簡易問診票で回答率増加NHK
原発事故を受けて、福島県が進める健康管理調査で、事故直後の被ばく線量を推計するための問診票の回収が低迷していることから、記入の煩雑さを減らした簡易版を導入したところ、回収率が増加の兆しをみせ、25パーセントを上回ったことがわかりました。
県が進める健康管理調査では、およそ200万人のすべての県民を対象に、事故から4か月間の被ばく量を推計するため、当時の行動や食事などを記入する問診票の提出を呼びかけています。
しかし、住民からは記入が煩雑だといった声があがっていて、提出率は2割あまりの水準にとどまっていました。
このため、調査を担当する県立医科大学は、去年11月に問診票のページ数をおよそ半分にして記入にかかる時間や手間を少なくした簡易版の問診票を導入しました。大学によりますと、去年12月末までに2万8000人あまりが簡易版を使って提出するなど増加の兆しをみせ、回収率は4人に1人にあたる25パーセントを上回ったということです。
県立医科大学では今後も問診票の記入を手助けする相談会を開くなどして提出を呼びかけていくことにしています。
01月01日 21時46分
原発事故を受けて、福島県が進める健康管理調査で、事故直後の被ばく線量を推計するための問診票の回収が低迷していることから、記入の煩雑さを減らした簡易版を導入したところ、回収率が増加の兆しをみせ、25パーセントを上回ったことがわかりました。
県が進める健康管理調査では、およそ200万人のすべての県民を対象に、事故から4か月間の被ばく量を推計するため、当時の行動や食事などを記入する問診票の提出を呼びかけています。
しかし、住民からは記入が煩雑だといった声があがっていて、提出率は2割あまりの水準にとどまっていました。
このため、調査を担当する県立医科大学は、去年11月に問診票のページ数をおよそ半分にして記入にかかる時間や手間を少なくした簡易版の問診票を導入しました。大学によりますと、去年12月末までに2万8000人あまりが簡易版を使って提出するなど増加の兆しをみせ、回収率は4人に1人にあたる25パーセントを上回ったということです。
県立医科大学では今後も問診票の記入を手助けする相談会を開くなどして提出を呼びかけていくことにしています。
01月01日 21時46分