NHK
(1月7日 19:35更新)
安倍総理大臣は、東京電力の新しい会長に就任することが決まった、JFEホールディングス相談役の數土文夫氏と、総理大臣官邸で会談し、東電のすべての能力や資源を使って、福島第一原子力発電所の事故の処理に当たることなどを要請しました。
安倍総理大臣は、7日開かれた東京電力の取締役会で、下河邉和彦会長の後任の新しい会長に就任することが決まった、社外取締役を務めるJFEホールディングス相談役の數土文夫氏と会談しました。
この中で安倍総理大臣は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、賠償や廃炉を進め、電力を安定供給するために、東電が存続していることを全社員が肝に銘じて仕事に取り組むことや、すべての能力や資源を使って事故処理に当たること、そして、競争力のある企業の経営手法を導入し、地域独占に安住するような事故前の経営体質に戻らないよう要請しました。
數土氏は会談のあと記者団に対し、「東電で一番の経営上の問題点は、国際競争感覚が全く欠如していることだ。日本の電力料金はアメリカや韓国の2倍以上となっており、これは何としても解決しなければならない」と述べました。
(1月7日 19:35更新)
安倍総理大臣は、東京電力の新しい会長に就任することが決まった、JFEホールディングス相談役の數土文夫氏と、総理大臣官邸で会談し、東電のすべての能力や資源を使って、福島第一原子力発電所の事故の処理に当たることなどを要請しました。
安倍総理大臣は、7日開かれた東京電力の取締役会で、下河邉和彦会長の後任の新しい会長に就任することが決まった、社外取締役を務めるJFEホールディングス相談役の數土文夫氏と会談しました。
この中で安倍総理大臣は、福島第一原子力発電所の事故を踏まえ、賠償や廃炉を進め、電力を安定供給するために、東電が存続していることを全社員が肝に銘じて仕事に取り組むことや、すべての能力や資源を使って事故処理に当たること、そして、競争力のある企業の経営手法を導入し、地域独占に安住するような事故前の経営体質に戻らないよう要請しました。
數土氏は会談のあと記者団に対し、「東電で一番の経営上の問題点は、国際競争感覚が全く欠如していることだ。日本の電力料金はアメリカや韓国の2倍以上となっており、これは何としても解決しなければならない」と述べました。