沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

沖縄の伝統文化✕高級ジュエリー レキオ・仏ブランド提携 ショーで見せ方追求

2017-03-30 23:30:55 | ニュース

染め物など沖縄の伝統文化をファッションに融合させたブランド「LEQUIO(レキオ)」(宜野湾市)の嘉数義成代表(33)が、創業30年以上の高級ジュエリーブランド「Valentine Overseas(バレンタイン オーバーシーズ)」(フランス)との連携を始め、デザインの新たな見せ方を追求している。1月には初めて、県内で共同のファッションショーを開催。今後、日本展開を構想する同ブランドの国内販売を請け負うほか、共同のショーも随時開催する。

1軒の平屋住宅が、1日限定の華麗なファッションショー会場に姿を変えた。1月29日、高台の北中城村喜舎場にある外人住宅街。レキオのドレスと、バレンタイン-のネックレスや指輪を身にまとったモデルたちが、玄関から奥のリビングに向けた“ランウェイ”を華麗に歩いた。

ドレスには、琉球藍などの沖縄素材で染めた生地を使う。サファイアやダイヤモンドなどの宝石を豪勢にあしらったアクセサリーが、落ち着いた配色のドレスに美しく映えた。

初来沖だったバレンタイン―経営者のローレンス・デュ・グラモン氏は「沖縄の多くの方と話してみて、末長く付き合えると感じた。レキオとタイアップできたことに感謝している」と満足げな表情で語った。


あいさつするローレンス・デュ・グラモン氏(左)や嘉数義成代表(右)ら=1月、北中城村喜舎場

きっかけは昨年12月、共通の知り合いの紹介で、嘉数代表とグラモン氏が東京で会食したことだった。そこでグラモン氏が話した石選びや加工技術へのこだわりに、嘉数代表が魅了された。初対面にもかかわらず、とんとん拍子に話が進み、ニューヨークや香港などで開く新作発表スケジュールに、沖縄も組み込まれた。

嘉数代表は「ショーを開催する時に、高品質のジュエリーを扱うことは簡単じゃない。そんな交渉を度外視して扱えることには意味がある」と連携の利点を説明する。沖縄の大交易時代、欧州で「琉球」を意味した社名の「レキオ」の由来に触れ「琉球がしていた、国境を越える取り組みを追求したい」と意気込んだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉田カバン×沖縄の伝統工芸 紅型、首里織、琉球絣のバッグやリュック リウボウで4月3日まで販売

2017-03-30 23:28:27 | ニュース

 

国産かばんの有名ブランド「ポーター」と沖縄の伝統工芸がコラボした「RYUKYU×PORTER」の第3弾が27日、那覇市久茂地のデパートリウボウで発表された。琉球紅型と首里織に加え、今回から琉球絣(がすり)も商品開発に参加した。手提げ型のトートバッグのほか、リュックサックを新アイテムに追加した。計720点の数量限定で、28日~4月3日にデパートリウボウ1階特設ステージで販売する。

「沖縄伝統工芸品に、自分使いをプラス」をコンセプトに、リウボウインダストリー(糸数剛一社長)などが企画。「ポーター」かばんの製造元である吉田(東京、吉田輝幸社長)の協力で、沖縄の染め・織りの伝統柄をあしらったオリジナル製品を発表し、好評を得てきた。

発表会見には、琉球びんがた事業協同組合の屋富祖幸子理事長、那覇伝統織物事業協同組合の安座間美佐子理事長、琉球絣事業協同組合の野原八重子理事長らが出席した。

今回は、帆布地のトートバッグに紅型、首里織、琉球絣をあしらい、カラーバリエーションも紺、カーキ、紺×黄色、オレンジ×白の4色に増やした。サイズは大・中・小、価格は2万520円~1万6740円(税込み)。

リュックは縦糸が綿、横糸がナイロンの生地を使用し、裏地に紅型、首里織、琉球絣を用いた。価格は2万4300円(同)。吉田の桑畑晃企画開発本部長は「リュックは家族皆で使ってもらえる万能さと、スマホの普及で両手を空けたいニーズもある」と語った。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホテルから音楽発信 りんけんバンドの照屋氏 沖縄・北谷に建設へ

2017-03-30 10:04:54 | ニュース

「リンケンズホテル」の外観イメージ図 (アジマァ提供)

りんけんバンドなど沖縄音楽エンターテインメント事業を運営・管理するアジマァ(沖縄県北谷町、照屋林賢社長)は、宿泊と音楽施設を備えた「リンケンズホテル」を北谷町美浜に2017年中に整備し、運営する。ホテルの敷地内にライブハウスやレコーディングスタジオ、沖縄料理レストランなどを併設し、国内外からの音楽家の利用を目指す。

ライブハウス「カラハーイ(Kalahaai)」を建て替え、宿泊一体型として新設する。ライブハウスなどは11月にオープンし、ホテルは12月に開業予定。同社がホテルを経営するのは初めて。

「リンケンズホテル」は地上3階建てで、延べ床面積は1980平方メートル。客室は計24室で、ファミリー層向けなど3タイプの部屋がある。客室単価は3万~6万円と想定している。

ライブハウスの「カラハーイ」では常設ステージを設置し、地元アーティストの「ティンクティンク」らが毎日出演して音楽で観光客らに沖縄を体験させる。今後、同施設を拠点に次世代の音楽家も育成する。

照屋社長は「ホテルのブランド化を図り、音楽を使ったまちづくりも促進していきたい」と述べた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする