大飯原発 関電が活断層否定NHK
国内で唯一運転している大飯原子力発電所の地下を走るF-6と呼ばれる断層について、関西電力は、追加調査で離れた地点からも、向きや傾きが同じ、F-6の延長線上と見られる断層が見つかり断層が新しい時代に動いた形跡がないことからF-6が活断層ではないことを裏付ける証拠だとして今後、さらに詳しく調査を続けることにしています。
大飯原発の地下を走るF-6と呼ばれる断層をめぐっては、国の原子力規制委員会が去年11月から2度にわたって現地調査を行っていますが、この断層が活断層か地滑りかで専門家の間でも見解が分かれています。
このため規制委員会の指示を受けた関西電力では、ことし4月から、大飯原発3号機の南側約170mの地点で70mにわたって溝を掘り断層を調べる調査を進めてきました。
その結果、関西電力によりますと、Fー6と呼ばれる断層とずれの向きや傾きが同じで、Fー6の延長線上とみられる断層が見つかったということです。
また関西電力は新たに見つかった断層の上に重なっている23万年前の地層にはずれや変形が見られないことから断層は、少なくとも約12~3万年前以降の新しい時代には活動しておらず、F-6は規制委員会が耐震設計上考慮するとしている「活断層ではない」ことを裏付けるものだとしています。関西電力は、7月中旬までに評価結果をとりまとめ、規制委員会に報告することにしています。
07月01日 19時16分
国内で唯一運転している大飯原子力発電所の地下を走るF-6と呼ばれる断層について、関西電力は、追加調査で離れた地点からも、向きや傾きが同じ、F-6の延長線上と見られる断層が見つかり断層が新しい時代に動いた形跡がないことからF-6が活断層ではないことを裏付ける証拠だとして今後、さらに詳しく調査を続けることにしています。
大飯原発の地下を走るF-6と呼ばれる断層をめぐっては、国の原子力規制委員会が去年11月から2度にわたって現地調査を行っていますが、この断層が活断層か地滑りかで専門家の間でも見解が分かれています。
このため規制委員会の指示を受けた関西電力では、ことし4月から、大飯原発3号機の南側約170mの地点で70mにわたって溝を掘り断層を調べる調査を進めてきました。
その結果、関西電力によりますと、Fー6と呼ばれる断層とずれの向きや傾きが同じで、Fー6の延長線上とみられる断層が見つかったということです。
また関西電力は新たに見つかった断層の上に重なっている23万年前の地層にはずれや変形が見られないことから断層は、少なくとも約12~3万年前以降の新しい時代には活動しておらず、F-6は規制委員会が耐震設計上考慮するとしている「活断層ではない」ことを裏付けるものだとしています。関西電力は、7月中旬までに評価結果をとりまとめ、規制委員会に報告することにしています。
07月01日 19時16分