原発事故収束にあたった作業員 甲状腺被ばく100ミリ超は1,973人↑
2013年07月19日 19:14福島中央テレビ
福島第一原発の事故後に収束作業にあたった作業員について、がんが増えるとされる100ミリシーベルト以上の甲状腺被ばくをした作業員が、推計で1,973人に上ることが分かりました。
東京電力は、福島第一原発の事故後、収束作業に当たった作業員の甲状腺被ばくについては、超音波検査などによって実測データがある178人が100ミリシーベルトを超えていると公表していました。
しかし、社員と協力企業の作業員1万9,592人について、放射性セシウムによる内部被ばくから放射性ヨウ素による被ばくを推計したところ、がんが増えるとされる100ミリシーベルトを超えていたのは、これまでの10倍にあたる1,973人に上ったと言うことです。
東京電力では、この1973人について、年1回、無料の甲状腺検査を受けられるよう長期的な健康管理を実施したいとしています。