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国王任命の冊封儀式再現 首里城祭

2016-10-29 19:37:12 | ニュース

荘厳な雰囲気の中、執り行われる首里城祭の冊封儀式=29日、那覇市の首里城公園

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中国皇帝が琉球国王を任命する儀式「冊封儀式」が29日、那覇市の首里城正殿の御庭(うなー)で再現された。

28日から始まった首里城祭(同実行委員会主催、首里振興会、琉球新報社共催)の関連行事。琉球音楽や中国音楽が奏でられる荘厳な雰囲気の中、琉球王国最大の行事が執り行われた。

路次楽が先導し、冊封正使、副使が守礼門をくぐって御庭に向かう「冊封使行列」で行事を開始した。御庭には皇帝からの詔勅、下賜品を置く闕庭(けってい)、国王任命のための詔書・勅書を読み上げる宣読台が設置された。

観光客ら大勢が見守る中、皇帝からの文書の読み上げや絹織物などの拝受などが重々しく行われた。

9月の選出大会で国王に選ばれた仲宗根広さんが公の行事に初めて登場し、真剣な表情で務めた。

30日は午後0時30分から国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われる。【琉球新報電子版】

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「がんじゅーやいびーたんなー」(元気にしてましたか?) 24市町村で県人歓迎会

2016-10-29 08:37:50 | ニュース

第6回世界のウチナーンチュ大会2日目の28日、来沖している海外県系人を歓迎する交流会が24市町村で開催された。交流会では海外県系人がそれぞれの国・地域の歌や踊りを披露。地域の人々はエイサーや空手などでもてなした。海外県系人は出身市町村への帰属意識が強く、地元の歓迎を喜んだ。

250人の宜野湾市民と海外県系人が交流した「世界のジノーンチュ歓迎の夕べ」は「かじゃでぃ風」で幕を開け、沖縄国際大エイサー団体の琉球風車や宜野湾を拠点に活躍するカチンバ1551などが踊りや演奏で歓迎。沖縄市の会場には8カ国1地域から県系人206人を含む343人が参加。県内で研修中の県系人3人が自身のアイデンティティーについて発表した。

「世界のナグンチュ歓迎会」は名護市民会館で行われ、約650人が参加。アルゼンチン生まれで県系2世の歌手・大城クラウディアさん、沖縄名護ジュニアコーラス、振慶名エイサーなどが出演し盛り上げた。

来沖している米ハワイ州のデービッド・イゲ知事は、ルーツがある西原町の交流会に出席。上間明町長と記念の一斗瓶(がめ)に泡盛を注ぎ込み「次は5年後の再会を」と誓った。うるま市では泡盛の仕込み式が行われ、古酒(くーす)甕(がーみ)を市長室に保管し、5年後に再会して酌み交わすことを誓った。

南城市は各国の南城市民会代表者に記念プレートを手渡した。

沖縄市の歓迎パーティーでカチャーシーを舞い、交流を確かめる参加者=28日午後、ミュージックタウン音市場(又吉康秀撮影)

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那覇-宜野湾 鉄軌道は地下に 用地費削減、技術委が了承

2016-10-29 08:34:10 | ニュース

沖縄本島への新たな鉄軌道導入に向けて技術面から検討する沖縄鉄軌道技術検討委員会(委員長・兵藤哲朗東京海洋大教授)の第5回会合が28日、那覇市の県南部合同庁舎で開かれた。那覇-宜野湾など都市部を中心に、用地補償費がかさむ区間は高架構造ではなく地下トンネルを想定していることが報告され、了承された。11月24日の次回会合で需要予測や事業費など定量的な観点から比較評価する。

県民や観光客へのアンケート結果も公表された。条件が整えば県民のおおむね過半数が利用すると回答。特に通勤・通学、観光・レジャーで約7割が利用の意向を示した。観光客は8割が利用する意向を示し、そのうち6割が鉄軌道でより多くの観光地を訪問したいと回答した。

トンネルは那覇-宜野湾の国道330号で想定。国道58号では、トンネルに加え高架の導入も想定して事業費を比較する。このほか、宜野湾から北中城村、沖縄市、うるま市を通る中部東区間でも、高架に必要な中央帯がない区間は地下トンネルを想定する。恩納村から名護市の北部地区では一部で山岳トンネルも想定している。

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