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シークヮーサー、肝機能改善か 産総研など研究「解毒作用を増強」

2017-03-10 11:00:28 | ニュース

「シークヮーサー」の画像検索結果

沖縄の果実シークヮーサーの果汁が肝機能改善に効果がある可能性が、北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)、国立研究開発法人・産業技術総合研究所(産総研)などの研究で8日までに分かった。シークヮーサーは脂肪燃焼や血糖値低下などの効果がこれまでに確認されている。新たな付加価値が加わることになると関係者から期待が高まっている。

人間の細胞には、摂取した食べ物の成分など外からの刺激に応じて、さまざまな機能を入れたり切ったりするスイッチの役割を果たす「受容体」がある。試験では人間が持つ18種類の受容体にシークヮーサーの抽出液をかけたところ、肝臓内でアルコールなどの成分を解毒する能力を持つ受容体が活性化することが確認された。研究者らは「シークヮーサーに肝臓内の解毒作用を増強する効果がある」と見る。

従来からシークヮーサーの効果として確認されていた脂肪燃焼や血糖値の低下、血圧低下に関する仕組みも、人間の細胞で初めて解明した。

機能性の研究事業は県から委託を受けたJAおきなわと食品検査を行うクロックワークの共同事業体が担い、ノーステック財団と産総研に依頼していた。

 

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沖縄の野鳥、東京で確認 温暖化影響? リュウキュウサンショウクイ

2017-03-10 10:57:11 | ニュース

 南西諸島に生息する野鳥で、県が準絶滅危惧種に指定している「リュウキュウサンショウクイ」の目撃情報が今冬、東京都や埼玉県で相次いでいる。

 専門家は近年、本州で個体数が減少しているサンショウクイの生息域に、リュウキュウサンショウクイが参入する構図の「陣取り合戦」や、温暖化の影響で南方系鳥類の生息域が北上した可能性などを挙げている。

 リュウキュウサンショウクイはスズメ目の小鳥で、体長は20センチほど。もともとは沖縄県や九州南部にのみ留鳥として生息していたが、1990年代ごろから次第に九州北部や四国地方でも観察され、この冬初めて東京などでも観察された。東京都在住の大室清さんが今年1月に都内の公園でリュウキュウサンショウクイを見つけ、目撃情報の提供を呼び掛けていたNPO法人バードリサーチに連絡した。

 バードリサーチの三上かつらさんは「さまざまな要因があると思うが、温暖化に伴う生息域の北限上昇もその一つではないか」と指摘した。沖縄野鳥の会の山城正邦会長も同様の見解を示した上で「情報提供の呼び掛けに応じた愛鳥家が注意深く観察したことなども影響したのでは」と話した。(当銘千絵)

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