The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

ドラマ ”Sherlock and Daughter”(原題)追加情報

2024-11-28 | 海外ドラマ
“SHERLOCK AND DAUGHTER”

8 episodes

半年ほど前に第一報を書きましたこの作品ですが、その後なんの音沙汰もなくどうなったの
か・・・と時々気になって居ました。

ようやく画像少々と追加情報が出ました。

以前の情報とダブル点もありますが、念のためもう一度。



ショーランナーを務めるのが、ジェームズ・ダフ
クリエーター&脚本はブレンダン・フォーリー

出演は、
シャーロック・ホームズ:デヴィッド・シューリス
アメリア・ロハス:ブルー・ハント
モリアーティー:ダグレイ・スコット
スワン:アントニオ・アーキール
ドクター・ワトソン:シーン・ダガン



↑ 変装中?


ストーリー概略は(ほとんど前回記事のままですが・・・)
アメリカ人のアメリアは父親を知らずに育ってきたが、母親が不可解な死を遂げた後で自分の父
親が世界的な名探偵のシャーロック・ホームズかもしれないことを知る。
宿敵モリアーティーの悪意ある陰謀に巻き込まれたホームスは、アメリアと出会い その母親の
死の謎を追いながら世界的な陰謀と立ち向かうことになる。

また、二人が本当に親子なのか否かも注目ポイントになるという。

と言ったのが概略ですが、詳細は発表され次第加筆修正します。



ホームズ関連作品は色々製作されています。
硬軟取り混ぜなのですが、今作は”ホームズと娘”という珍しいテーマでどんな風な内容になってい
るのか一抹の不安もあります。
ただ、シューリスさんをはじめ手堅い出演者の作品なので”ナンチャッテ”ではないと想像していま
すが’(hopefully)どうでしょうねぇ・・・・・。

エピソードは8部構成
#1 : ”The Challenge”
#2 : “The Common Thread”
#3 : “Partners in Crime”
#4 : “For Kith & Kin”
#5 : “Doubting Thomas”
#6 : “Sound Connections”
#7 : “The Great Fleece”
#8 : “The Last Dance”

リリースは現時点で2025年1月末の予定との事ですが、より詳しい日程、Trailer等は順次追加してい
こうと思います。
(日本で放送あるかどうかも未定なので・・・・)

関連過去記事は

※ ”SHERLOCK & DAUGHTER”(原題)ドラマ製作



(source : Deadline, Screen Rant, Variety、海外ドラマNAVI & etc.)






これから読む予定のミステリ:Nov./05(2024)

2024-11-25 | ブックレヴュー&情報
今回は図らずも日本の作品ばかりになりました。

※ 『中野のお父さんの快刀乱麻』 北村 薫

文藝春秋文庫 2024年11月6日発売予定

【内容概略】
≪出版界で起きる「日常の謎」に挑むのは、体育会系文芸編集者の田川美希と、抜群の知的
推理力を誇る高校教師の父親――。

実家の掘り炬燵で繰り広げられる父娘の会話から、大岡昇平、古今亭志ん生、小津安二郎、菊
池寛ら各界のレジェンドをめぐる「謎」を解き明かす……≫

父と娘の”名探偵コンビ” 人気シリーズ第3弾

このシリーズはとても気に入っていて、何といってもお父さんの文学(のみならず 落語等を含
む多方面)に対する半端ない知識量には驚かされるばかりです。
色々勉強にもなり楽しみなのですが、そればかりでなく お父さん(元高校教師)と娘(文藝
編集者:体育会系)のユーモアあふれる会話(時々ダジャレ)も 思わず頬が緩みます。

※ 『アガシラと黒塗りの村』小寺 無人

産業編集センター 2024年9月13日発売

【内容概略】
≪古文書オタクの黒木鉄生は、大学時代の親友・八重垣志紀に頼まれ、村で発見された「沼神文
書」と呼ばれる古文書を解読するために巨人伝説が残る農村を訪れた。村に到着したその夜、セ
イタカ様と呼ばれる巨大な地蔵の前で、議会議員の息子・島田光男が殺害された。さらに2日後に
は、こしかけ山と呼ばれる場所で八重垣の義妹・咲良の幼馴染が首を吊った状態で見つかる。
「沼神文書」の解読作業を進める黒木は、村と村人の秘密、2人の死の真相に迫ることになり…。≫

勿論初読みの作家さん作品です。
偶然見つけたのですが、『第2回黒猫ミステリー賞』受賞作品だそうで、
一気読み必至の民族伝承ミステリー

とされています。

”民族伝承ミステリー”ってのが、かなり好みのジャンルなので・・・
因みに、『蓮杖那智シリーズ』、『高槻准教授シリーズ』等々が民俗学ミステリのジャンルに入りま
すね。
 
宮部みゆきさん、小野不由美さん等の作品も大好きなのですが、なかなか取り上げる機会がありませ
ん。

※ 『月灯館殺人事件』 北山猛邦

星海社 2022年6月29日発売

【内容概略】
≪「本格ミステリの神」と謳われる作家・天神人(てんじん・ひとし)が統べる館、「月灯館(げっとう
かん)」。
その館に集いし本格ミステリ作家たちの間で繰り広げられる連続殺人! 悩める作家たちはなぜ/誰に/何
のために殺されるのか? ≫

浅学の為 ”海星社” 初めてお目にかかりました。
そして、

”あの北山猛邦が真正面から「館」に挑む正統派新本格ミステリ! ”

とあります。

”館モノ” も随分増えて多くの作品が出ています。
結構好みで他作品色々読みましたねぇ。

北山作品は過去何作か読ませていただいていますが、この作品情報は漏れておりました。
少しばかり遅ればせながらですが、何となくあおられ気味(?)の紹介文に惹かれまして・・・・




(source : 文芸春秋社、産業編集センター、 星海社 & etc.)








『Holmes and Moriarty』(原題): ガレス・ルービン

2024-11-21 | ブックレヴュー&情報
『Holmes and Moriarty』2024/9/26 (ハードカバー)


以前ご紹介した『ターングラス』の著者であるガレス・ルービンによるシャーロック・ホームズのパ
スティーシュ作品『Holmes and Moriarty』(原題)が刊行されているという情報が出ていたので飛び
つきました。

先ず、『ターングラス』ですが、
これは以前ご紹介しましたように、”鏡写しの殺人”というサブタイトルがつけられている様に大変画
期的な作品で、表紙と裏と両方から本文が始まり真ん中でぶつかる構造をしている と言う大変珍し
い作風で、どちらから読んでも大丈夫・・・と言う(こうして書いただけではなかなか意味不明かも
しれませんが・・・)。



兎に角作品は読了したのですが、余裕があれば感想は別途書きたいと思います(多分無理)
で、その巻末に訳者である越前 敏弥 氏から、作者であるガレス・ルービンによるシャーロック・ホー
ムズパスティーシュ作品が刊行されているとの情報が載せられていました。

その作品は『Holmes and Moriarty』(原題)との事で、ビックリ!と共に大喜びで・・・。
しかも、この作品は”コナン・ドイル財団” 公認の作品との事。

”コナン・ドイル財団”公認の作品と言えば、大分前に取り上げましたが アンソニー・ホロヴィッツ
による『絹の家』と『モリアーティ』がありますが、それに次いでの公認作品という事になります。

ホロヴィッツの両作品共私が読んだのはハードカバーでしたが、その後それぞれ文庫化出版されたよ
うです。
↓ ハードカバー版

↓ 文庫本版


(『絹の家』と『モリアーティ』の感想記事は下記に)

今回ご紹介した作品は 現時点では日本での翻訳出版はされていませんが、何とか早く・・・と期待
しているところです。

で、今回の『Holmes and Moriarty』の概略は、
大変大雑把ではありますが、(今分かっている状態の中での概略です)

【ある俳優が、シャーロック・ ホームズに珍しい事件の相談にやって来る。毎晩、同じ観客が、下手
に変装して彼の芝居を見に来る。一方、ホームズの宿敵ジェームズ ・モリアーティは、敵対する 2 つ
の犯罪組織のボスの殺人事件で濡れ衣を着せられる。2 人は、両方の事件の背後にある真実を解明し、
その過程で世界を救うために協力することになる。】

と言った感じらしいですね。

で、
4人全員が同じ人物に狙われているなかで、彼らは真の悪人の正体を暴くため図らずも手を組むことに
なり、より大きな陰謀に立ち向かうことになる。
という事になる様です。

ホームズ&ワトソンとモリアーティ&モラン大佐が手を組む・・・面白そうです。

そして、ワトソンとモランの視点での物語が交互に語られ、冒険物語とミステリが混ざりあい、映画化され
ても楽しそうだと・・・・。
その場合は、ロバート・ダウニー・Jr.+ジュード・ロウ版で是非!・・・(良いですねぇ←個人の感想です)

取りあえず第一報としての概略のみですが、是非翻訳版を刊行して頂きたい(可及的速やかに)

関連過去記事は下記に

※ シャロック・ホームズ 「絹の家」 感想
※ アンソニー・ホロヴィッツ著 『モリアーティ』 読みました






これから読む予定のミステリ:Nov./04(2024)

2024-11-19 | ブックレヴュー&情報
今回もクラシックミステリ、大御所の作品が並びました。
特に意図しているわけではないのですが、カバーが新しくなったり、新たに紹介し直されたりして
いるので 多分大昔に読んだ作品ばかりなのですが、新たな気持ちで読み直しです(と言うか、多
分忘れている部分も多い筈なので・・・・)

※ 『死体をどうぞ』 ドロシー・L・セイヤーズ (新カバー版)

創元推理文庫 1997年4月24日発売 

【内容概略】
≪探偵作家のハリエットは、波打ち際に聳そびえる岩の上で、喉を掻き切られた男の死体を発見
した。そばには剃刀。見渡す限り、浜には一筋の足跡しか印しるされていない。やがて、満潮に
乗って死体は海に消えるが……? さしものピーター卿も途方に暮れる怪事件。≫

ピーター・ウィムジイ卿7作目。 
問題の女性ハリエット、コメディタッチも含め ”本書は、探偵小説としての構成において、シ
リーズ一、二を争う雄編であり、遊戯精神においても卓越した輝きを誇る大作である。
(解説:法月綸太郎 )”
との事。

ピーター卿作品も大分ご無沙汰だったので、”新カバー版”で久々に手に取りたい作品です。

※ 『シャンパンは死の香り』 レックス・スタウト

論創社 2024年12月12日発売予定

【内容概略】
≪パーティー会場で不可解な毒殺事件が発生。誰が、何故、どうやって被害者に“毒入りシャン
パンを飲ませた”のか? 容疑者は十一人。名探偵ネロ・ウルフが真相究明に挑む。≫

「訳者あとがき」によれば、
-最後にウルフが容疑者を一堂に集めて事件の流れを再現する場面は、まさに黄金期の謎解き
のクライマックスそのものだ。

とあります。
ネロ・ウルフも久しぶりです。
これも楽しみな一冊。

※ 『貴婦人として死す』 カーター・ディクスン

創元推理文庫 2016年2月27日発売

【内容概略】
≪数学の教授だったアレックは六十、年の離れた妻リタと村はずれで平穏に暮らしていたが、
バリーという若造の出現で状況は一変。ある晩、リタとバリーは突如姿を消し、海へ真っ逆
さまの断崖まで足跡がついていた。二日後遺体は発見されたが、腑に落ちない点が多すぎる。
二人の死は心中か殺人か、村に住む老医師が綴った手記から浮かび上がる真相とは――。≫

張りめぐらした伏線を見事回収、目配りの利いたヘンリ・メリヴェール卿活躍譚。

ヘンリ卿もボチボチ読み返しているところです。
この作品も多分記憶の彼方なので・・・・。







(source : 創元社、論創社 & etc.)












『探偵ミス・スカーレット』シーズン5:追加情報 & trailer & etc. 

2024-11-16 | 海外ドラマ
“Miss Scarlet”

season 5 : 6 episodes

一か月ほど前にこの新シーズンに関する情報を書いたのですが、この程ようやくリリース情報及び
trailer等より詳しい情報が出てきましたので ここに追記します。



先ず、今回の新シーズンの最も大きな話題は 何度か書きましたように”デューク”が退場(アメリ
カに居る?)、そしてその後任として ”アレクサンダー・ブレイク警部”がスコットランドヤードに
赴任する点でしょうね。



この事がイライザにとってどの様な影響を受けるか、ブレイクがイライザの仕事をどの様に考え、
”女性の私立探偵”を受け入れるのか? 2人の関係がどの様な形になるのか?
又胡散臭い(個人の感想です)ナッシュとは?
と言ったところがメインのテーマになるのではないかと思われます。





前回キャスト紹介にも書きましたが、
アレクサンダー・ブレイク警部(トム・デュラント・プリチャード)は、画像、trailer で見る限り
 ”デューク”と比べて スタイリッシュでスマートに感じますね(個人の感想)・・ヒゲだけど・・・。

で、S5のエピソードタイトルですが、
E1: ”The Rival”
E2: ”The Guild”
E3: ”The Thames Reaper”
E4: ”The Deal”
E5: ”The Enchanted Mirror”
E6: ”Dangerous Liaisons”
の6エピソード(原題)構成

S5 のリリース日は
2025年1月12日(日) : Masterpiece on PBS
との事

ようやく出たS5のtrailerは

https://youtu.be/V25ubhS4bzo

日本初放送もなるべく早くお願いしたいところです。

尚、アレクサンダー・ブレイク警部のファーストルックを含めたキャストなどは前回記事をご参照下さい。

※ 『探偵ミス・スカーレット』シーズン5:リリース等追加情報








(source : PBS, Telly Visions & etc.)











これから読む予定のミステリ:Nov./03(2024)

2024-11-12 | ブックレヴュー&情報
今回は、特に意図した訳ではないのですが、初めての作家作品、そして初邦訳も含め クラシック
な雰囲気を感じる貴重な作品ばかりになりました。

※ 『幻想三重奏』 ノーマン・ベロウ

論創海外ミステリ 11月12日発売

【内容概略】
≪人が消え、部屋も消え、路地まで消えた……。悪夢のような消失事件が奏でる幻想曲(ファンタ
ジア)。果たして悪霊による心霊現象か、それとも犯罪者の巧妙なトリックか?  全編に横溢する
オカルト趣味と不可能犯罪の合奏曲(アンサンブル)。〈L・C・スミス警部〉シリーズの第一作を
初邦訳 ≫

初めての作家作品です。
何となく不思議な雰囲気を感じる作品ですが、どんな作風なのか楽しみですね。

※ 『ヘレン・ヴァ―ドンの告白』リチャード・オースティン・フリーマン

風詠社 2024年11月7日発売

【内容概略】
≪若く美しいヘレン・ヴァードンは、ある日、父親の書斎のドア越しに、父とルイス・オトウェイとの
激しい口論を耳にします。それは、後に彼女の運命を大きく変えることになる事件へと発展していきます。
そんな中、オトウェイが死亡してしまうのです、それも自殺とも他殺とも断定できない状況で。あらゆ
る状況はヘレンに不利に働いていきます。真相を究明すべく、法医学者ソーンダイク博士の科学的捜査
のメスが入ります。≫

初めて知った作家作品です。
20世紀初めに多数登場したシャーロック・ホームズのライバルたちの中でも最も人気を博した名探偵ソー
ンダイク博士が登場する長編作品です。

オトウェイ死亡の真相が究明されていく物語終盤の検視官とソーンダイク博士との激しい質疑応答は、
科学的捜査の実証を重んじるフリーマンの面目躍如。本格ミステリの醍醐味を堪能できる傑作、ついに
初邦訳です!

今回の作品は1922年に出版された作品の初邦訳とのことですが、紹介文によれば、
”フリーマンは1907年に長編『赤い拇指紋』で法医学者探偵のソーンダイク博士を登場させる。ちなみ
に、この作品は指紋を最初期に扱った推理小説として有名になった。
倒叙推理小説の創始者とされる。 ”

との事。
偶然に貴重な作品を見つけました。
楽しみです。

※ 『塵よりよみがえり』レイ・ブラッドベリ

河出文庫 2024年10月29日発売

【内容概略】
≪万聖節前夜──十月屋敷では、魔力をもつ一族の集会がはじまる! ファンタジーの巨匠が五十五年
の歳月をかけて紡いだ、伝説の作品。≫

最近は全く触れていなかったブラッドベリの作品です。
読んでいたのも大昔・・・。
”伝説の作品”となれば 久々に読んでみたいし、すっかり忘れていた過去の作品も再読して観たくな
りました。





(source : 論創社、風詠社、河出出版 & etc.)








『刑事ダルグリッシュ』シーズン3:リリース & trailer

2024-11-09 | 海外ドラマ
“DALGLIESH"

SEASON 3

P.D.ジェイムズ原作に元ずくドラマ ”Dalgliesh”『刑事ダルグリッシュ』。

これまでシーズン3が製作されることは分かっていたし、以前拙記事にも書いたのですが、詳細
がなかなか発表されず どうなったのか・・・と気になって居たところです。

ようやくAcornにてのリリース日と共に、エピソードが発表されました。

2024年12月2日 初放送 (Acorn TV)  とのこと

先ず、S3のエピソードは、原作3作が各2部構成で、計6回の放送となって居るようです。
1. “Death in Holy Orders” : part 1 & 2
2. “Cover Her Face”: part 1 & 2
3. ”Devices and Desires” : part 2 & 2

以前原作に関してご紹介しましたが(下記過去記事をご参照下さい)
今回放送されるエピソードの元になる原作に関しては、

”Death in Holy Orders”: 『神学校の死』(2001年)
”Cover Her Face”:『女の顔を覆え』(1962年)
”Devices and Desires”:『陰謀と欲望』(1989年)
と翻訳刊行されています。 

シーズン3プロット概略は、
マーガレット・サッチャーの勝利目前だった1979年を舞台に、ダルグリッシュが、すでにスキャン
ダルに巻き込まれていた辺鄙な神学校、政治的攻撃を受けている裕福な家族、原子力発電所での一連
の殺人事件など、非常にデリケートな3つの事件に取り組む。

そして、これも以前ご紹介しました様に、”Cover Her Face”は、原作としては記念すべき第一作目です
し、又今回バーティー・カーヴェルが監督も兼ねる作品となります。



出演:
アダム・ダルグリッシュ:バーティー・カーヴェル
ケイト・ミスキン:カーリス・ピア
ダニエル・タラント:アリスター・ブラマー

そして、今回のゲストはなかなか豪華版でして、
アントン・レッサー(”エンデヴァー”等)、ロイド・オーウェン(”ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪”等)、
クレア・グース(”シルバーポイント”)、リズ・ホワイト(”ロング・シャドウ”)、アダム・ジェームズ(”ミス
ター・ベイツvs.ポストオフィス”)、その他






とされています。

Official trailerは

https://youtu.be/NqYv5W1d_uY

日本での放送は何時になるか未発表ですが、何とか早く観られるように・・・・お願いしたいですね。

又、既にシーズン4も決定されているようです。
P.D.ジェイムズの原作も未だ多くありますので、順次製作されることを期待しています。

原作翻訳本も最初に読んだのは大昔(強調)です。
以前ご紹介した『死の味』は新刊発売となっていますが、他作品は全体に随分古くなっています。
順次新刊の発売もされる様に・・・とこの点もお願いしたいところです。

正統派の英国ミステリが正統派主演者で観られる嬉しいドラマです。

何とか早い日本放送と共に、次のシーズン情報も待たれます。



(source : Acorn, The British TV Place, Telly Visions, Deadline & etc.)



関連過去記事は下記ご参照下さい

★ 2月初放送の英国ミステリドラマ情報:追加補足
★ ドラマ化された英国ミステリ小説 : その(8) 




これから読む予定のミステリ:Nov./02(2024)

2024-11-07 | ブックレヴュー&情報
※ 『黒い谷』 ベルナール・ミニエ

ハーパーBOOKS 2024年11月22日発売予定

【内容概略】
≪ピレネー山中で男性の惨殺体が見つかった。
死体の傍には謎の記号が描かれた石が残されていた。
8年前に拉致された元恋人を追って村を訪れていた刑事セルヴァズは、捜査を担う憲兵隊大尉
ジーグラーから以前にもこの地で同様の手口の殺しが起きていたと聞き、拉致事件との関連を
調べ始める。
その矢先、何者かによって道が寸断され、一行は村に閉じこめられることに。
そしてさらなる殺人が発生し――。≫

記憶が定かでないのですが、多分初読み(かな?)の作家作品です。

全仏ベストセラー第一位とのこと。

他のフレンチミステリとは雰囲気が違う様な・・・・。

※ 『テンプルヒルの作家探偵』 ミティ・シュローフ=シャー

ハヤカワ・ミステリ文庫 2024年11月20日発売予定

【内容概略】
≪ムンバイ、テンプル・ヒル。作家ラディは親友の父親が死体となって書斎で発見されたことを
知る。ラディは調査に乗り出すが……。≫

インドの”アガサ・クリスティ”が放つ謎解きミステリ!
とあります。

久しぶりのインドミステリです。

※ 『ゴッド・パズル』ー神の暗号― ダニエル・トゥルッソーニ

早川書房 2024年10月23日発売

【内容概略】
≪‎ 逮捕以来、一言も話さずに奇妙なパズルを作り続ける殺人鬼ジェス。パズル作家のマイクは、
彼女のパズルを解き明かすように警察に依頼される。だがそのパズルには、想像もつかないほど
に大きな秘密が隠されていた。それは、世界を根底から覆しかねないもので…… ≫

概略を読むと一瞬オカルト的な内容なのかと感じてしまったのですが、内容補足には
”世界の真の姿を解き明かす究極のミステリ!” とあります。

であれば、なかなか興味をそそる内容と感じますので、これはやはり読んでみなければ・・・の
作品です。



今回は、何となくいつもとは少し傾向が異なる作品ばかりになった様です。
別に特別に意図した訳ではないのですが。







(source : ハーパーBOOKS、ハヤカワ & etc.)







 

『シェパード警部 ブロークンウッドの事件簿』S7&S8初放送

2024-11-04 | 海外ドラマ
”THE BROKENWOOD MYSTERIES”

Season 7(2021年):6 episodes
Season 8(2022年):6 episodes

大変楽しみにしておりましたこのシリーズ。
シーズン7とシーズン8が12月に日本初放送になります。

ミステリーチャンネルにて、
シーズン7:12月 7日(土) 16:00~(6話)一挙放送
シーズン8:12月14日(土) 16:00~(6話)一挙放送


このドラマは個人的にも大変好きな作品で、これまでも何度となく取り上げていたので 今回は
細かい事には触れないでおきますが、兎に角ドラマの流れ、キャラクター、舞台となるニュージー
ランドの風景、色々なポイントで好感度が非常に高い作品です。

今回はS7とS8が日本初放送との事ですが、ドラマ自体はS9(2023年)、S10(2024年)迄製作さ
れています。




メインキャストは継続ですが、ただ、サム・ブリーンがソロモン諸島に転勤となりましたので、
その後任としてダニエル・チャーマーズ刑事(ジェロッド・ラウィリ)が登場することになり
ます。



チャーマーズはマオリ人で経験豊かな元制服警官。
チョット力が抜けた感じ、でもメンバーの中では場を和ませる雰囲気も持っていたブリーンと
は違った真面目な(?)堅物刑事の様です。
どんな感じになりますでしょうか? それはそれで又楽しみができました。



以前から感じていたことですが、
このドラマの珍しいと思う点は、一度は事件に巻き込まれ、取り調べを受けたり、犯人か(?)
と思われたようなキャストが その後も続けて何度か登場する点。
フロドを始めとして、怪しい弁護士、ジャレッドも含めその他何人か・・・。

ご本家と言われる『バーナビー警部』では、その様な形で何度も登場する人物は(ほとんど)
いなかったと思うのですが、小さな町での出来事ですから 顔ぶれも限られているでしょうし、
むしろその方が自然な形なのかな?・・・と思ったりもします。

新シーズンではどの様な顔ぶれになるのでしょうね?
その、新シーズンのエピソード日本語タイトルは発表されていませんが、一応原題をご紹介
しておきます。

#シーズン7
E1:"The Garotte and the Vinkelbraun"
E2:"The Witches of Brokenwood"
E3:”Dog Day Morning"
E4:"Something Nasty in the Market"
E5:”Exposed to the Light"
E6:"Here's to You, Mrs. Robinson"

#シーズン8
E1:”From the Cradle to the Grave"
E2:”Death n Bass"
E3:”Spark to a Flame"
E4:"Three Coins in a Fountain"
E5:”Good as Gold"
E6:”Four Fires and a Funeral"



S8のofficial trailer 

https://youtu.be/ukTD4_xoBlI?t=18

S9のofficial trailer

https://youtu.be/HFOT87enJtQ?t=11


又恒例のフレーズですが、感想は後日(書ければ)。






これから読む予定のミステリ:Nov./01(2024)

2024-11-01 | ブックレヴュー&情報
※『記憶の虜囚』ダヴィド・ラーゲルクランツ

KADOKAWA 2024年11月27日発売予定

【内容概略】
≪14年前、金融界で華々しく活躍しながら、忽然と失踪したクレア。焼死体で見つかり死亡宣告
されたはずの彼女が、ある写真に写り込んでいたという。移民街で育った警官ミカエラは、貴族
で心理学者のレッケとともに、クレア生存の謎を捜査することに。クレアの勤めていたノルド銀
行は、かつて債務不履行で破綻。スウェーデン政府は、ハンガリーの資産運用会社の手を借り、
銀行を国有化していた。クレアが失踪前に会った男の正体を突き止めたミカエラ。一方レッケは、
男の代理人から接触を受ける。男の名は、ガボール・モロヴィア。世界中の権力者を操る邪悪な
男にして、レッケ最大の天敵だった。レッケとミカエラ、二人に過去の因縁が影を落とし、それ
ぞれの家族に破滅的な危機が訪れる――。≫

『ミレニアム』を書き継いだ著者によるシリーズ第二作。
北欧ミステリの新境地、とされています。

一作目の『闇の牢獄』は以前拙記事でご紹介しました。


貴族で大富豪、心理学者で元ピアニストというこれ以上ない様な境遇にありながら双極性障害で薬
物依存症に悩むレッケが探偵役。相棒はチリ出身の移民で、犯罪者の兄をもつ苦労人の警察官ミカ
エル。
この二人がバディを組み、ホームズとワトソンの様な雰囲気を感じさせる大変気に入った作品でし
た。(いつもの通り感想は書けずじまいでしたが・・・)
シリーズ2作目も大変楽しみです。

※ 『欲得ずくの殺人』 ヘレン・ライリー

論創海外ミステリ 2024年11月下旬発売予定

【内容概略】
≪丘陵地帯に居を構える繊維王の一家。愛憎の人間模様による波乱を内包した生活が続く中、家長
と家政婦が殺害され、若き弁護士に容疑がかけられた……。M・R・ラインハートやM・G・エバ
ハートの系譜に連なる《HIBK(ルビ:もしも知ってさえいたら)》派の知られざる実力派作家を
日本初紹介! ≫

初めての作家作品です。
そして、
≪HIBK=Had I But Known : もしも知ってさえいたら派≫ ← 初めて聞くフレーズです。
こういうジャンルがあることは知りませんでした。

※『ロイストン事件』D・M・ディヴァイン

創元推理文庫 2024年11月22日発売予定

【内容概略】
≪ 「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。おまえの異母弟
のデレクは──」四年ぶりに帰郷したマークは、父の手紙の下書きに不穏な記述を見つける。その直後、
父はデレクが働く新聞社で死体となって発見された。どうやら父は、マークが町を去る原因となった
“ロイストン事件”の再調査をしていたらしい──。≫

犯人当ての名手の傑作ミステリ。

ディバインの作品は何作か読んだ記憶があるのですが、殆ど霧の中です(恒例のフレーズ)
これを機会に他作品も再読してみようかと・・




(source : カドカワ、論創社、創元社 & etc.)