9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について リチャード・A・ヴェルナー著<円の支配者>その4

2015年03月27日 | 日記
とあるスナックで

小林
ヴェルナーは、またアメリカの連邦準備制度理事会についても、言っていますね。  P-326

おおかたの人々は、日銀は90年代に景気回復を望んでいたと信じていた。だが、じつはそうではなかった。同じく、アメリカの連邦準備制度理事会は30年代の大恐慌を終わらせたいと願っていたのだろうと、我々は考える。アメリカに飢餓をもたらした悲劇だからだ。だが実際には、FRBはほぼ10年にわたって景気回復に必要な政策を実施しなかった。日銀と同じである。連邦準備制度理事会は1913年に創設された。中央銀行設置の提唱者が、中央銀行は金融危機の際に必要だ、そのときにはFRBが手を打って銀行の破産を回避すると、疑い深い議会を説得したからだ。だが実際にウォール街の大暴落ののちに、FRBが創設された理由にあたる状況が起こってみると、FRBは適切な手を打たなかった。紙幣を印刷せず、銀行システムを支援しなかったのだ。FRBは何万もの銀行が破産し、おおぜいの市民の貯蓄や生活の糧が消えていくのを座視していた。さらにひどいことに、30年代の失敗の原因はその前の十年にあった。20年代、銀行に過剰な信用創造をうながしたのはFRBだった。80年代の日銀とおなじである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする