NHK
9月3日 17時16分
原子力発電所の事故を想定したことしの国の総合防災訓練が11月に石川県で行われることになりました。
この訓練は国が年に1回行っているもので、11月上旬に石川県にある北陸電力の志賀原発で地震に伴って事故が起きたという想定で、行われることになりました。
3日の原子力規制委員会で了承された計画案によりますと関係省庁や半径30キロにある石川県と富山県の自治体など合わせて70余りの機関と、数百人の住民が参加して、2日間にわたって行われます。
総理大臣官邸と現地のオフサイトセンター、それに原発内の対策拠点などがテレビ会議で結ばれ、情報を共有したり、住民を避難させたりする訓練が行われます。
原発から5キロ圏内では放射性物質の放出のおそれが生じた時点でただちに住民を避難させ、5キロから30キロ圏内では屋内退避を指示しながら、放射性物質の広がりを測定するモニタリングの結果に応じて、一部の地域の住民を避難させます。
また福島第一原発の事故では、病院の入院患者が長時間の避難で症状が悪化し、死亡したケースがあっため、今回の訓練では介護施設の入所者を放射性物質が入らないよう気密性を高めた施設内の場所にすみやかに移動させる訓練も行われます。
規制委員会で田中俊一委員長は「避難の際、どのようなところに不安があるのか、問題点を探り出してほしい」と述べました。
9月3日 17時16分
原子力発電所の事故を想定したことしの国の総合防災訓練が11月に石川県で行われることになりました。
この訓練は国が年に1回行っているもので、11月上旬に石川県にある北陸電力の志賀原発で地震に伴って事故が起きたという想定で、行われることになりました。
3日の原子力規制委員会で了承された計画案によりますと関係省庁や半径30キロにある石川県と富山県の自治体など合わせて70余りの機関と、数百人の住民が参加して、2日間にわたって行われます。
総理大臣官邸と現地のオフサイトセンター、それに原発内の対策拠点などがテレビ会議で結ばれ、情報を共有したり、住民を避難させたりする訓練が行われます。
原発から5キロ圏内では放射性物質の放出のおそれが生じた時点でただちに住民を避難させ、5キロから30キロ圏内では屋内退避を指示しながら、放射性物質の広がりを測定するモニタリングの結果に応じて、一部の地域の住民を避難させます。
また福島第一原発の事故では、病院の入院患者が長時間の避難で症状が悪化し、死亡したケースがあっため、今回の訓練では介護施設の入所者を放射性物質が入らないよう気密性を高めた施設内の場所にすみやかに移動させる訓練も行われます。
規制委員会で田中俊一委員長は「避難の際、どのようなところに不安があるのか、問題点を探り出してほしい」と述べました。