら
しいホテル前のこの芝地に、
無数のウサギがいて大感動。
しかし今回は1羽もおらず、
一掃されてしまったよう
シャトーは民間から政府に、
1990年以降は再び民間にと
経営が変わり、買収したのは
マレーシア系コングロマリッ
トのオリエンタルだったので
NZ旗を挟んで左がマレーシア
国旗。右がベイビューが事業
を展開するシンガポールの旗
NZ山間のこんな地方で両国
の旗を目にするとは、シンガ
ポールで知り合って結婚し、
週末はマレーシアで過ごすこ
とも多かった私たちには何と
も親近感が’湧くというもの。
左はトンガリロ山。右の富士
山のような山はナウルホエ山
トンガリロには、
7年連続で
トンガリロクロッシングと呼
ばれる20kmの1日登山に来て
いたので、クロッシングをし
ないトンガリロが逆に新鮮
軽く付近の散策へ。シャトー
の先はルアペフのスキー場🎿
辺りで唯一のカフェはコロナ
のせいか閉店していました。
観光客の休憩所兼集合場所
トイレもあり、雪の季節のツ
アーの離発着に使われるのか
消防署。ホテルとスキー場の
ためにあるような消防署で、
誰かが24/7で詰めているのか
と思うと、ありがたいです。
この先はスキー場へ
これは、トンガリロのトイレ
ヘリで運ばれる
山中の簡易ト
イレ。周囲に合わせ石ころ模
様でカモフラされています。
ここで国が管理してたのか~
という、意外な発見でした。
ホテルに戻って夕食へ
夫はシンガポールにちなんで
タイガービール
で乾杯🥂
辺鄙な世界遺産兼国立公園の
中で食事ができるだけでOK
山中だし肉類中心でこれまた
多くは望まず2人とも鯛で。
シャトーはやっぱりシャトー
コロナ禍を経験したことで、
今できることは今のうちに
今行ける場所は今のうちに
という元からの想いがますま
す強くなり、週末のボランテ
ィアや平日の寄付用アクセサ
リー作りで連綿と働きつつ、
いざとなったらすべてをうっ
ちゃり、荷物をクルマに放り
込んで近隣にドライブ旅行
2020年11月はNZ北島の屋根
とも言えるトンガリロに行っ
ていました。この旅行は10月
末で報酬のためのすべての仕
事から
完全に引退した私の、
リタイア記念旅行でした
大学生だった19歳で自活を
始めて以降、学生だろうが、
海外だろうが、妊娠しようが
出産しようが、40年間絶え間
なく続いた仕事というものに
ついに終止符を打ちました。
以来ボランティア三昧です。
=============
ワイカトまで南下するとなっ
たら、必ず立ち寄りたいのが
スコッツ・エピキュリアン
ハミルトンの神カフェです
同じメニューに同じスイーツ
これ以外もこれ以上も探す必
要がない最高のランチです
春先のワイカト平原は鮮やか
眺めているだけで疲れが抜け
呼吸が深くなっていくよう。
途中で立ち寄ったのはキウイ
モチーフ、キウイアナが有名
な可愛い町オトロハンガの、
公衆トイレ(笑)
トイレの名前がこんなにある
とは気づきませんでした
「アウトハウスに行ってくる」
と言われてもわからない~💦
トイレ内のタイルがこれまた
可愛いキウイアナなのです。
小さなタイルにこれだけの絵
観光案内にたびたび出てくる
絵になるオトロハンガ駅
オークランド=ウェリントン
間の1日1本の観光列車ノーザ
ンエクスプローラーもこの時
はコロナで休業中だったはず
駅にカフェがあるのは知って
いましたが入ったことがない
サポートローカル気分で、フ
ラりと立ち寄ってみました。
大きなコーヒーの焙煎器がデ
ーンと構える店内。今は使っ
ていないそう。意外だった小
さな町のコーヒーロースター
今は奥の電動の焙煎器が稼働
私たち以外誰もおらず、手持
ち無沙汰というより人恋しそ
うなオーナー氏と自然に会話
が始まりました。キウイでは
ないなと思って話していると
「マラウイって国を知ってる?」
「知らないけど、知らないって
ことはアフリカの国かしら?」
「そうだ。じゃアフリカの国を
何ヵ国言える?10も言える?」
なんとか15ヵ国まで来ました
がマラウイは見当もつかず💦
マラウイ共和国
1964年にイギリスより独立し
縦に長いマラウイ湖を擁する
人口2千万人弱の内陸の国。
「アフリカで湖があるって、ど
んなに貴重かわかるだろう?」
彼の両親は本国でコーヒー農
園を営み、ここでローストし
ているのはすべて実家が育て
た豆なのだそうです。それで
『農園からカップまで』なのか
両親をNZに呼び寄せていない
ところをみると、本国で幸せ
に暮らしているのでしょう。
お互い移民同士。語り始めた
ら止まらなくなりそうです。
またいつか。お元気で
その後は徐々に農村部に入り
野を越え、山
を越え
縁起が良さそうな四頭龍の雲
を追いかけつつ北島中央部へ
あちこち寄り道しつつ5時間
以上かけて、トンガリロへ。
ここまで来れば後ちょっと
2012年に家族4人で始めた
トンガリロクロッシング
2018年1月は夫と2人で7回目
全長19.4キロ
がんばって歩きましょう
トイレが増えていてビックリ
橋まで掛かってる(笑)
雲の中に入ってきました。
気温も低く歩きやすい
暑い方が疲れます。
またトイレがある
これは助かる~
周囲とマッチするストーン柄
この辺りは岩だらけの上、
雲に入るとよく見えず
みんな黙々と登ります。
大きな岩の辺りが一番の難所
風雨が強くて岩陰に避難
天候も風向きもころころ変わります。
到着したのはレッドクレーター
地球の内臓が剥き出しになった
ような、なんとも言えない色。
ここまで来ればコースの頂上は
目と鼻の先。
トンガリロ山頂ではありませんが
最高地点なので自撮りラッシュ(笑)
いいね
そして後は一気に下り
足場はサラサラで砂滑り状態
コツがつかめればあっという間で
ぼんやり見えてきたのは
エメラルド湖
万歳する人の気持ちがわかる
これが見えるとみんな
湖にまっしぐら
色のない山中の奇跡のような色
何度見ても神秘的です。
ホテルが用意してくれた
お弁当を食べつつ一休み
再び出発
後半は下り中心ですが、
距離は長いのです。
レッドクレーターの見納め
ナウルホエは雲の中でした
ここは絶景ポイントで
三脚を立ててしっかり
撮っている人が多い場所。
到着したのはブルー湖
引き込まれるような蒼
ここにもトイレが
外国人観光客が増えて
インフラ整備が急ピッチ
トイレはヘリで輸送しており
いつか「空飛ぶトイレ」が
みられるかも
ここまで来ればただ下るだけ。
ダラダラダラダラの下り坂
山小屋テテタヒハット
タウポ湖も目の前に。
どこで時間
をくったのか
バスの迎えが早かったのか
かなり時間いっぱいになり
ここからは写真も撮らずに
ひたすら降りて行きました。
バスの中ではもちろん爆睡
7回目も無事終了
好天に恵まれました
定宿ザ・パークに戻って
スパイラルバーで1杯
食事は隣接するレストランで
圧倒される良質の木の天井
なんとなく毎回初日はパスタで
夫は旅先ではMUSTのバーガー
(※家でビーフ
が出ないから?)
もちろんサラダもたっぷり
夏の日は長く8時半でもこの明るさ
食後のコーヒーは外席で。
正面は夕陽を浴びるナウルホエ
雲が切れて来たルアぺフ
目の前がこんな光景なのも
ここに泊る大きな魅力。
部屋にあった冠雪の写真
冬山も美しいでしょうね。
来ることはないですが(笑)
見る見る日が傾いてきて
ルアぺフもこんな色
雪がオレンジに染まって
一刻だけ見られる美しさ。
雲にも夕焼けが反射して
幻想的です。
翌日の好天を祈るばかり
夜は早めに休みましょう。
宿泊している人のかなりが
クロッシング目当てなので
みんな思うことは一緒かな