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観光客840万人突破へ 16年度県目標達成確実

2017-03-23 13:42:05 | ニュース

 沖縄県文化観光スポーツ部が22日に発表した2016年4月~17年2月の入域観光客数は前年同期比10・6%増の799万700人となり、県が掲げる16年度目標の840万人達成が確実となった。16年3月の実績(約70万人)が維持できれば目標を大幅に超える約870万人となる見込みだ。

 16年4月~17年2月の国内客の累計は5・7%増の602万人だった。外国人客が28・6%増の197万700人で全体を押し上げた。4月以降、ティーウエイ航空が那覇―韓国・大邱(テグ)、中国東方航空が那覇―西安を新規就航し、外国人客数は引き続き好調に推移するとみられる。

 県観光政策課は「3月以降は春休みによる旅行需要の高まりに加え、各航空会社の予約状況も良好で今後も好調に推移する見込みだ」と予測した。

 2月の入域観光客数は前年同月比2・5%増の63万7900人となり、2月として過去最高を更新した。単月の過去最高を記録するのは40カ月連続で、前年同月の実績を上回るのは53カ月連続となった。

 2月の国内客は4・5%増の49万3800人。東京方面が7・1%増の24万1400人、関西方面が1・8%増の9万7200人、福岡方面が0・6%減の6万4900人、名古屋方面が6・3%増の4万3600人。

 外国人客は3・9%減の14万4100人。昨年2月にあった春節(旧正月)が1月に早まったことや、クルーズ船の寄港回数が減少したため3カ月ぶりに前年を下回った。韓国が14・8%増の4万5千人、台湾が37・1%増の4万3600人、中国本土が32・8%減の2万9300人、香港が20・7%減の1万1100人。

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高速 名護東道路に接続へ 許田から8.4キロ無料専用道

2017-03-23 09:06:41 | ニュース

沖縄本島北部地域の交通渋滞解消や利便性向上に向け、政府が既存の「名護東道路」と沖縄自動車道(高速道路)を接続し、信号のない高規格の「自動車専用道」として整備を検討していることが22日までに分かった。

整備によって沖縄自動車道が延伸される形となる。

関係者によると、沖縄自動車道許田インターチェンジ(IC)から名護市伊差川までの約8・4キロを自動車専用道路として無料で結ぶ。整備により許田-伊差川間が5~10分で通過できるようになる見通し。菅義偉官房長官は同日、関係省庁に検討の加速化を指示した。

許田IC-名護市街地間の国道58号は1日に3万台以上の自動車が通過するなど交通量が多く、恒常的に渋滞が発生している。政府の計画は国道58号沿いにある「道の駅許田」の信号を撤去した上で、同市数久田から整備中の高架道路を、同市世冨慶~伊差川間ですでに暫定的に開通している「名護東道路」につなげる考え。

信号のない自動車専用道路とし、高速道路と接続することで本部半島や国頭村、大宜味村などへのアクセスを良くする計画だ。

一方、「道の駅許田」の信号を撤去した場合、北向け車線の車が同施設を利用できなくなる。

そのため、政府は北向け車線の車でも同施設が利用できるよう、自動車専用道路の出入り口をつくったり、迂回(うかい)したりする道路の整備についても検討を進める。(池田哲平)

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2020年9月28日記事追加

沖縄・名護東道 本部半島へ延伸を検討 

政府、テーマパーク計画と連動

名護東道路の本部半島方面への延伸を政府が検討していることが27日、分かった。具体的内容はこれからだが、オリオン嵐山ゴルフ倶楽部で大型テーマパークを整備する計画が進んでおり、計画と連動させてアクセス性を高める考えだ。

名護東道路は名護市数久田と同市伊差川を結ぶ計画で、現在、伊差川―世冨慶間が暫定開通している。構想は、伊差川から先、本部半島方面へ道路を延伸するものだ。

今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部で進むテーマパーク事業は、年間来場者数300万~500万人を見込む。事業者側はその受け入れに対応した道路や鉄軌道などのインフラ整備を国や県に求めていた。

ただ、内閣府が2019年度実施した鉄軌道導入可能性調査では、テーマパークの来場者需要を織り込んでも費用対効果は事業化の目安となる1を下回った。実現の見通しが立っておらず、道路アクセスが鍵となる。

延伸の具体的なルートは今後、検討する。本部半島には沖縄美ら海水族館や今帰仁城跡をはじめ観光施設が点在する。古宇利島へのアクセスを含め道路整備のメリットがある。

中南部地区を中心に道路が混雑する中、整備の優先順位は不透明だ。政府はテーマパークをはじめとした需要や、地元の要望も踏まえ、整備時期などを検討していくとみられる。

 

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玉城デニー知事(左から4人目)に北部テーマパーク事業の進ちょく状況を説明したジャパンエンターテイメントの加藤健史代表取締役(同2人目)、コンサルティング会社「刀」の森岡毅CEO(同5人目)ら=27日、県庁

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本島北部のテーマパーク建設事業に携わるジャパンエンターテイメント(名護市)の加藤健史代表取締役と、コンサルティング会社・刀(大阪)の森岡毅CEOらが27日、県庁で玉城デニー知事と面談し、環境影響評価(アセスメント)を進める事業の進捗(しんちょく)などを報告した=写真。

一行は、来年1~2月に住民説明会を開いて具体的な事業内容を明らかにする考えを示した。

面談は冒頭以外、非公表で行われた。面談後に取材に応じた加藤氏らによると、事業地周辺の交通インフラ改善などについて全庁横断的な協力を求めたのに対し、玉城知事は「北部地域の経済発展に寄与することで、ぜひ協力をしていきたい」と応じた。

面談はジャパン社に共同出資するオリオンビールの嘉手苅義男会長、リウボウホールディングスの糸数剛一会長、ゆがふホールディングスの前田貴子代表取締役CEO代行も同席した。

テーマパークは今帰仁村と名護市にまたがるオリオン嵐山ゴルフ倶楽部の約60ヘクタール。

現在は環境アセス方法書の手続きを終え、6月から現地調査を実施している。

加藤氏は「新型コロナウイルスの影響を特段受けているわけではなく、事業が順調に進んでいることを報告した」と語り、事業計画に変更はないとした。

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北中城有志に特別賞 エイサーで東北を元気に

2017-03-23 08:40:41 | ニュース

北中城村の青年会の有志らで構成する「東北エイサープロジェクト」はこのほど、全国青年団協議会が主催する「全国地域青年『実践大賞』」の特別賞「全国青年OB県議の会奨励賞」を受賞した。

祝賀会が16日、北中城村中央公民館で開かれ、メンバーは、出席した新垣邦男村長ら村内の関係者と受賞を祝った。

東北視察研修活動報告会も併せて開かれ、防災に対する意識を高めた。


祝賀会でエイサーを披露する東北エイサープロジェクトのメンバー=16日、北中城村中央公民館

「東北エイサープロジェクト」は昨年8月に東日本大震災で被災した宮城県南三陸町と福島県新地町を訪れ、エイサーを披露して現地の住民を元気づけた。披露した後には鳴りやまない拍手と共に「アンコール」の声も響いたという。

震災直後から支援している村の有志「YORISOI隊」として被災地を訪問した青年会のメンバーが、住民から「エイサーが見てみたい」と聞いたことをきっかけに発足した。

活動費をイベントの出演によるカンパやオリジナルタオルの販売、企業121社からの寄付などで集めた。村内では、被災地で学んだことを各公民館で報告会を開いて還元する。

祝賀会では同プロジェクトの今年の活動として、村と岩手県葛巻町が姉妹町村となって30周年を迎えるのを前に、これまでなかった青年同士の交流を目的に、同町にエイサーを届ける予定であることが発表された。

同プロジェクトの金城光会長は「多くの人の協力があった。評価されてほっとしている。これからはいろんなところにエイサーを届けていきたい」と語り、笑顔を見せた。

 

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