井戸川町長が辞職表明=議会も不在の異例事態に-福島県双葉町より転載

井戸川克隆福島県双葉町長
東京電力福島第1原発事故で役場機能を埼玉県加須市に移している福島県双葉町は23日、井戸川克隆町長が辞職を申し出たと発表した。辞職は2月12日付となり、同日から50日以内に町長選が行われる。町議会は昨年12月、井戸川町長の不信任決議を全会一致で可決。町長は同月26日に町議会を解散しており、町は首長と議会が同時に不在となる異例の事態に陥る。
町によると、井戸川町長は23日に町の幹部職員を集めた会議で辞職の意向を表明し、議会事務局長に辞職届を提出したという。新町長が就任するまでは井上一芳副町長が町長の職務代理者を務める。
福島第1原発のある双葉町は事故で全住民が町外に避難している。昨年3月には政府が除染で生じる汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設受け入れを双葉、大熊、楢葉3町に要請。同施設の建設をめぐる井戸川町長の言動に不信感を持った町議会が不信任決議を出した。(2013/01/23-21:26)jiji.com

井戸川克隆福島県双葉町長
東京電力福島第1原発事故で役場機能を埼玉県加須市に移している福島県双葉町は23日、井戸川克隆町長が辞職を申し出たと発表した。辞職は2月12日付となり、同日から50日以内に町長選が行われる。町議会は昨年12月、井戸川町長の不信任決議を全会一致で可決。町長は同月26日に町議会を解散しており、町は首長と議会が同時に不在となる異例の事態に陥る。
町によると、井戸川町長は23日に町の幹部職員を集めた会議で辞職の意向を表明し、議会事務局長に辞職届を提出したという。新町長が就任するまでは井上一芳副町長が町長の職務代理者を務める。
福島第1原発のある双葉町は事故で全住民が町外に避難している。昨年3月には政府が除染で生じる汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設受け入れを双葉、大熊、楢葉3町に要請。同施設の建設をめぐる井戸川町長の言動に不信感を持った町議会が不信任決議を出した。(2013/01/23-21:26)jiji.com
外部電源、炉心溶融対策が不十分=原発新安全基準の問題指摘-保安院時代の専門家らより転載
原子力規制委員会が月内の骨子案取りまとめを目指し、策定作業を進めている原発の新安全基準について、旧原子力安全・保安院時代に原発ストレステスト(耐性評価)意見聴取会のメンバーだった専門家らが23日、東京都内で開かれた市民団体主催の集会に参加し、外部電源の確保や炉心溶融時の対策が不十分だと指摘した。
聴取会の委員だった井野博満東京大名誉教授は震災時に原発施設への送電が停止しないよう、変電所などの外部電源の安全性が重要と指摘。「軽視せず最重要施設として格上げすべきだ」と訴えた。
同じく委員だった元原子炉技術者の後藤政志芝浦工業大非常勤講師は原子炉格納容器の下部で、炉心溶融した燃料を受け止めて冷やす「コアキャッチャー」と呼ばれる機能が必須だと主張した。(2013/01/23-21:49)jiji.com
原子力規制委員会が月内の骨子案取りまとめを目指し、策定作業を進めている原発の新安全基準について、旧原子力安全・保安院時代に原発ストレステスト(耐性評価)意見聴取会のメンバーだった専門家らが23日、東京都内で開かれた市民団体主催の集会に参加し、外部電源の確保や炉心溶融時の対策が不十分だと指摘した。
聴取会の委員だった井野博満東京大名誉教授は震災時に原発施設への送電が停止しないよう、変電所などの外部電源の安全性が重要と指摘。「軽視せず最重要施設として格上げすべきだ」と訴えた。
同じく委員だった元原子炉技術者の後藤政志芝浦工業大非常勤講師は原子炉格納容器の下部で、炉心溶融した燃料を受け止めて冷やす「コアキャッチャー」と呼ばれる機能が必須だと主張した。(2013/01/23-21:49)jiji.com