移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ
2019年9月のケアンズ3日目
ポートダグラスを一大リゾー
トならしめるフォーマイルビ
ーチと、背後に迫るレインフ
ォレストに覆われた厚い緑の
ヒンターランド。絶景です。
緑に縁どられたビーチ
しかし、全てが自然なのでは
なく、土が海に流れ込んで堆
積し珊瑚など海洋生物を脅か
さないよう、ボランティアが
原生植物を植えて土壌が崩れ
ないよう活動しているそう。
突き出ているのはマングロー
ブで、根を出すことで潮位が
変わっても必要な酸素を摂取
できるのではなかったっけ❓
9月といえば初春。NZはまだ
寒いですが、ここは夏のよう
で泳いだり甲羅干しをしたり
パラソルが必要なのもわかる
ほど強い日差しで夏のよう。
ほどよい木陰もある広い公園
キャンプ禁止の多言語化でど
の国の観光客が多いか判る
ビーチを抜けるとすぐに宿泊
施設が通りに鈴なりでした。
ホワイトハウスときたか~(笑)
常にホテル投資を検討してい
る身には、なんとも心強い
『満室』の文字
売りに出ている物件もいかに
フォーマイルビーチに近いか
を強調していて浜近が人気
オーストラリアらしい日除け
対策万全かつ素敵なルーバー
ここもヤシ以上に高い建物が
建てられないようで、緑に包
まれた3階建てが続きます。
ここも『満室』
どこもガーデンがステキです。
こんな派手色も周囲になじみ
ベランダの大きさが魅力的
ここは店舗の上が住宅もしく
はエアビー的な宿泊施設かも
グルっと一周してきました
2人のこの街への結論
ぜひまた旅行者として来よう。
(※投資家としてではなく
)
2019年9月のケアンズ3日目
リトルラーダーでのランチを
終えてポートダグラス散策へ
オーストラリアでお初の場所
ではあるあるの、不動産や周
囲の環境を見ながらの街歩き
南国らしい鮮やかな色
色
色
ここも宿泊施設
またはオーストラリアらしい
白
メインストリートが突然途切
れ、忽然と現われる古い建物
1904年に建てられた砂糖輸出
専用埠頭
シュガーワーフ。歴
史的建造物で現在は自治体所
有。人気の結婚式場だそう
1933年にケアンズからポー
トダグラスまで高速道路が開
通し、短い役目を終えます。
インド人親子がほのぼの~
本国から親が遊びに来ていた
のかコロナ前では普通の光景
海を見ながら右に回り込むと
ヤシの木が並んでいる場所に
「ココだったのか~」
と思わず声に出したこの場所
レックススミル公園
ケアンズ観光のイメージ写真
としてよく見かける眺め
北西の突端で絶好の夕焼けポ
イントで、別名夕焼け公園。
ここはかつての港で、1877
年に通関手続きができる正式
な入国港となり、石積みの全
長70mの埠頭があったそう。
しかし、外洋に面した立地や
サイクロンで劣化が進み、港
は1905年に入り江に移行。
なにもせずただただ自然に身
を任せてたくなるような場所
でもぢっとしていられない貧
乏性の私たちはそう思うだけ
でなかなか立ち止まれない💦
どーなの、こういう性格
ここからフラッグスタッフヒ
ル・ウォーキングトレイルと
いう全長1.5kmの遊歩道があ
るのを知って、歩くことに
沖を行くヨットが絵になる
アウトドアの結婚式のよう。
歩くつもりがなかったので、
サンダル履きでしたが整備さ
れた道で普通に歩けました。
小さな島と灯台がニューカレ
ドニアの
アメデ島にそっくり
展望台は180度の眺望よりも
眼下の絶壁に感動したり(笑)
海とレインフィレストの両方
を堪能できるコースでした。
トレイルの最後はご褒美
の
ような、フォーマイルビーチ
ポートダグラスを代表する浜
そしてドイツ語のままヒンタ
ーランドと呼ばれるクイーン
ズランド州内陸部。レインフ
ォレストが広がり海同様に世
界遺産(自然遺産)に登録され
た場所がいくつもあります。
下草を焼き払い山火事拡大を
防ぐための野焼き中のよう。
海も山も。ケアンズがオース
トラリアきっての観光地なの
がよくわかる
絶景でした。
2019年9月のケアンズ3日目
ケアンズから北上して
パーム
コーブ、さらにポートダグラ
スへ。ケアンズから約70km
オーストラリアらしい真っす
ぐな海岸線が続いています。
真っ赤なハンググライダー
ケアンズハンググライダー
クラブの活動拠点でした。
飛ぶ人はパイロットと呼ぶ
んですね。確かに操縦者
ここから飛んだら気持ち良さ
そうだけれど、やってみたい
とは思わない地上の人です
ポートダグラス到着ですぐに
駆け込んだ、
リトルラーダー
日中は主にカフェ、夜はバー
でもオーストラリアですから
昼から普通に飲み。NZも(笑)
会社員が昼から飲める国々
ボンベイサファイアのボトル
どうしてこんなに美しいのか
若い頃は海外に出ると免税店
でせっせと買っていましたが
もうジンなんか飲まないなー
人生には適齢期がある
ボトルを見てつくづく思う。
今楽しいことは今のうちに
今辛いことも今のうちに
今できることは今のうちに
オーストラリアっぽい白と木
目がステキなインテリア
そして供される、まさに食べ
たかった野菜盛りだくさん
夫も旅先の定番バーガー
で
ポートダグラスといえばオー
ストラリア最高峰のリゾート
さぁ、なにをするか
まずは不動産チェックから(笑)
2019年9月のケアンズ3日目は
ケアンズからパームコーブへ
二大ホテル、
リーフハウスと
ビーチクラブの間という絶好
のロケーションのカフェ
エスプレッソ&Co
ここで簡単な朝ごはんに
立地の良さに頼っているので
はないのが実感できる素晴ら
しいカフェで、地元民と観光
客の双方で賑わっています。
NZでもオーストラリアでも
カフェの固定客はオーナーや
従業員とよく話し、名前で呼
び合うのですぐわかります。
¥
これぞカフェカルチャー
「自転車、直ったの?」
「トマトの苗を植えてみた」
「お母さんの調子どう?」
「引っ越し先見つかった?」
といった感じで、コーヒーが
できる数分の間の立ち話でも
週に数回または毎日となると
お互い親しくなるものです。
店に限らず、急に知らない人
との会話が始まることもよく
あり、こういうオセアニアの
カルチャーがとても好き
この手の地域に自然に密着し
た店はコロナもなんのその。
固定客がオーナーと同じ想い
で再開を待ち望んでいるので
開けばドッと人が押し寄せ、
閉店中の分も支援しようと、
あの手この手で消費します
目の前のビーチは白砂ではな
くキレイなゴールデンサンズ
桟橋の向こうには小島があり
(※ヘイコック島)
別のもっと大きな島も。
(※ダブル島)
水上を歩く桟橋はどこも人気
オーストラリアはどれも長い
ケアンズからポートダグラス
までの70km近い沿海部の平地
は先住民族アボリジナルのイ
ルカンジ・カントリーでした。
祖先ドゥマリ(Dumari)はワニ
に襲われ片足を失いました。
彼は妻に逃げるように叫び、
2人は別の山に姿を変えます。
今でも海岸を旋回するグヤラ
(シロハラウミワシ)🦅は、イ
ルカンジの民を守り、ドゥマ
リの妻を探していると言い伝
えられているそうですが、大
方はエサを探しているとか
地域に根付く民話は興味深い
美しい浜ですが人影はまばら
と言うのも、海には危険も
先祖も襲われたワニと毒クラゲ
有毒クラゲの中には民族の名
を冠した
イルカンジクラゲも
このクラゲは透明で3cm四方
のごく小さな姿なのに、コブ
ラの100倍の猛毒で刺される
と死に至ることもあるそう
泳げる場所はクラゲよけネッ
トが張ってあったりするのか
私たちは見るだけで~(笑)
長閑で、静かで、穏やかで、
それでいて店やホテルが充実
した洗練されたリゾートで、
2人でとても気に入りました。
後日、別の場所で会ったキウ
イ(NZ人)母娘と話していると
「ケアンズのとっておき(best-
kept secret)の場所ってどこ
かわかる?パームコーブよ」
と耳打ちされ、ガッテン
両親はリタイアしてパームコ
ーブでのんびり暮らし、娘は
NZから両親を訪ねて来たとこ
ろでした。キウイはオースト
ラリアに無期限で住めるので
こういう老後もあるのです。
(※その逆も可能です)
ぜひ、またいつか
2019年9月のケアンズ3日目は
ケアンズからクルマで30分の
パームコーブへ
町のメインストリートは海岸
通りで、ホテルや商店が続き
ここはパームコーブ・ショッ
ピングビレッジ。ショッピン
グセンターではないのが
歩道は板敷きになっていて、
ハワイの古い町にそっくり。
樹の幹に合わせたテーラーメ
イドで歩道よりも樹が優先
樹々の間をそぞろ歩くよう
なので真っすぐ歩けません(笑)
パームコーブの特徴は何と言
ってもこの海岸通りの並木道
街路樹はオーストラリア原産
メラレウカで通称ペーパーバ
ーク。バークは樹皮のこと。
樹皮が紙のように無数の層に
なっていて、簡単に剥がれる
のでそう呼ばれるそう。他に
も同様の木がいろいろあり、
NZにも似た木があります。
白い幹が陽に映えて美しい
町のアイコンであり、強い日
差しを遮って外時間を長引か
せてくれる南国の強い味方。
それもこの高さ、この本数、
この樹齢が揃ってこその話。
大切にされているのも納得
ヤシも日陰づくりに大活躍
並木も端整で美しいです。
海岸通りは遠目だと街路樹に
すっぽり包まれ、建物がほぼ
隠れるようになっています。
見事な自然との共棲、共存
ヌーサも中心部以外はヤシの
木より高い建物が建てられず
3階が限界なのでこんなです。
2019年9月のケアンズ3日目
晴天が続いてドライブ日和
街中を離れ30分ほどで着いた
のはパームコーブという海辺
の小さな町。ビーチ沿いに出
るとステキな街路樹の並木道
すぐにステキな白亜のホテル
つい引き込まれるように入り
後学のために見て来ました。
なんとも好みな古いホテル
白い建物にカラフルな植物や
アクアブルーのプールが合う
「ココいいじゃ~ん」
リーフハウス・パームコーブ
Mギャラリーバイソフィテル
アコーホテルズのブティック
ホテルブランドMギャラリー
ホテルは築50年ほどだそうで
創業時の写真が飾ってあり、
この時代のハワイとそっくり
今はまだ5泊6日の駆け足旅行
ですが、いつかゆっくり滞在
できるようになったらな~
ぜひ戻って来たいと思った、
コロ二アル調の大人の空間
すぐ並びには別のホテル、
ペッパーズ・ビーチクラブ
&スパ・パームコーブ
ペッパーズも今やアコー系で
二大ホテルがいずれもアコー
こちらはリーフハウスよりも
広々していて家族連れにも向
きそうなアッパーカジュアル
隣同士で個性を出し棲み分け
古いホテルならではの落ち着
いた雰囲気も素敵で魅力的
強い日差しに白が映え、ビー
チ沿いのホテルはどこも白壁
アレっ
でも碧く光ってる
ペントハウスにプライベート
プール付きの部屋がある
数部屋あり、ちょっと水槽風?
アクアブルーがキレイです
「漏れたりしないのかしら」
遊び心に乏しい庶民はそっち
が心配になってしまいます💦
2019年9月のケアンズ2日目
ケアンズから船で50分ほどか
けて到着したグレートバリア
リーフの砂の島、グリーン島
丸みを帯びた三角形、蛤のよ
うな形で最長部分でも650m
ここには高級宿泊施設グリー
ンアイランドリゾートがあり
泊まるもよし日帰りもよしの
島で大半が後者のようです。
(※敷地内はゲストオンリー)
ケアンズからだと最も近くて
手頃なグレートバリアリーフ
日帰りで来るにはピッタリ
ため息が出るような透明度
リーフによって海の色が変る
のは
クック諸島のラロトンガ
で目にしたのに似ています。
木が倒れ込んでいく光景は、
世界最大の砂の島、同じく世
界遺産でオーストラリアはク
イーンズランド州の
フレーザ
ー島を彷彿とさせました。
島のサイズ感はやはり世界
遺産でもあるニューカレド
ニアの
アメデ島に近いか。
あちらは最長部分が400m
ナンヨウクイナが散策中
天気は上々
常夏の気温と陽射し
リゾートに戻りました。
ゲストオンリーのプール
ここでランチにしました
おなじみのシーザーサラダ
これで生きていけるかも
この時リゾートは一大改装中
で、今頃はさらに綺麗になり
しかもコロナで海外に行けな
いオーストラリア人の国内需
要を取り込んで忙しいのか
日帰りでも時間があるので泳
いでいる人は大勢いましたが
宿泊でゆっくりも良さそう。
いつかのお楽しみという事に
食後はこういう場所では定番
のグラスボトムボートツアー
珊瑚や岩のリーフを抜けて、
遠くに浮かぶような緑の宝石
すぐに魚影が濃くなってきて
えっ
濃すぎる?集まってる
餌付けかぁ
許可を得て行っているそう。
カモメも参戦してきて大騒ぎ
隣のボートがこうだったので
私たちのボートもそうだった❓
場所、時間、陽光で刻々と変
わっていく海の色と波の形
ずっと見ていても見飽きない
そろそろ船に戻る時間です
この近さでこの美しさ
ぜひまたいつか
2019年9月のケアンズ2日目
この日はコレに乗りました
というのはもちろん冗談で、
ここは前日に来た
チャイナマ
ンクリーク沿いケアンズ埠頭
豪華クルーズ船が入れる水深
があるんですね。良港の証拠
航行していくのは海軍の船
船体にバサーストとあります。
前日には閉まっていた
ワーフ
ワンカフェで軽く朝ごはん
船首のような突端の席げっと
こんな景色を見ながらの食事
がしたかったので希望達成
なかなか幸先のいいスタート
古い桟橋の杭とカモメ
杭によっては囲いが設けられ
自然なようでいて保護されて
いるのか?脇から新しい芽も
またまた寄生植物。ヤシのよ
うな枝もない真っすぐな幹に
2種類も取り付くなんて
これも南国ならではの眺め
埠頭はグレートバリアリーフ
に向かう観光船がひしめいて
朝の出航のピークのよう
遠目からだとその大きさが格
別のクルーズ船。こんな光景
はコロナですっかり姿を消し
コロナ前を感じる写真です
私たちも船に乗り込みました。
見る見る海の色が変わって
一面エメラルドグリーンに
水中のリーフが見え隠れ
コバルトブルーの埠頭で下船
乗って来た船と長い桟橋
さらに続くオーストラリアら
しい長い長い桟橋と緑の島
世界自然遺産に指定されてい
るグレートバリアリーフ到着
やって来たのはグレートバリ
アリーフの中の小さな砂の島
グリーン島
ケアンズから50分ほどの距離
ケアンズはオーストラリアき
っての観光地のせいか、カジ
ノ
がよく似合っています。
隣接する中華料理屋がカジノ
の客層をよく示している
ググってみたらコロナの影響
かすでに閉店していました。
ここの庭にあったバスケット
ボールのような寄生植物
取り付かれた木も大変💦
地元新聞社ケアンズポスト
1882年創業
夜は旅先で夕食に迷った時の
駆け込み寺、ベトナム料理へ
フォービエット
大きく失敗しないメニュー
さっぱり美味しかったです。
地元の固定客が大勢いそうで
きっとコロナもなんのその
市立図書館に映し出されるプ
ロジェクションアートショー
小さな可愛らしい古い建物、
エンタシスの凹凸の陰影が、
ショーに物語を添えるよう
ゆっくりと泳いでいくワニ
ここでは非常に身近な生き物
そして南国らしいヤシの木も
シーンが被さりながら変わり
動画で一段ときらびやかに
列車が通過していき
木が生え、カラフルな街並み
そこに雨が降って
植物が茂っていく・・
光の中を子どもたちが楽しそ
うに駆け回っていました
ケアンズナイトマーケットは
毎晩開催
可愛いダックスがいたのは
ネオンドッグパーク
キャットパークもやって~
夜空に映える観覧車
シティーライツというイベン
ト開催中で光に包まれる中で
公共BBQは夜も大繁盛
子どもの火奉行も。
ホテル正面の
エスプラネード
ラグーンで泳いでいる人も。
南国の夜は外も気持ちよく、
なかなか終わらないよう
NZのオークランドとオース
トラリアのケアンズの間には
3~10月の季節運航で直行便
が飛んでおり、2019年9月は
それを利用して5時間半の旅
なので1日目からけっこう時
間があり街歩きが続きます。
海辺に戻って右へ右へ行くと
多数のヨットが見えて来て、
公共BBQ
ピットの周りで
団らんを楽しむ大勢の人たち
みんなの台所と化してます(笑)
大型ヨットやクルーザーが停泊
していてケアンズらしい眺め。
NZとは船の大きさが違う(笑)
国が大きけりゃ船も大きい
対岸が見え、ここはなんと川
チャイナマンクリークという
名前でかつて中国人が住んで
いたのか
ワニも出るそう。
水辺にはバーやレストラン
ここは有名なエビ専門店
ボートの上の水上レストラン
アジア暮らしが長かった私たち
にはなじみの光景ですが人気店
らしく、観光スポットでした。
このカニで7,500円なり
イセエビもキロ7,500円
ボートは何艘かあり大繁盛
なにせ目の前は高級ホテル街
シャングリラ
シーベル
ヒルトン
テッパンの眺めです
古い桟橋の杭が残されていて
自然な光景になじんでいます。
多分100年以上水の中のはず
カウリなど今はもう取り尽く
された古の高級木材なのでし
ょう。オブジェとして大切に
されているのに感動します。
白壁で覆われたBBQピット
雨よりも暑さ対策なのでは。
中に入ると絵画のような光景
狙っているとはいえ美しい
フィグツリー児童公園
フィグツリーはイチジクで、
こんなに大きくなるとは
ケアンズはこの木が有名で、
入植当初のイギリス人には非
常に南国のものだったよう。
開放的な埠頭のカフェ
は時
間が遅く閉まってしました。
こんな風景を見ながらの1杯
絶対やろうと心に決めます。
正面は地ビールパブ
で人が
ザックザク入って行きます
この日は日曜日でした
2019年9月のお初のケアンズ
ショッピングセンターの奥に
隠れるようにあるケアンズ駅
1996年に再建され、ショッピ
ングセンターの駐車場の下に
プラットホームがあります。
誰もいないひっそりとした駅
2番線までしかなく暗く、職
員の姿もない、殺風景な光景
NZやオーストラリアの地方に
ありがちな、ピーク
が開業
早々に来てしまったような駅
鉄道建設が旅客ではなく貨物
を目的としているため、鉱物
や木材など輸送物資が枯渇す
ると輸送需要も後退します
地方部は人口が少なく旅客で
は採算が取れず、20世紀に入
ってからの自動車の普及でさ
らに需要が後退し、廃線とな
るか、観光鉄道
となるか。
ケアンズ駅は後者の道を行き
列車の運行が続いています。
とはいえ、駅がここにあるこ
とすら知らずに来たので、掲
示で駅の歴史を紐解くと・・
ケアンズは周辺地域のハーバ
ートンで1875年に錫が、1876
年にはホジキンソンで金が発
見されたため、同年に港湾建
設が決定しました。1884年に
は錫輸送に鉄道建設も決定。
ハーバートンは海抜882mで
難工事が予想されました。途
中のバロン渓谷ではバロン滝
の滝口まで上昇するために、
15kmで15本のトンネル建設
という驚愕の工程を辿り、工
事を受注したジョン・ロブは
イタリア人が大半を占める作
業員数百人を指揮しました。
(※1912年のクイーンズラン
ド鉄道総裁による鉄道視察)
ケアンズ駅は1891年にテーブ
ルランズ鉄道駅として完成。
(※1911年頃のケアンズの鉄
道旅客。常夏の景色が人気に)
’
1919年には当局が鉱山会社
の私線を買収し、1924年に
はクイーンズランドの中心地
ブリスベン=ケアンズ間だけ
でなく西海岸パース=ケアン
ズ間も鉄道で結ばれました。
(※1950年代のケアンズ駅)
今は世界遺産のキュランダへ
の高原列車と、週5回、片道
25時間のブリスベン間の長距
離列車が運行されています。
いつかここに降り立つか、こ
こから乗り込む旅がしたい
どうりで周辺には古いホテル
がいくつもあったわけです
1886年創業の
クラウンホテル
今は完全なパブ。NZやオー
ストラリアでよくある展開
レールウェイホテル
ここは短期長期滞在ができる
宿泊施設とうか木賃宿的場所
店舗は入居者募集中でした。
1926年創業のグランドホテル
ここも営業は1階のパブだけ
で2階はアパート代わりか。
クラウンとかグランドとか名
前からして時代がかってる
2019年9月のケアンズはオー
クランドと比べ真夏の陽気
歩き始めてすぐに気づく、大
きくて古い建物の数々。道幅
の広さから、一帯が昔から開
けていたのがうかがえます。
1907年完成の元芸術学校
今はケアンズ博物館が入居
中央のアールデコの建物は
映画館だった?今もかな?
1920年末から30年にかけて
サイレント映画が音声のある
トーキーに取って代わられ、
たくさんの映画館が当時の
流行を取り入れて建設され、
古い映画館=アールデコ
となった訳かと、今気づく
築100年前後の建物が普通に
使われているところにその後
の街の展開がうかがえます。
キター
NZやオーストラリアの地方
でよく見かける大掛かりな、
モザイクアート。時間にも場
所にもゆとりがある証拠
アボリジナルアートはドット
ペインティング(点描画)を典
型のひとつとするので、モザ
イクの細かさと相性がいい
どっちもテンテンですから
強い日差しに鮮やかさが映え
これはタイルのひとつひとつ
で水をリアルに表していて、
海をよく知る人の手によるも
のだという感じがしました。
カラフルなチョウチョウウオ
レインボーロリキートやクッ
カバラ(ワライカワセミ)など
オーストラリアのアイコンも
ブッシュターキーというター
キーでない鳥ヤブツカツクリ
本物はコレでよくできてる
モザイクではないけれど高電
圧変電設備のウォールアート
レトロな色合いが周囲に合う。
古い街並みに突然出現した、
ケアンズセントラル。大きな
ショッピングセンターです。
さらにケアンズ駅
ショッピングセンターに直結
して商業施設の一部のよう。
駅があることは知っていまし
たがこんな場所だったとは
2019年9月は夫婦とも初めて
のオーストラリアはケアンズ
に行っていました
今思えば
なんと自由なコロナ前の生活
2019年は次男がイギリスへ
ワーキングホリデーに旅立ち
夫婦2人の生活が始まった年
子育て完全終了の達成感と老
後の可能性を探りに
積極
的に出かけていた年でした。
2020年以降22ヵ月間で180
日以上もロックダウンになる
ことなど露知らず、ただただ
今できることは今する
という生き方の実行でした。
=============
直行便で降り立ったケアンズ
国際空港は地方空港のようで
青い空に南国を実感します。
(※南半球なので北上ながら)
街中にある空港で中心部まで
クルマ
で15分ほどでした。
宿泊は
マントラ・エスプラネ
ード・ケアンズ。着いてみる
と中心部のド真ん中でした。
明るく広々したオーストラリ
アらしいロビーでツアー客の
集合場所にもなっていそう
ここは住んでもよし、貸して
もよしで、貸すなら住居かホ
テルの選択ができ、私たちが
オーストラリアで行っている
ホテル投資はこの形態です。
中庭から見ると、住宅物件は
バルコニーに植木など私物が
多くて生活感が出ています。
ワンベッドルームという1部
屋物件なので、ホテルならリ
ビング付きのスイート仕様
この広さがオーストラリア
住居になるのでキッチン充実
十分に生活できる広さです。
壁のマリリン・モンロー
中庭のプール。通りの向こう
にはスーパーマーケット
ホテル正面はエスプラネード
ラグーンという無料のプール
ビーチ風で周囲と馴染みます。
まずはお腹がペコペコなので
ホテル近くでランチタイム
どこでもフラットホワイトが
飲めるのはありがたいです
ここで売っているアイスバー
食べ物ではないような可愛さ
食後はさっそく街の散策へ
グレートバリアリーフの玄関
口のひとつだけあり、観光業
の看板多数。そして中国語も
ケアンズ5泊6日の開始です