円山応挙の日本画展 NHK
円山応挙の日本画展
江戸時代の日本画に、いち早く遠近法の手法を採り入れたことなどで知られる絵師、円山応挙の作品展が富山市で開かれています。
この展示会は富山県水墨美術館で開かれ、江戸時代の中ごろ、京都で活躍した円山応挙やその弟子たちの日本画24点が紹介されています。このうち「山渓樵蘇図」は、当時、あまり用いられていなかった遠近法の手法を日本画に採り入れて雄大な自然の風景を描いた応挙の代表作のひとつです。
遠くにそびえる山並みを画面上部に小さく描き、近くにある滝を大胆に大きく描いています。また応挙は、絵の対象物をしっかりと観察し写実的に描く、「写生」に取り組んだことでも知られ「薔薇文鳥図」では、幾重にも重なった花びらや折れそうなほど細い枝を緻密に表現しています。
このほか「牡丹孔雀図」など国の重要文化財に指定されている応挙の作品も展示されています。会場を訪れた富山市の70代の女性は「幅広い作風を持つ応挙を知りたくてやってきました」と話しました。展示会は10月26日まで開かれ、途中、一部の作品の入れ替えがあります。
09月20日 20時27分
円山応挙の日本画展
江戸時代の日本画に、いち早く遠近法の手法を採り入れたことなどで知られる絵師、円山応挙の作品展が富山市で開かれています。
この展示会は富山県水墨美術館で開かれ、江戸時代の中ごろ、京都で活躍した円山応挙やその弟子たちの日本画24点が紹介されています。このうち「山渓樵蘇図」は、当時、あまり用いられていなかった遠近法の手法を日本画に採り入れて雄大な自然の風景を描いた応挙の代表作のひとつです。
遠くにそびえる山並みを画面上部に小さく描き、近くにある滝を大胆に大きく描いています。また応挙は、絵の対象物をしっかりと観察し写実的に描く、「写生」に取り組んだことでも知られ「薔薇文鳥図」では、幾重にも重なった花びらや折れそうなほど細い枝を緻密に表現しています。
このほか「牡丹孔雀図」など国の重要文化財に指定されている応挙の作品も展示されています。会場を訪れた富山市の70代の女性は「幅広い作風を持つ応挙を知りたくてやってきました」と話しました。展示会は10月26日まで開かれ、途中、一部の作品の入れ替えがあります。
09月20日 20時27分