The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

『警視グレイス』S4:放送日&色々

2024-08-30 | 海外ドラマ
”GRACE”: Season 4

4 episodes

以前書きました 『警視グレイス』の最新シーズン4日本初放送の日程が発表されましので、その
他の諸々を含め追記です。

先ず、ミステリーチャンネルの日本独占初放送日は、
2024年10月27日(日)15:00~ 全4話一挙放送




エピソードタイトルは以前書きましたが再度、
S4E1: Dead Man's Time
S4E2: Want You Dead
S4E3: You Are Dead
S4E4: Love You Dead
(現時点では邦題未発表です)

S4のキャストは、(これも以前少し書きましたが・・・)





ロイ・グレイス:ジョン・シム
グレン・ブランソン警部補:リッチー・キャンベル
ノーマン・ポッティング警部補:グレイぐ・パーキンソン
ベラ・モイ警部補:ローラ・エルフィンストーン
キャシアン・ピュー:サム・ホア
ニック・ニコル:ブラッド・モリソン
クリオ・モリー:ゾーイ・タッパー
サンディー・グレイス:クレア・ガルブレイス

そして、以前チラッと触れましたが ゲストとしてロバート・グレニスター(『シャーウッド』等)が出演
しています。





S4の概略の一部は、
”グレイスは、恋人クレオとの子どもの誕生を控え、やっと暗い過去を捨て幸せな未来を描こうとした矢先
に、グレイスを根底から揺るがす予期せぬ驚愕の事実が発覚する…!? ”
とのこと・・・・
(ミステリーチャンネルの公式ページより)

そして、これも以前触れましたが シーズン5の製作も既に開始されています。
又原作者のピーター・ジェイムズによれば、現在サンディ(グレイスの妻)の物語を独立した小説として執
筆中との事で、これはサンディがロイの元を去った日、その理由等を彼女の視点で描いている・・・との事。

なので、このサンディ視点のスピンオフシリーズも製作される可能性もあるかもという事です。

又、余談ですが、
ジョン・シムは最近ドラマの撮影地であるブライトンに引っ越したそうで、これからもロイ・グレイスを演
じ続ける可能性も高いのでは?と言われているそうですね。

嬉しい情報です。

先ずは、S4の放送が楽しみですね。

そう言えば、S4のOfficial Trailerは出ていないようです。
一応、”X”経由で少しみつかりましたので、

https://x.com/i/status/1828796075890843991

☆ 関連過去記事はご参照下さい。
※ 『警視グレイス』原作とシーズン4情報
※ 海外ドラマ新シーズン情報:2024年(1)
※ 新シーズン待ちの海外ドラマ:2024年(2)



(source : ITV, WhatToWatch, ミステリーチャンネル & etc.)




これから読む予定のミステリ:Aug./5(2024)

2024-08-27 | ブックレヴュー&情報
※ 『Zの悲劇 新訳版』エラリー・クイーン

創元推理文庫 2024年9月20日発売予定

【内容概略】
≪Yの悲劇』の事件から十年後。サム警視は市警を退職し、推理の才に恵まれた愛娘ペイシェンス
と私立探偵を開業していた。ある日、調査で滞在中の刑務所のある町で、関係者の悪徳上院議員が
殺害される。現場の書斎には数通の手紙と謎の黒い箱。それは、名探偵ドルリー・レーンの出馬を
必要とするほどの難事件であった──≫
レーン四部作第三弾の傑作本格ミステリ!

恒例のフレーズ(汗)ですが、遥か昔に読んだものの、殆ど覚えていません。
特にドルリー・レーンのシリーズは記憶が飛んでいます。

新訳版での発売はとても良い機会ですので、是非新たな気持ちで読み直そうと楽しみです。

※ 『殺人は夕礼拝の前に』リチャード・コールズ

ハヤカワ・ミステリ 2024年9月4日発売予定

【内容概略】
≪英国の田舎町チャンプトンの司祭ダニエルは悩んでいた。教会のトイレ設置をめぐって住民が
真っ二つに割れてしまったのだ。そんななか裕福な地元の名士が夜の教会で殺された。住民をま
とめあげ、犯人を突き止めるには司祭が適任だ。狡猾な犯人にダニエルが挑む。≫

”全英図書賞 犯罪・スリラー部門ノミネート。英国国教会の現役司祭による注目作 ”

だそうです。

聖職者が探偵役・・・という設定は他にも色々ありましたが、今作は作者自身が英国国教会の現
役司祭とのこと。
当然ながら初読みの作家さんです。

※ 『豪華客船オリンピック号の殺人』エリカ・ルース・ノイバウアー

創元推理文庫 2024年9月20日発売予定

【内容概略】
≪実は英国政府の情報員(エージエント)であるレドヴァースの依頼で、夫婦のふりをして豪華
客船オリンピック号に乗りこんだジェーン。目的はドイツのスパイを捜しだすことだ。船が出航
した日の夕方、ある乗客の女性が、新婚の夫が消えてしまったと騒ぎはじめた。船長はとりあお
うとしなかったが、ジェーンは女性の主張を信じて調査を始める。≫

好評アガサ賞最優秀作品の三作目です。
既刊2作品は以前ご紹介しましたように、
『メナハウス・ホテルの殺人』
『ウェッジフィールド館の殺人』

と、
一作目はエジプト、カイロの伝統ある有名ホテル、二作目は英国の領主屋敷が舞台になっていま
した。
新作三作目は豪華客船が舞台のようで、再びジェーンが活躍(?)することになるのでしょう。





(source : 創元社、ハヤカワ & etc.)







『プリズン・アイランド 占拠された島』9月日本初放送

2024-08-24 | 海外ドラマ
”L'Ile Prisonnière”(Prison Island)

2023年 France: 6エピソード

9月にアクションチャンネルにて独占日本初放送されるドラマです。

もうフランスドラマはおなか一杯と言いながら、又ちょっと気になるドラマです。

アクションチャンネル公式ページの番組INTRODUCTIONから:

突如、平和な島が占拠された―。島を奪還するため、武装集団と島民たちの48時間の死闘を描く
サスペンス・アクション!フランスで各話400万人以上が見た大ヒット作。

フランス西部・ブルターニュ沖の小さな孤島で、とある日の午後、組織化された武装活動家グルー
プが島民全員を学校へ集め監禁する。島民全員の日常的行動を把握している彼らは、島の異変を
島外に気づかれぬよう、島民全員に普段通りの生活を強いる。唯一、彼らが予測しなかったのは、
島と本土を結ぶ連絡船が予定よりも早く到着し、島の異変に気づいた船長をやむを得ず射殺、炎
上した船から乗客5人が逃走したことだった。しかもその船には、彼らが把握していた島民以外の
人物が乗船していて…。全ての謎が解き明かされたあと、第1話からもう一度見返したくなる極
上のサスペンス・アクション。







個人的に気になった点、その(1)は、
小説『黒い睡蓮』の作者である フランスを代表するミシェル・ビュッシが初めてTVシリーズの
脚本に挑戦したオリジナルドラマ。
脚本家、監督のクリスチャン・クレールと共同で脚本を手掛けた。
とのこと。



ミシェル・ビュッシの作品は、『黒い睡蓮』で衝撃をうけ、その後全作を読んでいる大好きな作家
さんですので、初脚本がどの様に書かれたのかとても興味があります。

その(2)は、出演者。
先ずは『ジュリアとノヴァック』に出演していたラニック・ゴートリーが島を占拠する活動家のリー
ダーのアルファを演じているという点。



又その他にも、ピエール・ベリエがアレックス、
ケヴィン・アザイス、マルゴ・ボンシロン、リー・ドナルノー、アヌーク・グランベール、
アントワーヌ・デュレリ
等、ベテランが多く出演しているようです。

もう一点は、
背景となって居る風景
フランスの最も美しい村の一つで、歴史ある建物が多く立ち並ぶロクロナンは、崖や岬が有名な
ロスカンヴェルやクロアール=カルノエ等珍しい場所でのロケが行われたそうで、この点も見ど
ころかな?と。

アクションチャンネルでの放送は、
2024年9月29日(日)夕方6:00~ (6話一挙放送)


Trailerはコチラ

https://youtu.be/QkrgPzVWL7M


放送を観た後感想を書ければ・・・(久しぶりのこのフレーズ)






(source : アクションチャンネル & etc.)







これから読む予定のミステリ:Aug./4(2024)

2024-08-21 | ブックレヴュー&情報
※ 『日本扇の謎』有栖川有栖

講談社ノベルス 2024年8月7日発売

国名シリーズ30周年記念の愛蔵版カバーはコチラ



【内容概略】
≪舞鶴の海辺の町で発見された、記憶喪失の青年。名前も、出身地も何もかも思い出せない彼の
身元を辿る手がかりは、唯一持っていた一本の「扇」だった……。そして舞台は京都市内へうつ
り、謎の青年の周囲で不可解な密室殺人が発生する。事件とともに忽然と姿を消した彼に疑念が
向けられるが……。
動機も犯行方法も不明の難事件に、火村英生と有栖川有栖が捜査に乗り出す! ≫

久しぶりの有栖川作品です。
有栖川さんの作品はミステリとして安定しているのは勿論ですし、文章がきれいなので好きです。

※ 『喪服の似合う少女』 陸秋槎

ハヤカワ・ミステリ 2024年8月5日発売

【内容概略】
≪女性私立探偵・劉雅弦の元へやってきた女学生・葛令儀。彼女は劉に、友人の岑樹萱を見つけ
てほしいと依頼する。劉は調査を始めるが、岑樹萱を深く知っている者は、一人もいなかった。
さらに劉は調査の中で死体を見つけ、殺人容疑で警察に逮捕されてしまう…… ≫

”ロス・マクドナルドに捧げる、華文ミステリの俊英による本格ハードボイルド ”

とあります。

この数年華文ミステリが随分増えてきました。
なんとなくとっつきにくかったのですが、ボチボチ読み始めています。
名前が覚えにくいのが難点で・・・・。

※ 『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』下村敦史

幻冬舎 2024年8月7日発売

【内容概略】
≪「私が犯人です!」「俺が犯人だ!」、全員犯人です!
社長室で社長が殺された。それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。未亡人、記者、
社員2人、運転手、清掃員、被害者遺族ーー。やがて密室のスピーカーからある音声が流れる。
「社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる」。犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅され、7人は命を
かけた自供合戦を繰り広げるがーー。 ≫

多重推理しかも密室しかもデスゲームだけど……
下村ミステリはフツーじゃ終わらない!

とあります。

タイトルだけでもかなり目を引く作品ですが、今作は又大変な内容になっている様ですね。





(source : 講談社、ハヤカワ、幻冬舎 & etc.)



『警視ファン・デル・ファルク』シーズン4

2024-08-18 | 海外ドラマ
”VAN DER VALK” :S4

3 episodes

前回『刑事デュパン』の中でたまたま触れたこのドラマですが、偶然新シーズン情報が出ています。

過去シーズンも何度か書いてきましたように、このドラマはオランダのアムステルダムを舞台にし
た英国人作家ニコラス・フリーリングの伝説的小説を、現代的アレンジでドラマ化した作品です。

原作は1960年代に発表された作品ですが、今回のドラマ化作品では現代のアムステルダムならでは
の事件に脚色され、キャラクターも現代的に再構築することに挑戦している。
という、アムステルダムの美しい風景、街並みを取り入れながら、現代のオランダならではの状況、
事件を取り入れた斬新な人気ドラマシリーズです。



2020年のシーズン1放送以来、2022年にシーズン2、2023年にシーズン3と順調にシーズンを重ね
ていましたが、ようやくシーズン4の放送開始情報が出ました。

MASTERPIECE PBS(USA)でのプレミアが、
2024年9月15日~ と発表されました。


その後、ミステリーチャンネルの情報で、
日本初放送が2024年11月との告知がでましたね(詳しい日時は後日)

随分早い日本放送で、嬉しい限りです。
ので、少し早いですが、ほんの少しの振り返りと、ほんの少しのS4先取情報を残しておきます。

メインの顔ぶれは変わらず、
ファン・デル・ファルク:マーク・ウォーレン
ルシェンヌ・ハッセル:メイミー・マッコイ
ヘンドリック・デイビー:ダレル・デシルバ
ジュリア・ダールマン:エマ・フィールディング
トロージャン(犬):?←大事なので含みます




S4のエピソードは;
E1: “Safe in Amsterdam”
E2: “Hope in Amsterdam”
E3: “Secret in Amsterdam”
(内容概略は現時点では未発表)




Trailerはコチラ

https://youtu.be/QnDaDCcwzf8?t=8
 
以前も書きましたが、主演のマーク・ウォーレンは過去殆どの作品で”子悪党”、 ”怪しい人”、”問
題ある人” 等、チョット癖のある役柄が多く”悪人”のイメージを持つ役者さんだった(私見)ので
すが、このファン・デル・ファルクというキャラクターは妻を事故で亡くす悲しい過去を持つ陰の
ある寡黙なキャラクターです。
マーク・ウォーレンも大分渋い雰囲気が出てきたし、この役柄がとても良いと感じさせられるよう
になりました。

これも過去に書きましたように、他のキャストも英国の俳優さんがほとんどですが、安定しているし、
オランダが舞台のドラマではありながら 違和感なく楽しめます。

又、これも何度も書きましたが、そんなメインストーリーと共に、アムステルダムの風景、街並みも
楽しめる、独特の雰囲気を持つドラマになっていると思いますね。

ヴァン・デル・ファルクとルシエンヌの関係も不思議な雰囲気だし、法医学者(?)のヘンドリック
も優秀だけどいい加減な雰囲気で良い味だしているし、トロージャンも大事な存在です。

これからより詳しい情報も出てくると思いますが、取りあえずの第一報です。



(source : Masterpiece PBS, Telly Visions & etc.)





『パリジャン刑事デュパン~ブルターニュの事件簿』

2024-08-15 | 海外ドラマ
“INSPECTOR DUPIN” (KOMMISSAR DUPIN)

ドイツ:5 episodes

ミステリーチャンネル放送分の一連のフランスミステリの中の初放送ドラマです。
フランスドラマ三昧だと、なんだかんだとブチブチ言いながらこのドラマを取り上げたのはチョット
理由がありまして・・・。



このドラマは、フレンチミステリとは言いながら 上記製作国からも分かるようにドイツ製のフレン
チミステリ(難解?)との事。
フランス・ブルターニュ地方に魅せられたドイツ人作家ジャン=リュック・バナレックのベストセラー
小説を基に制作されたクライムミステリー。
だそうです。

従って、
舞台はフランスのブルターニュ地方、登場キャラクターもフランス人、でも出演者はドイツ人でドイ
ツ語で話している・・・というチョッと混乱するシチュエーションになっています。

まぁ、こう言ったシチュエーションは英国ドラマでも結構多いですね。
何といっても、まず思い浮かぶのは
☆『刑事ヴァランダー』 (スウェーデン)、
その他にも
☆『警視ファン・デル・ファルク』(オランダ、アムステルダム)
☆『ローマ警察殺人課アウレリオ・ゼン』(イタリー、ローマ)
☆『アントワーヌとマリーヌ』(フランス、プロヴァンス)

等・・・他にもあったような気がしますが。

どのドラマでも、出演者は殆どが英国の俳優さん、セリフは英語、でも背景の舞台はそのままの国(撮
影もほとんど現地)でしたが、特に違和感がなかったんです(私だけ?)

そんなことを思い出していたのですが、今回のドイツ製フレンチミステリはどうでしょう…という事で、
一応注目しています。

ドラマ概要は、
≪パリからブルターニュ地方に転勤になった頑固で気難しい刑事デュパンは、パリでの都会的な生活に
慣れ親しんでいる上に魚アレルギーで海も苦手、ブルターニュの田舎町でうまくやっていけるのか不安
を抱いていた。ブルターニュ地方の人々もまた独特の文化や気質を持ち、生意気な態度のデュパンに対
して不信感を抱いていたが、優れた能力で難事件を解決するデュパンを見て、徐々に一目置くようにな
る。≫
(ミステリーチャンネルから)



キャストは、
監督:マティアス・ティーフェンバッハー他
脚本:ゲルノット;グリクシュ他
出演:
パスクァーレ・アレアルディ:づパン刑事
ジャン・ゲオルグ・シュッテ:カデグ
ルドウィグ・ブロッホベルガー:リワル

(と、一応名前を書きだしましたが、全く初めての方ばかりなので・・・)

本作はドイツで2014年からスタートし、2024年に放送されたエピソードでは約600万人以上の視聴者
数を獲得。シリーズが進むごとに人気が高まり、2025年には最新作も決定したドイツの国民的人気シ
リーズでもある。その後、フランスでも放送され、驚異的視聴者数を獲得した、独仏の両国で人気を
博す驚くべき作品だ。
(ミステリーチャンネル)



今回ミステリーチャンネルで日本初放送となるのは、
2014年~2015年に製作された全5話

2024年8月31日(土)pm4:00~ 一挙放送

(シリーズ自体は、2024年までに全部で12エピソード製作、放送されているそうです)

Trailerはコチラ

https://youtu.be/gCCYkSgAvQ4

このドラマのもう一つの魅力は、素晴らしいブルターニュ地方の風景も楽しめることでしょう。

ドラマの放送後、ブルターニュはドイツ人観光客が大幅に増えたそうで、ブルターニュの観光局のHP
ではデュパンが訪れた場所がリストアップされた地図が掲載されており、その足跡をたどる旅が人気
を博している。
とのこと。

と、色々な意味で観てみようと思うドラマの一つに入れました。


(source : ミステリーチャンネル、Prime Video & etc.)



これから読む予定のミステリ:Aug./3(2024)

2024-08-12 | ブックレヴュー&情報
※ 『死はすぐそばに』 アンソニー・ホロヴィッツ

創元推理文庫 2024年9月13日発売予定

【内容概略】
≪ロンドンのゲーテッド・コミュニティで殺人が発生した。関係者全員が同じ動機を持つ、解決不可能とも思われ
た事件に挑むホーソンとホロヴィッツ。大人気シリーズ第五弾!  ≫

お待ちしておりました!!
ようやくッ!ですねぇ。

大分前に発売予定日は出ていたのですが、カバーがなかなか発表されず、じりじりと待ちくたびれていたところ、
ようやく発表されました。 
何と!("!” 多すぎ)今回は原作のカバーそのままで翻訳本刊行となっています。

今年一月『翻訳刊行待ちの海外ミステリ』の中でご紹介して以来、コンスタントに多くの方にご訪問頂いていたいた
様で、私も含め如何に多くのファンが待ち望んでいたか・・・の作品ですね。

事件そのものに関する興味は勿論ですが、ホーソーンとホロヴィッツのコンビ関係(?)がどの様になっていくのか、又、
ホーソーンのプライベートももう少しずつ明らかになっていくのか・・・そして、ホロヴィッツさんの自虐ネタ含め
(結構好きです)興味が尽きません。

※ 『止まった時計』 ジョエル・タウンズリー・ロジャース

国書刊行会 2024年9月9日発売予定

【内容概略】
≪ 舞台はワシントンDCの閑静な住宅街。かつて絶世の美人女優として一世を風靡した人妻ニーナ・ワンドレイが
自宅で命を狙われ、瀕死の重傷を負った。薄れゆく意識のなか、ニーナは、自分がまだ生きていることに気づいた
正体不明の犯人がとどめを刺しに戻ってくるのではないか?と恐怖する。ときあたかも、ニーナに再会すべく偶然に
も同時期に訪問しようとする複数の元夫たちがいた。物語は彼らとの波乱万丈の結婚生活を往還し、驚愕の真相へと
向かう。稀代の異才J・T・ロジャーズによる、過去と現在が入り乱れる眩惑的サスペンス。世紀の怪作『赤い右手』
をも凌ぐ、知られざる最高傑作!≫

初めてお目にかかった作家さん作品です。

◆法月綸太郎氏推薦!!
探偵役の顕現とともに眠っていた物語が覚醒し、意外すぎる犯人が名指された後もさらなる驚異が読者を翻弄する……。
時間と視点を手玉に取る《叙述の曲芸師(パルプ・ジャグラー)》が技巧の限りを尽くしたワイドスクリーン走馬灯
ミステリ。

とあります。
何やらこれまでに読んだことがなさそうな雰囲気を感じる作品で、是非初挑戦してみなければ・・・

※ 『スミルノ博士の日記』 サムエル・アウグスト・ドゥーセ

中公文庫 2024年7月22日発売

【内容概略】
≪天才法医学者ワルター・スミルノはある晩、女優アスタ・ドゥールの殺害事件に遭遇。容疑者として、かつて
の恋人スティナ・フェルセンが挙げられる。名探偵レオ・カリングの手を借り、不可解な謎に挑むのだが……。≫

浅学なもので、この作者は知りませんでしたが、
”本作はかつて小酒井不木訳で「新青年」に掲載されるや、江戸川乱歩・横溝正史ら戦前の日本人作家にも多大な
影響を与えた。世界ミステリ史上にその名を刻む、探偵小説ファン必読の傑作本格推理長篇。”

とされており、
世界ミステリ史上にその名を刻む、スウェーデン探偵小説の先駆的長篇。

だそうです。
押さえておきたい作品の様です。





(source : 創元社、国書刊行会、中公文庫 & etc.)






10月初放送予定の英国ドラマ

2024-08-09 | 海外ドラマ
ようやくッ!!ですね。
おフランスドラマ三昧に明け暮れておなか一杯、戸惑っておりましたですが・・・、待ちに待った英
国ドラマの新シーズン放送が告知されました。

(今回は全てミステリーチャンネル放送分です)

現時点では日時は未発表ですが、待ちきれませんので、一応覚書をと。

※ 『マーロー殺人倶楽部の事件簿』

” THE MARLOW MURDER CLUB”
シーズン1:4エピソード

既に概要は書いてきましたが、念のため下記に繰り返します。
≪ジュディス・ポッツは77歳。ロンドン郊外マーローの古びた邸宅に独り住まいで幸せな日々を送って
いる。まわりには、仕事やウィスキーの量に口をさしはさむ人などおらず、退屈しのぎに「タイムズ」
紙向けのクロスワード・パズルを考案している。ある夜、テムズ川で泳いでいると、ジュディスは残忍
な殺人を目撃してしまう。地元警察は彼女の話を信じず、ジュディスは自ら事件の調査に乗り出すと決
め、ドッグ・ウォーカーのスージーと、司祭の妻であるベックスを仲間に加え、「マーロー殺人クラブ」
が誕生する。別の死体が現れたとき、3人は自分たちの行動範囲に連続殺人犯がいることに気づく。
3人が解こうとしたパズルは、逃れることができない罠となる―。≫

Trailerが出ていますのでご覧ください

https://youtu.be/G2Wu1sFM2PA

以前書きましたが、既にシーズン2の更新も発表されています。

原作情報及び過去情報は下記ご参照下さい

☆『マーロー殺人クラブ』S1:First Look
☆『マーロー殺人クラブ』S1追加&S2へ更新情報


※ 『警視グレイス』シーズン4

”GRACE” シーズン4:4エピソード

このドラマに関しても既に何度か情報を書いていましたが、ようやく!です。

今回4エピソードのタイトルは、
E1 : Dead Man’s Time
E2 : Want You Dead
E3 : You Are Dead
E4 : Love You Dead

関連過去記事は下記ご参照下さい

☆『警視グレイス』原作とシーズン4情報

このドラマも既にS5製作が決定しています、下記過去記事をどうぞ

☆ 新シーズン待ちの海外ドラマ2024年(2)

Trailerは今現在出ていないようです(見つかり次第追記しましょう)

※ 『退職教授ハリーの名推理』シーズン2

”HARRY WILD”
シーズン2:6エピソード

このドラマも以前記事から大分時間が過ぎてしまいましたが、ようやくシーズン2の放送開始となる
そうです。

念のためドラマの概要を;
≪文学部教授を引退したハリー・ワイルドは「退職後は今までできなかったことをやる」と、小説執
筆などに取り組むが、なかなか気分が乗らない。そんな時、警察官である息子チャーリーの家である
事件の捜査資料を発見すると、自身の文学の知識からあることに気付いたハリー。事件の捜査に首を
突っ込まずにはいられなくなってしまう。さまざまな知能犯を相手に、ハリーの強みである“文学の知
識”を駆使して捜査していくミステリードラマ。≫

シーズン2に関する過去記事は

☆ 『退職教授ハリーの名推理』シーズン2情報

Trailerはコチラ

https://youtu.be/RPmoCa03O2M

以前何度か書きましたが、このところシニアが素人探偵として活躍するドラマが色々増えてきて、それ
ぞれ元気をもらったり楽しませていただいているのですが、このハリーさんに関しては、チョット他の
ドラマのシニアキャラクターと異なり、よく言えばすごくアクティブ、悪く言えば傍若無人で、この点
の好みが分かれるところだと思います。
私自身もS1 でチョット頭をひねる部分もあり、シーズン2はこの点がどうなっているのか観察、執行
猶予中(?)状態で、一応観てみるつもりではあります。

既にシーズン3も6エピソードで製作済です。

それぞれ放送日、時間詳細が分かり次第追記します。


それにしても・・・・
自分で書きながらひっくり返りそうになりましたが、もう10月ですって!!
早く暑さが収まってほしいとは思いながら、あまりの月日の経過の速さに信じられない思いですねぇ。





(source : ミステリーチャンネル & etc.)


これから読む予定のミステリ:Aug./2(2024)

2024-08-06 | ブックレヴュー&情報
毎日猛暑が続くなか、出来るだけ外出を少なくしているのですが、頭もぼーっとなりかけていつつ
読書とドラマ鑑賞で過ごす今日この頃です。

そんななか、今回ピックアップした作品は期せずして初読みの作家作品が続きます。

※ 『サリー・ダイアモンドの数奇な人生』リズ・ニュージェント

ハーパーBOOKS 2024年8月25日発売予定 

【内容概略】
≪町外れで父と孤立して暮らす“変わり者”サリーは6歳までの記憶がない。ある日父が病気で亡くな
り、言いつけどおりに家の裏の焼却炉で遺体を焼いたところ、警察が駆けつけ大騒ぎになってしま
う(何かまずかったようだ)。
マスコミが殺到するなか、赤い帽子を被って葬儀を終えたサリーは父が遺した手紙を開く。
そこには人とかかわるようにという願いとともに、ある凄惨な事件の記録が記されていた――。≫

アンソニー・ホロヴィッツ絶賛!とされており、
「圧倒的なキャラクターが誕生した」引きこもりで“変わり者”のサリー。父亡き後、外の世界で教
えられたのは社交辞令と、恐ろしい出生の秘密――世界29カ国で刊行! 予測不能ミステリー

ここまで言われたら(?)もう読むしかない!でしょ!

※ 『檜垣澤家の炎上 』長嶋恵美

新潮文庫 2024年7月29日発売

【内容概略】
≪横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引
き取られる。商売の舵取りをする大奥様。互いに美を競い合う三姉妹。檜垣澤は女系が治めていた。
そしてある夜、婿養子が不審な死を遂げる。政略結婚、軍との交渉、昏い秘密。陰謀渦巻く館でそ
の才を開花させたかな子が辿り着いた真実とは──。
小説の醍醐味、その全てが注ぎこまれた、傑作長篇ミステリ。≫

息をのむドンデン返し・・・とあります。

恩田陸さん評:
『小公女』X『細雪』X『レベッカ』 不思議と後を引く、懐かしい面白さ・・・・

勿論初読みの作家さんですが、これは是非読まなければ・・・の作品です。

※『雷龍楼の殺人』 新名智

カドカワ 2024年8月2日発売

【内容概略】
≪富山県の沖合に浮かぶ油夜島。この島にある外狩家の屋敷「雷龍楼」では2年前、密室で4人が
命を落とす変死事件が起こった。事件で両親を失った中学生の外狩霞は、東京にいるいとこ・
穂継の家へ身を寄せていたが、下校途中、何者かに誘拐される。霞に誘拐犯は、彼女を解放する
条件となる「あるもの」を手に入れるため穂継が雷龍楼へ向かったと告げる。しかし穂継が到着
した夜、殺人事件が発生。その状況は2年前と同じ密室状態で、穂継は殺人の疑いをかけられる。
穂継が逮捕されると目的のものが手に入らないばかりか、警察に計画を知られてしまう。穂継の
疑いを晴らしたければ協力しろ、と誘拐犯に迫られた霞は、「完全なる密室」の謎解きに挑む。 ≫

横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ!

とのことですが、個人的には初めて読ませていただく作家さん作品です。
”完全なる密室”← 良いですねぇ。 好みです。






(source : ハーパーBOOKS。新潮文庫、カドカワ & etc.)







“CONCLAVE” (原題)情報少し

2024-08-03 | 映画
“CONCLAVE”


2024年製作、イギリス/アメリカ合作

何となくいきなり出てきた作品の感がありますが、単に私が知らなかっただけ・・・かもです。

題材に興味があると同時に、何といってもレイフ・ファインズ主演ですので、是非観たい作品の一つ
です。



現時点ではあまり情報が出ていないのですが、アメリカでの公開日が2024年11月1日と発表されました
ので、とりあえずの第一報を書き置いておきます。

この原題(CONCLAVE)は、ロバート・ハリスによる2016年の同名の小説に基づいて映画化された作品
です。



(因みに、”コンクラーベ”と言うのは、ローマ教皇を枢機卿による投票で選出する選挙のこと。←ひどく
大雑把ですが、皆さまよくご存じのことと思いますので・・・)。

今作のキャストは、
監督:エドワード・バーガー
脚本:ピーター・ストローハン
製作総指揮:レイフ・ファインズ、エドワード・バーガー 他 

出演:
レイフ・ファインズ:トーマス・ローレンス枢機卿
スタンリー・トゥッチ:アルド・ベリーニ枢機卿
ジョン・リスゴー:トレンブレイ枢機卿
イザベラ・ロッセリーニ:シスター・アグネス
ルシアン・ムサマティ:アデイエミ枢機卿


内容概略は、
ローマ教皇が死去し、次期教皇を決定する選挙コンクラーベが開かれることになり、 ローレンス枢機卿
はその責任者として選挙の監視を任される。 世界から枢機卿がバチカンに集まり、外界との接触を断ち、
礼拝堂に隔離されて協議が行われる。 やがて教皇の死に不審な点があることが明らかになり、 候補者が
絞られてい中でローレンスは教会の陰謀を知ることになる...
・・・・
といったスリラー?ミステリー?の様ですね。



Official Trailerは、

https://youtu.be/JX9jasdi3ic


ところで少し話がそれますが、
”コンクラーベ”と言えば、その昔のダン・ブラウンによる『天使と悪魔』を思い出しますね。


2006年角川文庫版(上、下)”Angels and Demons”
”ダヴィンチ・コード”発売直後に読みましたので、もう18年前になるんですね。

その後2009年には映画化され、トム・ハンクスのラングレン教授、ユアン・マクレガーがカメルレンゴ
でした。





(実のところ、映画化作品は原作とは色々違っていて 特にラングレン教授のイメージが違う、ストー
リー自体もあちこち変わっていたし 首をひねる部分も多かったのですが、ヴァチカンの風景、コンク
ラーベの様子等視覚的な部分がとても魅力的だったことを思い出します。
ユアンのカメルレンゴ法衣姿が素敵だったし・・・)

そんなこんなで、”コンクラーベ”という言葉も久しぶりに目にしたし、今回の映画作品は色々な意味で
大変興味深い内容になっているようです。

現時点では日本での公開は未定ですが、何とか公開されるように・・・と期待したい作品の一つです。


(source : Variety, WhatToWatch, 映画.Com & etc.)