国内外の三線奏者を一堂に集め、三線文化を世界に発信しようと、第6回世界のウチナーンチュ大会の大会実行委員会は、27日と30日に沖縄セルラースタジアム那覇で三線の一斉演奏会を開催する。7日、副会長の安慶田光男副知事らが県庁で会見し、参加を呼び掛けた。
27日の「開会式三線一斉演奏」には千人、30日の「うまんちゅ三線大演奏会」では最大6千人を募集している。
記者会見には安慶田副知事のほか、県立芸術大学の比嘉康春学長ら7人が出席。参加呼び掛け人の一人、合同民謡協会の大工哲弘代表は「三線は『和する楽器』なので、三線を通じて世界平和を目指し、心を一つにしてウチナーンチュであるということを再認識するきっかけとなってほしい」と語った。
第6回世界のウチナーンチュ大会で三線一斉大演奏会を提案したのは琉球古典音楽の人間国宝、照喜納朝一さん(84)だ。同じく人間国宝の島袋正雄さん(94)とともに「沖縄の肝心(ちむぐくる)を世界に広げよう」と演奏会への参加を呼び掛けている。
応募
開会式一斉演奏は、10月14日(金)まで
うまんちゅ三線大演奏会は、10月21日(金)まで
申込は公式サイトより→ 「第6回世界のウチナーンチュ大会」
照喜納さんはハワイやロサンゼルスを含む県内外の弟子たちと大会に参加する。
「移民は苦労しながら歌三線に癒されて発展してきた。三線には沖縄の人の心が宿っている」と強調する。
島袋さんも北米や南米で公演し、歌三線を普及してきた。今大会について「海外の知人と10年、20年ぶりに再会できる大切なチャンスだ」と喜ぶ。
問い合わせは大会サイトまたは、同実行委員会事務局 電話:098-866-8060