ココスアイランドオキナワが博多大丸福岡天神店に出店するガレーの店舗イメージ(同社提供)
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土産品店経営のココスアイランドオキナワ(那覇市、洲鎌一馬代表)は、ベルギー王室御用達の高級チョコレートGaller(ガレー)の国内販売を始める。昨年12月に販売代理店のガレージャパンに出資。4月に全株式の3割まで買い増し、福岡県の百貨店に日本初の店舗を開店する。2018年には那覇市内にチョコレート専門のカフェを備えたホテルを開業する計画で、沖縄を拠点に全国やアジアへの展開を目指す。
ガレーは、ベルギーで人気のチョコレートブランド。宝石箱をコンセプトにコーヒーやナッツ入りなどの多彩な品ぞろえが特徴。
ココスアイランドは昨年12月にガレージャパンの株式の16・6%を取得。4月にベルギーで開かれるガレー社の株主総会に合わせ、全体の3割まで保有率を高める。7割はガレー社が保有する。
4月14日に博多大丸福岡天神店に1号店を開く。店舗面積は27平方メートルで、ベルギーから直輸入するチョコレート100種類を取り扱う。同社が経営するパンや生キャラメル販売の「マーサンミッシェル」も併設し、売り上げ拡大につなげる。
沖縄県内でも5月に天久りうぼう、7月に開店予定の古島りうぼうに出店する。全国で10店舗を出店させたい考え。
ガレーカフェを入居させたホテル「ガレーショコラ&ホテル」の開業も計画。那覇市おもろまちにある本社を建て替え、18年12月のオープンを目指す。5階建てで全24部屋を予定しており、アジアからの観光客の需要を見込んでいる。
ココスアイランドは、観光土産品店「ちゅら玉」15店舗、マーサンミッシェル3店舗、飲食店などを展開している。
23日、沖縄タイムス社を訪れた洲鎌代表は「沖縄から高級チョコレートを全国に発信したい。観光客にもアピールし、アジアへの展開も目指していく」と話した。