消えた「ハイスコアガール」…スクエニ、著作権“なあなあ認識”のツケ
SankeiBiz 2014/9/1 12:30
ヒット作を連発するゲームメーカーでありながら、なぜこんな事態に…。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などの製作で知られる大手ゲームソフト開発会社「スクウェア・エニックス」(東京)が8月5日、大阪府警の家宅捜索を受けた。発行する月刊誌で連載中の漫画「ハイスコアガール」(押切蓮介氏著)の中で、他社のゲームキャラクターを無断使用したとされる著作権法違反容疑だ。魅力的なキャラクターが活躍するゲームを製作・販売しているスクエニ社だけに、著作権には敏感な気がするのだが、無断使用は100カ所以上とされ、使われた側は「極めて悪質な行為」と怒り心頭だ。スクエニ社は「違反の認識はない」との立場を取り、府警の捜査もこれからだが、「お騒がせした」とのことでスクエニ社は単行本などを回収。ハイスコアガールは書店の本棚から姿を消した。
■無意味な(C)マーク
1990年代。格闘ゲーム全盛期だった当時、日本全国を異様な熱気が覆っていた。
「ストリートファイター」
「バーチャファイター」
「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」
ゲーム各社が次々と世に送り出す新作格闘ゲームに、子供から大人までが夢中になった。
そんな時代を舞台に描かれたのが、今回問題となった漫画「ハイスコアガール」。スクエニ社が発行する月刊コミック誌「月刊ビッグガンガン」で連載されているラブコメディーで、ゲームマニアの主人公が、作中で当時ブームになったさまざまな格闘ゲームをプレーすることで、物語が展開していく。
必然的に、格闘ゲーム黄金期を支えたゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪)のKOFや「サムライスピリッツ」「餓狼伝説」といったゲームが何度も登場するのだが、実はこれ、SNK側に無断で使用していた疑いが浮上した。
ハイスコアガールの単行本では、巻末に「SPECIAL THANKS」として、SNK社など作中に登場するゲーム会社名が列挙され、(C)マークとともに各社の会社名が記載されていた。一見、許可を取っているかのようだ。
SankeiBiz 2014/9/1 12:30
ヒット作を連発するゲームメーカーでありながら、なぜこんな事態に…。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などの製作で知られる大手ゲームソフト開発会社「スクウェア・エニックス」(東京)が8月5日、大阪府警の家宅捜索を受けた。発行する月刊誌で連載中の漫画「ハイスコアガール」(押切蓮介氏著)の中で、他社のゲームキャラクターを無断使用したとされる著作権法違反容疑だ。魅力的なキャラクターが活躍するゲームを製作・販売しているスクエニ社だけに、著作権には敏感な気がするのだが、無断使用は100カ所以上とされ、使われた側は「極めて悪質な行為」と怒り心頭だ。スクエニ社は「違反の認識はない」との立場を取り、府警の捜査もこれからだが、「お騒がせした」とのことでスクエニ社は単行本などを回収。ハイスコアガールは書店の本棚から姿を消した。
■無意味な(C)マーク
1990年代。格闘ゲーム全盛期だった当時、日本全国を異様な熱気が覆っていた。
「ストリートファイター」
「バーチャファイター」
「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」
ゲーム各社が次々と世に送り出す新作格闘ゲームに、子供から大人までが夢中になった。
そんな時代を舞台に描かれたのが、今回問題となった漫画「ハイスコアガール」。スクエニ社が発行する月刊コミック誌「月刊ビッグガンガン」で連載されているラブコメディーで、ゲームマニアの主人公が、作中で当時ブームになったさまざまな格闘ゲームをプレーすることで、物語が展開していく。
必然的に、格闘ゲーム黄金期を支えたゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪)のKOFや「サムライスピリッツ」「餓狼伝説」といったゲームが何度も登場するのだが、実はこれ、SNK側に無断で使用していた疑いが浮上した。
ハイスコアガールの単行本では、巻末に「SPECIAL THANKS」として、SNK社など作中に登場するゲーム会社名が列挙され、(C)マークとともに各社の会社名が記載されていた。一見、許可を取っているかのようだ。